今シーズンはスキーブーツを新調する。昨シーズンの終わり頃にそう決めた。
ブーツは樹脂でできているものだけにいずれ加水分解する。一般には5シーズンくらいが限度と言われている。
オイラも4、5シーズンでブーツを新調してきた。
もちろん、5年どころか10年近く前に調整したブーツもまだ持っているが普通に使えるくらいだが。(^_^;
昔からBMZさんでブーツをフルチューンして貰ってきた。
何度も書いてきたようにかなりのクセ足というか甲高ダン広なので吊しではまず履けないのだ。orz
BMZさんは昔と違って手広く商売をしていて、従業員もかなり増えているため、基本的に平日しか対応してくれないので休みを取って行ってきた。
6月下旬のことだ。
通りかかったラーメン屋でお昼を食べてからだ。午後の約束なので。
まだこの時はあじさいも色づく前だった。
あまり期待して居なかったがけっこう美味かった。
そしてブーツを調整してもらっているBMZの技術もどんどん進化している。
大昔は足型にあわせたインソールを成形するくらいだった。シェルだしをする際はインナーブーツだけをはいた状態で当たる場所にマーカーで色を付けて、それが乾ききらないうちにシェルに足入れをして転写する手法だった。そしてそのマーカーが転写された部分を押し出していた。
それでももう5足くらいは作っているのでシェルの押し出しをする部分もわかっているらしく、前回のブーツの時はあらかじめシェルの加工が終わっていて、訪れた時はインナーのフォーミングをするだけだった。
今回は、足の3Dデータを撮り、それをもとに3Dプリンターで足の模型を作るという。それをみながらシェル加工をする場所を決めていくらしい。
ちなみに数日違いでアルペンボードの三木つばきちゃんに会い損なったらしい。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
それにしても前回のブーツはコロナ騒動が起きる前年の2019年の初夏に作った。そしてコロナをはさんであらゆるものが値上がりしているが、スキーブーツも例外ではない。
もともとフルチューンなのでブーツ代も入れると2足分くらいかかっていたのが今回は2.5足分くらいかかった。orz
次のブーツは初めから幅が広い金型で作られているモデルを選ぶかなぁ。そうすればつるしのままとは言わないまでも多少の手直しで履けるはずだ。純競技モデルではあまり設定は無いがいわゆる上級者向けモデルでもそういうのはあるのでおいらレベルの草レーサーには十分使えるだろう。
インナーブーツはせっかく作ったフォーミングがあるのでそれを使いまわすという手もある。アウターシェルは加水分解のリスクがあるがインナーブーツはヘタることはあっても切れたり、破れたりしない限り大丈夫のはずだ。(苦笑)
まあ、それはともかく、シェルだしをしてもらう期間をとり、なおかつお盆を過ぎるまではモタスポ撮影の予定も不定期に入っていることや、何をするにも暑いので9月に入ってから再訪することにして、BMZをあとにした。
それから3ヶ月弱が経過し、再び休みを取って行ってきた。(^-^)v
前回同様に午後の約束なのでまたラーメン屋でお昼を食べてから行くことにした。(笑)
白沢ラーメン。醤油とんこつで背脂を少し入れてある。とんこつとはいえそれほど動物臭くないので万人向けだ。九州の人には物足りないと思うが。(苦笑)
全体的にはやや安い方なのかな?
今回調整して貰うブーツは昨シーズンまで使っていたものと同じモデルだ。もちろんモデルイヤーは違うが。
ラング・ワールドカップRS
ZBだからいわゆるシェル硬度は140となる。
金型幅が92mmなのでそのままでは履けるわけもなく・・・(爆)
6シェルの25.5cmだ。足のサイズだけで言えば5シェルの24.5cmでも履けるのだが、前後方向は良いが幅とボリュームがあまりにもあわないので一度作ったけど懲りて、いまは6シェルにしている。
オイラの足の3Dモデルができていた。(爆)
それから前回訪れたときに提携している医者で全身のレントゲンを撮って貰い、骨格も含めていろいろ検討して貰った。
今までは膝を入れた状態では右腰が下がる。すなわち右足が短いと言うことで右の靴底に3mmのプレートをつけていた。
しかし、今回のレントゲンを見ると左脚の方が短いという。その結果を信じるならば左足にプレートを付ける方が良いのだが、単純に直立状態での骨格だけで判断するのは危険なのでブーツを履いて、左右の足に交互にコルク板を敷いて、膝を屈伸して膝がまっすぐ入るセッティングを探した。
するとやはり今までとおなじく右を上げ底にした方が右膝がまっすぐ出る。
逆にすると右膝が内側に入り込んでいわゆるX脚になってしまう。
骨盤の水平を見て貰ってもやはり右を上げ底した方が膝を入れても水平が保たれるようだ。(^_^;
そして今回もレグザムのフォーミングインナーブーツを入れる。
やはり吊しのインナーよりはフィットするし、オイラの場合、幅とボリュームに併せてワンサイズ大きめのシェルを選んでいることもあり、フォーミングが隙間を埋めてくれるのだ。(^-^)v
そんなわけで2時間半近くかけてブーツを仕上げて貰った。
いつも小指の付け根だけはどうしても圧迫されるのでそこだけは少し余分に広げて貰った。(笑)
終わったのは午後4時半すぎ。
急ぐ理由もないので途中で永井食堂によっておみやげのモツ煮を買ってきた。(爆)
なんだかんだお金と手間はかかったが新しいブーツができた。(^-^)v
右足は結局、5mmの上げ底にして貰った。
新旧較べると今までのブーツも全く傷んでいないので普通に使えそうだ。(^_^;
ソール長さは291mmで同じなのでスキーのビンディングの前圧調整はそのままで大丈夫だ。
だが、見ていてふと思った。
パワーベルトがどう見ても逆だ。ショップで履いたときにはベルトは一度締めたものの緩く締めただけだったので何となく違和感はあったものの特におかしいとは思わなかった。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
だが、ベルトを外側で絞るのが力も入りやすいし、何よりもバックルが内側だと左右で引っかかる可能性もある。
そこでつけ直すことにした。
アッパーシェルも20mmくらいカットして貰っているのでベルトの位置も下げてある。
これで準備OKだ。
あとはアクティブFさんにチューンをお願いしてあるニュースキーを受けとってくれば25-26シーズンの準備はOKだ。(^-^)v