久々の盆栽いじりとチョットした誤算。。。(^_^; | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

オイラのチャリのうち、昨年の夏に買った銀ぎつね号(折りたたみのミニベロ)はさすがにハンドル周りのポジションをいじったくらいだが、盆栽キング号(チネリ・ジデコ)グレートパンダ号(デローザ・アイドルDisc)の2台はフレームを海外通販で購入し、必用なパーツを集めて自分でくみ上げたものだ。

家の中でくみ上げる作業はまるで盆栽いじりでもしているかのようで、楽しさと充実感がある。v(∩_∩)

 

グレートパンダ号はもはやいじりたい部分は無いのだが、盆栽キング号にはちょっと追加したい部品がある。

 

キング号は主に通勤用に使っている。(今は在宅勤務だからほとんど出番は無いけど。)

通勤での無用なトラブルを避けるために太めのタイヤが穿けるフレームを探した結果行き着いたのがシクロクロス用のフレームだった。

ディスクブレーキのついたロードバイクの規格がまだ落ち着く前の仕様なので前後のアクスルがクイックリリースタイプなので適合するホイールがあまりないのが玉に瑕だ。

前は9mmx100mmのクイックリリース、後ろは9mmx135mmのクイックリリースだ。

今やディスク仕様はほとんどスルーアクスルになっているため、今履かせているカンパニューロのゾンダくらいしかまともなホイールは見当たらない。。

 

まあ、ホイールに関する物欲は大して大きくはないので問題ではない。

いまはゾンダにグラベルキングを履かせてメインにしている。それに予備のホイールとしてshimano WH-RX31と言うものを持っているし(鉄下駄だけど)。現在は3本ローラー用のタイヤを履かせてあるが必要ならば、オフロード寄りのタイヤを予備として持っているのでいつでも交換して使うことも出来る。

 

話を追加したい部品に戻す。

2年くらい前にshimanoがグラベルロード用のコンポとしてGRXと言うシリーズを発売したのだがこれにサブブレーキの設定がある。上ハンドルに付ける補助ブレーキだ。

ワイヤータイプでこれを付けるとブレーキの引きが重くなってしまうであろう事は容易に想像がつくが、GRXは油圧システムだ。

そしてオイラの盆栽キング号もアルテグラの油圧ディスクシステムでくみ上げてある。

だとすれば、サブブレーキだけの追加装着が出来るはずだ。

 

街乗りではブラケットから手を離して乗ることは滅多に無いが、とっさに急ブレーキをかける必要が生じた場合、ブラケットポジションでのブレーキングって意外に力が入らないから制動力で言うと、トリガーブレーキタイプにだいぶ劣る。

銀ぎつね号はその点、制動力に不満は無いが所詮は小径ホイールの運命で、フルサイズと比べてしまうとやはり安定感が劣る。履いているタイヤも28Cであり、タイヤ選択の自由度も少ないので、32Cを履いている盆栽キング号に安定感では劣るのだ。

そこで上ハンにサブブレーキを追加すれば、とっさの場合の急制動でも安全性が増すはずだ。

 

まあ、そんな妄想を言い訳にして、要するに久しぶりに盆栽いじりをしたくなったというわけだ。(爆)

 

少し前にネットを徘徊しているときに左右のサブブレーキセットを見つけたのでつい買ってしまった。v(∩_∩)

 

左右のブレーキアームに油圧ホースやジョイント、オリーブなどがセットになっている。v(∩_∩)

 

サブブレーキのマスターシリンダー部がかなり出っ張るのでレックマウントのダブルアームとの干渉が心配だったが、仮あわせをしてみたところ問題なく付けられそうだ。v(∩_∩)

 

写真の状態のあと、左側も仮止めしてみたがまったく問題ない。v(∩_∩)

ハンドルポーチだけはつけようがないので外したけど・・・・(-。-) ボソッ

 

・・・とここまでの作業をしたのはまだ1月だったはず。(^_^;

しかし、週末ごとに山に行ってしまっているため、まとまった時間がとれず放置プレイのままだった。(苦笑)

だが、思い立って作業することにした。

 

はじめにやるのは銀ぎつね号だ。

改造と言う類いの作業ではない。

フロントブレーキホースがだらしないくらいに長すぎるので前から短くしたかったのだ。どうせ油圧ブレーキ周りをいじるのなら一緒にやってしまおうというわけだ。v(∩_∩)

