香港で高層マンションが火災になり、大勢の方がなくなったそうだ。まだ行方不明者が多数いるようなので今後のマンション内の捜索結果によっては大幅に犠牲者の数が増えてしまうと予想される。
このニュースを見ていて多くの人が疑問に思ったり、驚いたであろうことがいくつかある。オイラも全く同じことを思ったからだ。
1、竹の足場
31階にもおよぶ超高層マンションに対して、竹で足場を組んでいたという事実。
2、密集して建てられた超高層マンション
あれだけの超高層マンションが寄り添うように6棟?7棟?も建てられていたこと。
竹の足場については香港の伝統的な建築技法だそうだ。昔のジャッキーチェンの映画などで竹で組まれた大凧?みたいなものからジャッキーが駆け降りるシーンを思い浮かべたが、まさか超高層ビルでの外装工事に竹の足場とは本当に驚いた。
しかも、目隠し&防炎のためのネットが防炎仕様でなかったこともあり、可燃物である竹と相まって炎があっという間に燃え広がってしまったという報道だ。
さらには密接して超高層マンションが建っていたことで隣り合わせの建物にも次々に燃え広がったそうだ。
そもそもタワーマンションのメリットのひとつは部屋からの眺望、景観だと思うのだがあんなに密集して建てることの意味がよくわからない。それに建物の間を吹き抜ける、いわゆるビル風はおそらくすごかったと思う。その風もあっという間に延焼してしまった一因かもしれない。。。
古くはタワーリング・インフェルノという映画もあったが、高層ビルでの火災は考えるだけで恐ろしい。下の階から燃え広がって来ても逃げ場がない。
大昔、オイラの実家の近くに、当時としてはかなり高層建築のマンションがあったが、火災が起きた時に消防署のはしご車の高さが足りず、高層階に届かなかったとずいぶん新聞ネタになっていたのを思い出した。
さらには戦後のデパート火災で逃げ場を失った人が窓から飛び降りてなくなったということもあったはずだ。
いずれにしてもオイラの住んでいる地区も場所によっては消防車も入れないくらいい密集している地区がある。たとえ高層建築ではなくても身近なところに危険の種は潜んでいるのだ。日々、気をつけたいと思う。
クルマやバイク、ちゃりでの交通事故もそうだが、火災は日ごろの心がけである程度は防げるはずだからだ。
地震だけはどうにもならないかもしれないが、それにしても非常持ち出しグッズなどを用意しておくだけでもだいぶ違うはずだ。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。