デジタル一眼レフのイメージセンサー掃除でいろいろ試行錯誤している件はすでに何度か書いている。
・幅のあるものにシルボン紙を巻き付けてワンストロークで拭く
・それでも残る細かいチリはレンズ用ブラシで掻き出す
この作業である程度はOKではあるが実際にレンズをつけて画像をチェックするとこまか~いチリがまだ残っている。(^_^;
こうなると意地でもまっさらの綺麗な状態になるまで効率的なやり方を追求したくなるというものだ。オイラはA型なのだ。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
シルボン紙はHCLのセンサー用の厚紙(これはもう売っていない)とHCLのレンズ用の薄紙の2種類を持っていて両方試してみた。
今のところの感触ではやはりある程度、コシがある方が掃除しやすく感じている。実際にきれいになるかどうかについての差異は今ひとつわからないが。(^_^;
ネットでいろんなサイトを見ているとニコンが動画をアップしてくれている。
この動画を見ると、細めの棒にシルボン紙をつけて中心部から周辺に向けてらせん状にクリーニングしている。
オイラもいろいろ試したが、市販のスワブと同じようにセンサーの幅と同じくらいのものにシルボン紙を巻いて左右の一方向にだけストロークさせた方が安定してそこそこきれいになっていたのだが、道を究めればらせん状のクリーニングの方がもしかするといいのかも・・・。
隣の芝生は青く見えるものである。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
ちなみにどうせなのでニコンのシルボン紙も買ってみた。(爆)
上述のようにHCLのシルボン紙でも使いやすさに差があるし、その使いやすいほうが今は手に入らなくなっている。そこでニコンのシルボン紙も試してみることにした。
写真の上がニコンのもので、下がHCLの厚紙タイプだ。ニコンのものは小津産業のダスパーという商品でニコンが使っているのはK-3という薄手のものだ。小津産業が直接販売しているものは80x300mmの大判でNikonの名前で売っているのはそれの半分のサイズ。今使っているHCLのものと同じだ。
今回はアマゾンで買ったので送料がかかってしまったがそれでも1.5k。500枚が2束なので1枚当たりのコストは1.5円だ。
いや、そもそも1000枚も使いきれそうもないが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
手に取って比べてみると、HCLのレンズ用の薄手タイプとダスパーK3は同じくらいだ。ニコンサービスではK3を使っているというから、別にHCLの厚手にこだわらなくてもやり方さえ会得すれば問題ないという事だな。
もっともそれ以前にHCLのものと追加購入したダスパーをあわせると1500枚くらい持っていることになるのでもはや使い切ることは不可能な気もするが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
ちなみにHCLのものは表裏が判別しにくく、気にせず使っているが、ダスパーは若干だが差がある。ニコンのサイトの指南書によるといちおうザラザラの方がうらでつるつるの方をセンサー掃除に使うべしとのことだ。
まあ、道具で改善する余地はすでに無くなっているのであとはクリーニング技術を磨くしかない。
この間まではシルボン紙での掃除は一回で決めないとダメだという思い込みがあったが、実写してどうしても細かいゴミが残っている現状を考えると、何回かのクリーニングを前提にしたほうが良い気がしてきた。(^_^;
シルボン紙の使い分けまではしないまでも、棒のサイズとセンサーのなぞり方をかえつつ3回くらいやる前提で掃除してみることにした。
3段階は下記でトライした。シルボン紙の巻き方は『ニコン巻き』で統一する。先端が厚くなりすぎないし、巻き終わりが手元の方に来るのでクリップで抑えたときにカメラのマウントから距離を取れるので作業がしやすいからだ。
1:スワブの細い柄にシルボン紙を巻いてらせん状に掃除。
2:アイスの棒にシルボン紙を巻いて一方向に掃除。
3:使用済みスワブにシルボン紙を巻いて、一方向に掃除。
2のアイスの棒は両端をフラットに加工したうえで、シルボン紙は両端が使えるように巻いた。
こうすると両側を使えるので作業効率がいいのだ。v(∩_∩)
今までの作業でもそうだったが、ダストルーペで覗いたくらいでは細かい塵レベルのごみは目視できない。そこでレンズをつけて実写して確認するのだ。
レンズは手持ちの中で一番軽くて小さい50mmF1.8をつけた。
まずは最大絞りのF22で壁紙を撮影。SSが遅くなるようにISOを調整したうえで流し撮りにするとゴミが残っているときに視認しやすい。
お次はF11、さらにF8で撮影してみた。
シルボン紙の巻き方や巻き付ける棒、そしてこすり方をいろいろ変えては上記の3段階で試写してはダストの映り込みを確認して見た。
この画像サイズだとわかりにくいかも知れないが、カメラの液晶での再生で拡大するだけでもダストの存在がはっきりわかる。orz
正直言って、完璧なクリーニングを毎回やるのはよほど練習を重ねない限り無理だろう。ヽ(´ー`)ノ ハア
強いて言えば、やはり、先が細い棒にシルボン紙を巻き付けて渦巻き状にクリーニングするのは結果のバラツキが大きめになるようだ。
アイスの棒なり、使い古しのスワブなりにシルボン紙を巻き付けて一筆書きでクリーニングする方が大きいゴミの残りは少ない気がする。
ちなみに使い古しのスワブにシルボン紙を巻き付けるとスワブにまで無水エタノールが染みこんで液残りが多いと以前かいたが、Nikonが使って居る薄いシルボン紙だとそんなことはないようだ。(^_^;
実際の撮影の際にオイラはNDフィルターを併用してなるべく絞りが開くようにしている。別スレでも書いたが特に金網越しでの撮影ではとにかく絞りを開けて被写界深度を浅くしないと網の映り込みを消せないからだ。
まあ、可変NDフィルタをつけられるレンズの場合は絞りはF8前後になるようにISO感度を調整する。
ドロップインタイプのフィルタを使う長玉では、ND4、8、16を用意していて極力絞りを開けるようにしている。シャッター速度とまわりの明るさによってはISOで調整しきれず、狙った絞り値にできないことが殆どだが。(苦笑)
まあ、それでもF8からF14くらいの間におさめられるようにしている。画質的にも全開放やフル絞りよりはよくなると言われているので。。。(^_^;
しかし、細かいチリレベルの汚れならば、キャノンの場合はダストデータ取得という機能があり、レンズをつけたあとで一回撮影しておけば、あとでキヤノン純正ソフトのDPPで観たときにダストデリート機能を使ってある程度まではワンアクションで消すことができる。
それ以上は、セレクトした結果、作品?として残したいものについてだけは部分的なスタンプ作業でゴミ消しをするしか無いかな。。。
それともっとも大事なのは地道なクリーニング作業の練習だ。
ここ2週間くらいですでに30回くらいはやっていると思う。
道は険しいが・・・・orz