マイスターへの道は険しい | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

デジタル一眼レフのイメージセンサー掃除の話である。
シルボン紙と無水エタノールを使っていろんなやり方を試している。

オイラがもっているデジイチは3台。すべてキヤノンだ。

1Dmark3、1Dmark4、1DXmark2である。

1DはAPS-Hなのでフルサイズではないが、センサーサイズはフルサイズと同じなので縦幅で言うと24mmだ。

シルボン紙を巻き付けるものはいろいろ試している。

・使い終わったスワブ

・スワブの軸
・アイスの棒
・木の棒(アメリカンドッグ用)
・樹脂の定規(幅21mm、幅22mm)

※木の棒と22mmのものは買い足した。
 

ちなみにスワブの軸は細くて剛性がなさ過ぎてビビるのであまりよくないことがわかった。ある程度の剛性は必要だ。

そこでちょうどいいサイズの棒を100円ショップで探していたら、アメリカンドッグ用の櫛が数十本入って100円で売っていたので買ってきた。先っちょはほどほどに細く、逆側は直径5mmくらい。両側とも試してみる価値はありそうだ。v(∩_∩)

シルボン紙も2種類を比較している。

・小津産業K-3
・HCL センサー用厚紙


 

シルボン紙の巻き方もいろいろ試している。
・棒に巻き付けて、鯉の口の形にする。(使う棒によって丸型、四角型になる。大きさもいろいろ)
・使用済のスワブに巻き付ける。

・アイスの棒に巻き付ける
・定規の先端に巻き付ける。

※巻く場合もニコン巻きもやってみたし、二つ折りで並行に巻いて少し太めにしたり。さらに棒からの突き出しをなくしてみたり、2mmあるいは3mmくらい突き出してみたり。


拭き方としてもいろいろやっている。
・無水エタノールを少なめにしてウエット拭きしてそのまま乾燥させる
・無水エタノールを多めにして、ウエット拭の後、すぐにからぶきする


拭き方のストロークもいろいろ。
・細めの棒で中央部かららせん状に周辺部までを拭き取る
・アイスの棒で一方向に3回動かしてセンサー全面を拭く
・スワブや定規を使って一方向にワンストロークで拭く


上記の内容で組み合わせも考えると無数にやり方がある。(^_^;

カメラによってもちょっと違うようだ。
1Dの2台はイメージセンサーの撥水性がいいのか、少ししか無水エタノールをつけていなくても拭いた後に液残りがある。そこですぐにからぶきできるように用意して置き、液残りでダストがまだ浮いているうちにからぶきをするとかなりの確率で綺麗になる。
フルサイズと同じ大きさのセンサー?ではあるが、実際に撮像素子として仕事をしているのはひと回り小さい部分なので周辺部にゴミ残りがあっても影響を受けにくいのかもしれない。

手ごわいのはフルサイズの1DXmark2だ。

こいつはいろんな拭き方を試してみたが安定してきれいになるという方法をいまだに見つけられていない。

以前書いたときは最後にレンズブラシで掻き出すと細かいダストが取れると書いたが、どうも
ブラシは使わないほうが良いようだ。きれいになるときもあるがむしろごみを呼び込んでしまうことも多い。ブラシそのものを完全にクリーンな状態に保つことが難しいからかもしれない。ブラシをはたいたくらいでは安定してきれいにはならないようだ。orz

それでもしつこくいろんなやり方で掃除しているうちに大きなゴミはいなくなったようだ。度重なる水拭き?で取れたのかもしれない。(´ー`)┌フッ

一回の水ぶきと乾拭きで綺麗にならないなら、やり方を変えてみて、水ぶきを複数回実施したうえで乾拭きというパターンもありかもしれない。
そのうち、ほぼ完全と言えるところまできれいになれば後はゴミがつかないようにしつつ、定期的な普通のクリーニングでOKなると良いなぁと願いつつ、ひたすらマイスター修行の日々が続いている状況である。(爆)


む~ん。キヤノンサービスやニコンサービスのプロフェッショナルの手さばきを一度リアルに見たいなぁ。。

ちなみに今度はこんなやり方を試してみようかなと思っている。

周辺部に細かいダストが残ることが多いのでアメリカンドック棒の柄の方で『鯉くち』を作り、センサーの縁取りだけを掃除してから、定規でフラットにワンストロークで掃除、仕上げに同じく定規の反対側につけたシルボン紙で乾拭き。

そんな感じだ。

そういうわけでやってみた。v(∩_∩)

 

棒につけた鯉くち状のシルボン紙で中心から渦を巻くようにクリーニングするやり方だと途中で拾ったダストを周辺部まで持って行けず、結局何処かで落としてしまう感じがする。何度もトライしたがデカいゴミが残ることが多い。仕上がりにバラツキが大きく、比較的上手く行くこともあるのだが。。

 

さんざん練習をかねて色んなやり方をした結果、上述のように1DのAPS-Hセンサーは割と簡単に綺麗になる。しかし、フルサイズの1DXの方はどうしてもパラッと砂を撒いたような小さなダストが残る。

かなりの回数、それも色んなやり方を試したが現時点では一度として100点は取れていない。(爆)

上の写真はF22で撮ったものだ。細かいダストが結構残っている。露出をもっとあげて明るく撮ると目立つはずだ。

 

それでもこのくらいまで来れば、少なくともモータースポーツの流し撮りでは背景にかき消されるものが殆どだろうし、撮影前にダストデータを取得しておけば、キヤノン純正ソフト『DPP』でオートマチックにダストデリートできる。完全ではないが大まかには効果があるのだ。

最後は手作業でのスタンプツールの出番となるが。(苦笑)

 

今のところ、100点は取れていないとかいたが、それでも安定して80~90点は取れそうなやり方はこんな感じだ。

22mmの定規の両端にK-3シルボン紙をNikon巻で巻き付ける。先端はあえて飛び出させなくてOKだ。

片方に無水エタノールをつけたら定規を撮像素子にあわせて軽くおさえつつ、いち方向に拭ききる。

定規を裏返して同様にもうワンストローク。

次に反対側のエタノールをつけていない方で同じようにワンストローク拭いたら裏返してもうワンストローク。

 

かなり試行錯誤したがこのやり方が今のところ一番安定している気がする。それでも上の写真のレベルだが。orz

 

さあ、今週末はもてぎでMotoGPだ。v(∩_∩)

 

土曜日の宿が取れていないので土曜の晩に帰ってきて日曜日は自宅でテレビ観戦をするか、あるいは土曜は車中泊をして日曜日は決勝の途中まで撮ったら帰ってくるか、迷うところだ。(´ー`)┌フッ

 

※追記

自分で書いておいて試すのを忘れていた方法をやってみた。棒に鯉くち状にシルボン紙をまき、無水エタノールをつけてからイメージセンサーの外側の4辺をクリーニングし、そのあとに定規に巻いたシルボン紙に無水エタノールをつけて表と裏で二回、同じ方向にクリーニング。仕上げに定規に巻いたシルボン紙にエタノールはつけずに同じように表と裏で2回、同じ方向にから拭き。

1回しか試してないが過去最高の出来映えだ。わずかに小さなダストが残ったが95点を上げてもいいくらいだ。v(∩_∩)

今後はこの方法で回数を重ねて様子を見ようと思う。

(´ー`)┌フッ