急遽、インドへ出張してきた。
再赴任が無くなった時点でスーツケースや変圧器、変換アダプターなど海外グッズ?は全て捨ててしまったのでけっこうドタバタだった。(苦笑)
本来は別の人間が行く予定だったのだが、もろもろの事情により行けなくなったため、インド駐在経験(と言ってもコロナ疎開があったため実質滞在期間はわずか8ヶ月だが)のあるオイラにお鉢が回ってきたのだ。
かつてのビザは8月に切れていたので急遽ビザを取得するところから始まった。時間が無いので正規のビザ発行手続きではなく、eVISAを取得した。それでも1週間はかかると言われていたが、2日で取れた。(^_^;
まあ、そんなわけでいざ出発。
朝の上り電車で混雑する中、スーツケースを抱えて乗るのがいやなので5時起床でかなり早めに電車に乗った。
羽田発のフライトなので自宅から比較的近い駅でリムジンバスに乗り込むも首都高速の事故渋滞で一時はどうなるかと思ったが、定刻よりも40分遅れでは有るものの3時間前の到着を目標にしていたこともあり、何とか間に合った。
現地駐在中の友人達にと思って居たが時間切れで土産を買えず。orz
チェックインでスーツケースを預けたあとはセキュリティで機内持ち込み手荷物の検査だ。
電子機器はもちろん金属のものは全て出すのがかつての常識だったが、液体以外は出さなくてもいいらしい。
ボディチェックもだいぶ機械が進化していた。。(^_^;
それにしても羽田の国際線ターミナルはけっこう勝手が違う。
2年8ヶ月前にインドからコロナ疎開で帰って来たのでArrivalは経験したが、Departureは初だ。
出発まで少しだけ時間があるのでラウンジに行ってみたが、コロナ時代の標準なのかセルフで取れる軽食がない。カウンターでオーダーして料理などを受けとる方式だった。
そうこうしているうちにようやく出発。ビジネスクラスでのフライトなので割と快適だったが、所要時間は約9時間ちょっと。
そしてデリー空港での入国手続きは相変わらずの渋滞。
預けた荷物を受けとったのはバンガロールへの乗り継ぎ便のボーディングタイプまで1時間を切っていた。(^_^;
国内線搭乗前の手荷物検査を終えたのはボーディングの10分前。しかも搭乗ゲートは一番遠い場所。。。
オイラがゲートについたのが時間ちょうど。一緒に移動する同僚達は手荷物検査で引っかかり、遅れるもみんな汗だくで何とかやってきた。
だが、結果的にボーディングが30分遅れたので無事に搭乗することが出来た。そして出発は1時間遅れ。
ま、インドあるあるだが。(爆)
北インドのデリーから南インドのバンガロールまでは約2000kmある。フライト時間は3時間。。。
バンガロール空港着が現地時間の12時少し前。
その後なんだかんだでホテルにチェックインできたのが午前2時。日本時間の午前5時半だ。
実に24時間活動したことになる。orz
ヘロヘロになりながらもとにかくシャワーを浴びるがお湯が温めの上に出方もショボい。ちょろちょろしか出ないのだ。
それにしてもトイレのハンドウォッシャーには久しぶりの対面だ。(爆)
翌朝まで爆睡。。。
日本を出たのが月曜の午前。バンガロールに着いたのは同日の深夜。
そして翌日からは取引先と打ち合わせだ。
それにしてもバンガロールはさわやかである。標高が約1000mある高地なので空気もきれいだし、暑すぎず、寒すぎず。湿度も低いので快適だ。
そしてこのあたりではインドでは唯一、牛肉を大っぴらに食べられる地域だ。
もっとも牛と言っても水牛だが。(^_^;
ヒンズー教では牛は神様だが、水牛は悪魔らしい・・・・・(-。-) ボソッ
火、水と取引先と打ち合わせをしたのち、水曜の晩は現地駐在員が食事会を開いてくれたのだが、その店で噂の水牛ステーキを食べることが出来た。
まあ、普通にうまかった。v(∩_∩)
そして2日間の打ち合わせの後、木曜の朝イチでオイラは一人だけ先にデリーに戻った。
しかし、デリーに到着後、待てど暮らせどスーツケースが出てこない。。。
どうやらロストしたらしい。
バゲッジクレームでどうなっているんだと確認すると、まだバンガロールにあるらしい。。。
ふざけんなよっ!!
