タイヤの空気圧というのは性能や安全を確保するためには大切なものである。また燃費にも直結する。
オイラはクルマの場合は指定空気圧よりも少しだけ高めにしている。クルマのタイヤはエア圧はあまり落ちないので数か月に一度見ておけば大丈夫だ。
オートバイの場合はもう少し面倒だ。オイラのブルーサンダー号はオフロードバイクだ。オンオフタイヤの場合はメーカー指定では、1.5barという事になっている。
しかし、ダートを走る場合はこれでは圧力が高すぎるのでオイラはフロントを1.2、リアは1.0くらいにしている。ダートでのグリップだけではなく、履かせているタイヤにもよるがオフロードよりのブロックの粗いタイヤだとあまりエアを入れると接地面積が少なくなって特に舗装路でのグリップが低くて危ないのだ。
転がり抵抗は増える方向だがバイクならアクセルを開ければ前に進むのであまり気にしない。燃費は少し悪くなるのだろうが。。
ちなみにモトクロスコースを走る場合はもっと低くする・・・(-。-) ボソッ
自転車となるともっとややこしい。
ロードバイクの場合、かつての23cとか25cクラスの細めのタイヤだと結構な圧力を入れるのが常識だった。オイラもかつては8barくらい入れていた時期がある。(笑)
パンパンに空気を入れている方が転がり抵抗が少なくなって楽に走れると思い込んでいたのだ。
だが、タイヤが固くなるので乗り心地が悪いというかごつごつした突き上げは常に来るし、とんがったものを踏んだときにトレッド面が変形していなすことができないのか、パンクする確率が高い印象があった。
そこで最近は7barくらいで走るようにしていた。チューブ入りでの運用だ。
体重があるのであまり下げるとチューブピンチでのパンクリスクがあるのでこのくらいがいいところかなと思っていた。
しかし、昨今のチューブレス化で言われるのはもっと低圧での運用が適正だという事だ。
もともとチューブレス構造で高圧に耐えてシールするためにはいろいろ厄介なこともあり、タイヤを少し太くして設定エア圧を下げて、接地面の形状を縦長から横長にすることで転がり抵抗の増加を防ぎつつ、エアボリュームの増大による乗り心地の向上やグリップ力向上を図っているのだと思う。シール性を確保しつつ、いいとこどり狙いだろう。しかもチューブレスならばチューブピンチによるパンクリスクはなくなる。もっとも極端に下げるとサイドウォールを傷つけたり、リムそのものを破損するリスクはあるが。(^_^;
まあ、そんな流れで現在、通勤用の盆栽キング号と週末用のグレートパンダ号はそれぞれチューブレス化したうえで今までよりもタイヤの空気圧を下げて運用を始めたところだ。
盆栽キング号:グラベルキングSS+(35c)TLC
現在は2.5~3.0barで様子を見ている。乗り心地はいいし、街中の縦目地や段差でもハンドルをほとんどとられないので安全である。従来通りの週に一度のエアチェックではチューブの時とあまり変わらないので実用上の問題は皆無だ。
グレートパンダ号:アジリストDURO(28c)TLR
まずは6barで運用を始めたところ。特に問題は無さそう。もう少し下げても問題なさそうなので、おそらく5.5~6.0くらいに落ち着きそうな気がする。タイヤメーカーの指定では28cの場合は6.5bar以下の指定だ。
試しに限界を確認するために4.5barで少し走ってみたが特に転がりが悪くなるほどでもないし、乗り心地はいいし問題はない。但し、リアは見た目の潰れ量がそこそこあるので万が一段差の角にぶつけたりするとリム破損のリスクがありそうだ。
オイラのウエイトも加味して、とりあえずは5.5barでしばらく様子を見ることにしよう。(´ー`)┌フッ