ついにリバーサルフィルム(ポジフィルム)にまで手を出してしまう
今年の夏、ソール・ライター展を見て、ポジフィルムの出す色に一発ノックアウト! その足で新宿のヨドバシでフジフイルムの「VELVIA100」を購入上限の3本買ってしまう
ソール・ライターの使用したポジは"KodakのKodachrome"だが、すでに販売終了
唯一残るEktachromeは一本¥5630(ヨドバシ価格)
「それでも、俺はポジフィルムを使いたいんだよ!」
と、1番安かったフジフイルムの"VELVIA100"を購入(それでも1本¥3630)
生まれて初めてのポジフィルムを持って夏終わりの鎌倉に向かう
カメラはいつもの ”Nikon FM10”
レンズは ”Ai Nikkor 50mm F1.4”
フィルムはもちろん ”フジフイルム Velvia 100”
事前のネット情報だと、ポジフィルムは露出の融通が利かず、現像時のリカバリーが実質不可・・撮影のスキルが要求される
フィルムの値段¥3630と現像代¥1700合わせて1枚当りの単価は約¥160・・絞り、シャッタースピード、構図、シャッターを押すのにとても緊張&気合が入る
現像から戻って来たフィルムを確認して
「少なくとも何か写っている」
と、少しホッとする
(VELVIA100)
まだまだ夏空全開で青空の入道雲・・出来上がった写真を見て感動・・一挙に10年以上もタイムスリップした様な色合い・・全体に青みが強いのがVelviaカラーと言われるモノなのか?
(VELVIA100)
なみにVELVIAの写真のデーター化はニコンのフィルムデジタイズアダプターを使い、ソニーα7M3とFE50mmF2.5に接写リングを使用しマクロ化してのデジタルデュープ
カメラ側設定はAモード、ISO100固定、 F値は8、ホワイトバランスは太陽光固定、シャッタースピードが遅くなるのでレリーズを使用
撮影データーはRAWで、Lightroomではトリミングだけを行いJpeg化、色彩のレタッチは一切していない
(VELVIA100)
(VELVIA100)
空と海の抜けるような青色が素晴らしい
以下は同じ場所でデジカメ撮った写真(レタッチ済み)
(Sony α7M4)
(Sony α7M4)
一応、Lightroomでそれらしくリタッチしてみたが、どうしてもVELVIAの様な青が出せない・・色がリアルに仕上がってしまう
感動したのはこの葉っぱの写真
影の黒が素晴らしい
(VELVIA100)
同じ葉っぱをデジカメでも撮ってみた
(Sony α7M4)
デジカメはセンサー性能が良すぎるのか、暗い部分の表現力が良すぎてなんとなくボヤッとした感じになってしまう
この日は午後から雲が出はじめたのでメインの目的だった夕日撮影を切り上げた
なにせ1枚単価が高いのだ・・無駄には出来ない
(VELVIA100)
最後の江ノ島を入れた景色は、なんとなく露出が足りない写真になってしまった・・もう少し露出を上げた方が良かったのかもしれないが加減が分からない
同じ場所時間で撮影したデジカメの写真も上げておくが、雲が出てきて一挙に空が白くなっている こういうリアルな表現力はやはりデジカメ凄い
(Sony α7M4)
強い日差しのコントラストが有る時はまだ良いが、日が隠れたコントラストが弱い景色の撮影の設定等、カメラについている露出計だよりだと失敗する確率が多くなりそう・・ポジフィルム・・なかなか難しい・・
そんな訳でこの日の鎌倉湘南撮影は以上
続きは東京に戻ってから・・