すったもんだやりとりをしたものの、どうやら非はオイラにあったようだ。(苦笑)
モバイルバッテリーをつい邪魔だからとスーツケースに入れてしまったのが敗因の様だ。
かつては電池の類いは手荷物での機内持ち込みが禁止されていた時代があるが、いまは預け入れ手荷物へいれるのが禁止となり、手荷物で持ち込む必要があるそうだ。
数年前にサムスンのスマホがだいぶ燃えたので変わったのだろう。。。
その日の便で後追いで来るという話なのでスーツケース無しで空港をあとにすることにした。
それにしても空が青いのでびっくりである。この時期のデリー周辺は大気汚染がひどく、常に霧の中に居るような感じがデフォルトだからだ。
午後、デリー郊外の事務所に行き、デリー直行組と合流。
夜、グルガオンのホテルにチェックイン。勝手知ったるグルガオンだ。
だが、スーツケースが無いので着替えは一切なし。ホテルのランドリーサービスを使うと帰ってくるまでの間に着る下着がない。だから、当然パンツは手洗いだ。出来るだけ絞った後バスタオルで水分を吸い取るが、それでもかなり湿っぽい。
ま、パンツは穿いていればすぐに乾くのでそれでも良かったが、Tシャツはそれだけではさすがに無理。試しに着てみたが乾く前に風邪をひきそうだったのでもう一度脱いで室内に干しておいた。
そして部屋のエアコンを温度設定を高めにして風量はMAX。明け方まではパンツ一枚で寝て、朝、生乾きのTシャツを着ることになった。
もっとも翌日からはだんだん知恵が働き、ドライヤーを活用することにしたけどね。(爆)
そして綿の靴下がいちばん手ごわい。
絞ってからハンガーにぶら下げてエアコンの風が当たりやすい場所にぶら下げて置き、朝起きてからドライヤーで炙ると結構乾く。さすがに220Vは強力である。
干すときも指先を上にするとつま先側の乾きというか水分が抜けやすいのでいくらかましである。(爆)
それにしても仕事用のPCや書類は持ち歩いていたので業務推進には困らなかったが、PCやスマホの充電器やケーブル、マウス、筆記用具、変圧器などすべてスーツケースの中なので充電が足りなくなると同僚のACアダプターを借りて充電していた。スマホも同様だ。
肝心のロストバゲッジだが、インドローカル航空なのでやり取りをしようとしてもレスポンスが遅く、話がかみ合わない。
埒が明かないので駐在時代の所属の総務のローカルメンバーに交渉をお願いした。結果的にこの判断は正解だったようだ。アドミのローカルスタッフが賢明に交渉してくれたが、それにもかかわらずなかなか事態は進展しなかった。orz
木曜日のフライトでトラブルになり、結局、光明が見えたのが月曜日。(爆)
月曜日の晩までにデリーに着くので火曜の朝には受け取れると連絡が来た。
しかし、火曜日は仕事で忙しく、空港まで荷物を取りに行く時間がないので水曜日のあさイチに受け取ることにした。
ちなみに月曜、火曜はいつもの大気汚染がやってきた。朝イチは真っ白である。(苦笑)
当初の連絡ではモバイルバッテリーを取り出すから、ダイヤルロックの番号を教えろと言っていたが、オイラのスーツケースはダイヤル式ではなく、機械式の鍵だ。
もしかしたらTSAではなかったかもしれないと思い、鍵は壊しても良いと伝えておいた。
無事にデリー空港で受けとってから一番気になっていた日本の財布(キャッシュカードその他、全て入って居る。)の無事を確認し、ふと見ると、鍵は壊されていない。
記憶が曖昧だったがキーロックもTSAタイプだった。どうやらマスターキーで開けたらしい。。。
だったら、グダグダやりとりをせずにサッサとモバイルバッテリーだけ取り出して送ってくれれば金曜日には受け取れたはずだ。
まあ、このあたりがインドあるあるなのだが。。。。(爆)
ちなみに行きに羽田で借りたモバイルタイプのWi-Fiルーターがモバイルバッテリー機能付きだっため、ついうっかりと自前のモバイルバッテリーをスーツケースに放り込んでしまったのが全ての失敗の始まりだった。(^_^;
そんなわけで木曜の朝のフライトでロストした荷物を翌週の水曜の朝受け取ったことになる。
丸一週間着の身着のままで過ごしたことになるが案外何とかなるものだ。バキッ!!☆/(x_x)
オイラはさほど髭が濃い方ではないが、さすがに1週間髭を剃れなかったのでひげ面だ。(爆)
話は遡るが木曜日午後にデリー入りしてからは金曜、土曜と取引先と打ち合わせを行い、ようやく唯一の休日、日曜日を迎えた。
今回はかなりの大所帯での出張なのだが、変に気を回す奴が居て日曜日は観光とお土産購入ツアーを現地駐在員がアテンドすることになっていた。
だが、タージマハルへの日帰り弾丸ツアーは誰もが拒否していたため、結局、ツアコン役がオイラに回ってきた。。orz
オイラ、タージマハルは行ったことがあると言うだけで別に案内は出来ないんだが。。。(苦笑)
いや、それ以前にオイラ出張者だし・・・・。(^_^;
グルガオンからアーグラにあるタージマハルまでは片道130kmくらいはあるので片道で4時間はかかる。
ま、若手がふたり、行きたがっていたので仕方なく引き受けることにした。。
