レンズごとの解像度比較 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

少し前からグダグダ書いている、軽量ズームレンズの実力検証についてである。

従来は超望遠での撮影がしたければ、いわゆる
大砲を買うしかなかった。オイラは何年もかけて1本ずつ買いそろえていったものだ。
すべてレフ機時代のEFマウントのレンズであり、今となっては旧型どころか3世代くらい前のモノだ。したがってキヤノンの修理対象からはとっくの昔に外れている。
壊れたらそのままジャンク扱いだ。(苦笑)
民間でオールドレンズのメンテをしてくれるところもあるようだが、キヤノンの超望遠の白レンズのメンテをしてくれるところは皆無らしい。orz

純然たる機械式レンズならば対応してくれるところもあるが、このEFレンズの場合はオートフォーカスや手振れ補正機構があるため、その制御基板が入っており、キヤノンはもともとその部品を修理業者にはおろしていなかったらしい。
したがってジャンク品を使ってニコイチにするくらいのことをしない限り、修理は不可能なのだ。。゜(゜´Д`゜)゜。

まあ、それはともかく、所有している長玉は下記となる。

・ゴーヨン(500㎜f4)・・・もちろん1型だ。
・ロクヨン(600㎜f4)・・・とうぜん1型だ。
・サンニッパ(300㎜f2.8)・・むろん1型だ。

カタログ上のスペックだとゴーヨンが約3.9㎏、ロクヨンが約6.4㎏、サンニッパが約2.5㎏。
いずれもレンズだけの重量である。orz

 

 


これらにカメラボディがつき、その重量に耐えられる一脚をつけて持ち歩くわけだ。そして、大抵の場合はテレコンも持ち歩くのでそのWt分だけさらに身体への負荷は増える。(苦笑)

おまけに短いレンズをつけたボディも含めた
2台持ちなんてのも今までは当たり前にやってきた。しかし、この装備で一日中歩き回るのは正直しんどくなってきたのでグダグダ検証しているのだ。(^_^;

上記に対して、このところ確認しているのは、ズームレンズだ。

EF100-400㎜は約1.6㎏。2倍のEFテレコンが325gなので両方あわせても約2㎏である。軽量級の一脚で対応可能なので合計重量の差はかなりだ。

レフ機ではこの組み合わせはオートフォーカスが動かなかったが、ミラーレスだと動くことを少し前に知った。そして、この組み合わせがごく普通に使えれば、200-800mmという焦点距離をサンニッパのレンズよりも軽い重量で持ち歩けることになる。(^-^)v

一回目はモテローとカートを撮ってみた。そして
流し撮りはまあOKだが、やはり画質が甘い気がしたので、アジアロードレースでも撮影して検証してきた。

趣味の写真だから、画質はある程度は目をつぶってもいいのだが、そこはそれ、煩悩というか物欲がムクムクと沸いてくるので、その物欲を開放すべきなのか、封印して地中深くに埋めておくべきなのかが悩ましいのだ。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

既報のように2回目のテスト撮影では、
本当に画質が甘いのか、甘いのだとしたら、それはEFレンズを使っているからなのか、はたまたあまり評判の良くない2倍テレコンがそれを助長しているかを検証してきた。
ただし、所有しているレンズはすべてEFレンズなのであくまでもその範疇での比較ということになる。

ちなみに、SUGOで全日本ロードレース撮った時の画像の枚数が多すぎていまだに確認が半分も終わっていないが、ゴーヨンで撮った画像には違和感はないが、EF100-400に1.4倍テレコンを入れて撮った画像はすこし甘く見えるものがあるようだ。すべてスローシャッターでの流し撮りの画像なので単なる『ブレ』である可能性も高いが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

まあ、そんなわけでアジアロードレースを撮りつつ、レンズごとの画質比較もしてきた。

比較したのは下記の組み合わせである。


EF500㎜f4IS(1型)+EOS R1
EF100-400mm(2型)+EF1.4テレコン+EOS R1
EF100-400mm(2型)+EF2テレコン+EOS R1


これらを焦点距離500㎜になるようにして林を撮ってみた。
HP用にサイズを落としているので違いは分かりにくいかもしれないが、一応貼っておこう。(笑)

R1+EF500mmf4(焦点距離500mm)


R1+EF100-400mm+x1.4テレコン(焦点距離504mm)

 

R1+EF100-400mm+2.0テレコン(焦点距離496mm)



15インチのラップトップで見比べる分にはそれほど違いは感じない。自宅の27インチモニターでもびっくりするほどの違いは感じないかな。
オイラの目はぼんくらなので。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

次に
中央部を拡大したものをスクショした画像での比較。順番は上と同じ。

 

 



さすがにゴーヨンと比べると100-400にテレコンをかませた画像は少し解像度は甘く感じる。ただし1.4倍と2倍のテレコンの差はそれほど感じないかなぁ。

次は画像の
右下の方を拡大したものをスクショしたもの。

 

 



ゴーヨンと比べるとテレコンをかました2枚のカットの甘さはかなりのものである。やはりオリジナルレンズの素性の違いでMTF曲線通りに周辺部の解像度の低さが出てしまったのだろう。
だが、オイラの節穴の目にはやはり1.4テレコンと2テレコンの違いはさほど感じられない。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
 

総合的な結論としては、さすがにゴーヨンの画質が一番すぐれているのは当然の結果である。

100-400に1.4テレコンつけただけでも画質は落ちていたが、2倍でもそれ程変わらない。
ただし、中央付近の画質低下はあるが、まあ、サードパーティ製のレンズと同等以上の描写はしているとおもう。

残念ながら周辺部はやはり明らかに画質が落ちていたが、サードパーティ製のものはきちんと比較したことは無いので優劣はわからない。(苦笑)

それを許容範囲ととらえるのか、やはり厳しいととらえるのかはひとそれぞれだろう。(´ー`)┌フッ

ま、そうはいっても機材の軽さは正義だ。(^-^)v
そもそもレフ機では使えなかった2倍テレコンをつけても実用になるという点だけでも素晴らしいと思う。(笑)

今後はどうしても画質にこだわる撮り方をしたければ、単焦点レンズを持ち出せばいいし、それよりも機動力とズームの自由度を生かした絵作りを優先するときは軽量機材で撮ればいいかな。(´ー`)┌フッ

 

あとは物欲という名の煩悩との戦いが延々と続くだけだ。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!