だが、大気汚染がひどいこの季節なのでどこまでスッキリ見えるかどうかはギャンブルだからとあらかじめ吹き込むことも忘れなかった。バキッ!!☆/(x_x)
朝6時に出発し、途中の休憩を挟んで10時くらいに到着した。以前よりも道が良くなっているようで実に順調だった。
途中では霧?靄?はかなり濃くて、先が思いやられた。。。。
だが、到着してみると思ったよりも靄?は濃くなくて若者ふたりは十分堪能できたようなので何よりだった。v(∩_∩)
ひとつだけ失敗だったのはいざ帰ろうとして入り口に戻ってからドライバーに電話して呼び出そうとしても、人混み状態のせいか、携帯の電波の取り合いでまったく電話がかけられず1時間くらいロスした。
あらかじめピックアップしてもらう場所と時間を取り決めておくべきだった。
久しぶりのインドなので、こうしたインドあるあるをすっかり忘れていた。orz
まあ、すったもんだの末にようやくドライバーにピックアップしてもらい、昼ご飯を食べに行く。
別に決めた店があるわけではないし、知っている店があるわけでも無いのでグーグルマップで検索して適当に選んだ。(苦笑)
観光客向けのホテル内にあるレストランだが、まあ、無難だった。
中華などもあったがせっかくなのでインド料理(ムガル料理)を愉しもうと言うことでビリヤニとカレーを頼んだ。
普通に美味しかったし、値段もリーズナブルなのでまあ悪くはない。
若手ふたりのうち、ひとりは女性だったのでトイレがまともだったのもポイント高い。(爆)
ドライバーのピックアップに時間がかかったことと帰りにわざわざデリー中心部へ突入してしまったため大渋滞で予定よりも1時間も余分にかかった。。。。
お陰でライトアップされたインド門も観られたけど。。。(^_^;
結局、6時出発、20時到着の14時間の弾丸ツアーだった。。。疲れた。。。orz
週明けの月曜、火曜も取引先との打ち合わせ。。。
しかし、デリーに戻ってからはずっと若手の子守状態だったので疲れが更にマシマシだ。技術的知識と経験が乏しいうえにまともに英語が出来ないのでほとんどオイラが仕切って決めた。
オイラも英語はメチャクチャだが何とかコミュニケーションを取ることは出来るし、相手が言っていることもわかる。v(∩_∩)
しかし、月曜日の打ち合わせの部屋がもの凄く寒く、しかも、前述のように荷物が無いため、着るものも乏しく、1日寒い思いをしていたら思いっきり風邪を引いてしまった。orz
まあ、そんなわけで話は水曜日に戻る。
朝、いったん空港に行き、荷物を引き取ったあと、事務所へ行き、今回の出張のまとめと報告の準備だ。
その傍ら、オイラは全然別件で打ち合わせを行い、何とか撤収時間までに全てを終わらせることが出来た。月曜の晩に寝ていて喉が痛み出し、火曜からは鼻水ずるずるだったが何とか乗り切った形だ。
そして木曜日に最終報告を行い、午後に空港へ移動して帰路についた。
インド時間の晩飯時に出発し、日本時間の6時過ぎに到着するので実質的なフライト時間は6時間ほど。ジェット気流のお陰で行きよりも3時間近く速い。
機内食を愉しんだあとはとにかく寝ることに専念した。
そして帰着後、リムジンバスが9時半近くにならないとでないのでそれまでは空港内で時間つぶしだ。
それにしても日本の空が青いことに今更ながらに感動した。(爆)
昼前にようやく帰宅。v(∩_∩)
さすがに疲れた。実質休み無しで無茶な移動から始まり、着の身着のままで1週間を過ごし、唯一の休日も弾丸ツアー。。。
永遠の25才とは言え、さすがにヨレヨレである。。バキッ!!☆/(x_x)
幸い、金曜の到着後から土曜、日曜とひたすら休息に務めたので日曜日になってようやく疲れが取れた気がする。v(∩_∩)
それはそうと、羽田への降下開始直後から耳がまともに聞こえなくなり、かなり焦った。気圧変化によるものだがいつもはすぐに耳抜きが出来るのだが、この日は7時前にランディングし、昼に帰宅しても右耳はまともに聞こえないままだった。
昨今は、何かと突発性難聴の話を聞くし、これの治療は症状が出たあとの数時間が勝負という話なので帰宅後、歩いて行ける耳鼻科にいって診てもらった。
どうやら風邪引きのせいで鼻が詰まっていて、鼻と耳をつなぐ通路がふさがっているせいでうまく耳抜きが出来ていないそうだ。鼻づまり状態で気圧の変化があると起こりがちだという話だ。
まあ、ややこしい症状ではなくてひと安心だが、その後も聴力は戻らないで不安を抱えつつも疲れが勝り、夕方には寝てしまった。
そして起きたあとはスッキリと耳も聞こえるようになったのでOK。v(∩_∩)
久しぶりのインドは楽しかったが、やはり大勢での出張と言うこともあり、何かと気を遣い、疲れた。。。
さ、週明けは数日出社したら今度は年末年始恒例の山ごもりだ。スキー三昧の日々が始まる。
楽しみ楽しみ。。。v(∩_∩)
最後にオイラが駐在中の10月に行ったときのタージマハルの写真を貼っておこう。この時は実にきれいな青空で朝早めの時間だったこともあり、きれいな写真が撮れたのだ。v(∩_∩)