ショップから受け取ったときよりもハンドルの両端を2.5cmずつカットして短くし、さらには低く、前に移動させた影響も有るとは思うがなんぼナンでも長すぎるのだ。ショップとしては短すぎると問題が出るので余裕を持たせてセットアップするのだろう。。。お客によってはハンドルを高くする人も居るだろうから余裕がないと致命的だ。(苦笑)

 

年末にインドのアパートから戻ってきた荷物の中には自転車整備のための工具や予備のパーツが有るのであとはやるだけだったのだが、これも延び延びになってきた。

 

このところの春の陽気に誘われるようにようやく重い腰を上げた。

 

 

このタイプの作業は楽勝だ。ホースが外配管でしかもフロントならば配索も縦方向なのでエア抜きも大して苦労はない。

ブレーキレバー側の締め付けをいったん外し、ホースをカットする位置を決めたらエイッとばかりに切る。

ホース内径の修正と切り口をやすりでフラットになるように少し削って、新しいジョイントとオリーブを使って締め直すだけだ。

ジョイントをホース内径に圧入するのは専用工具などなくてもできる。ジョイントに少しだけグリスをつけてから指で入るところまで押し込んだら、ホースをしっかりと持ってプラハンでジョイントを叩いて押し込む。ココまででだいたい半分くらいは入る。

次にホースを傷つけないようにウエスを巻いた上からプライヤーでくわえて、再度プラハンで叩く。しっかり保持しているので今度は突き当てまでさほど苦労せずとも打ち込むことができるのだ。v(∩_∩)

後はしっかりとオリーブがつぶれてシールするように接合ジョイントをねじ込むだけだ。

 

オイルラインを一度切ることになるため、エア抜きが必要となる。

ブレーキフルードを供給しつつエア抜きをするのだが、フラットバーハンドルでトリガータイプのブレーキなのでオイルラインの中で一番高い位置にブリード穴が来るようにして作業すればあっという間である。v(∩_∩)

黄色で囲った部分ブリード穴なのでココにサクションカップを取り付けてフルードを満たした上でレバー操作をすればすぐにエア抜きは完了だ。

 

下の写真で黄色いラインが長かったときのブレーキホースの取り回しだ。それに対して赤いラインが修正後のブレーキホースの配索となる。

ブレーキホースが長すぎてだらしなかったのを修正できたので見た目がだいぶ軽快になった。v(∩_∩)

 

この作業の後、ついでと言ってはナンだが盆栽キング号の作業も勢いで始めてしまった。v(∩_∩)

ホントは日を改めてやるつもりだったんだけどね。(苦笑)

 

 

もともと油圧ディスクブレーキ仕様で組んである盆栽キング号だ。

上ハンドルのところにサブブレーキレバーを追加する作業だ。いわば、途中にブレーキレバーを割り込ませるだけ。

元々のブレーキホースのちょうどいいところでカットすれば後はつなげるだけだ。楽勝楽勝。。

 

 

そう思って、エイヤとばかりにブレーキホースを切った。

だが、考えが甘かった。

上の写真ではわかりにくいが、黄色の丸で囲んだ先端部分を矢印部へ突っ込んで固定するのだが、このあたりだろうと目検討でカットした位置では届かなかった。orz

キャリパー側だ。ガク

しかも、レバー側のホースも実は短くて届かないことがわかった。orz

 

なんてこった。。。

キャリパー側に使えるほど長いホースは手持ちに無いのでネットで注文する羽目になった。(^_^;

しかもブレーキホースをすべて交換することになってしまったため、ブレーキフルードの充填とエア抜きの手間がかなりかかりそうだ。ヽ(´ー`)ノ ハア

 

まあ、せめてもの救いはフロントだと言うこと。

フロントブレーキホースの取り回しは縦になっているのでエア抜きも比較的しやすい。それに盆栽キング号の場合はブレーキホースがフロントフォーク内ではなく、外側を通るので必要とあらばキャリパーを高い位置にあげてエアを抜きやすくすることも可能だ。

最初に組んだときはそんな風にしたっけ。

 

とりあえず、サブブレーキレバーセットにはSTI(ブレーキレバー)側に使える程度の長さのホースが付属していたので、それを使ってリアブレーキの配管だけは終わらせた。

フロントで失敗したのでさすがに変な色気は出さずに、キャリパー側から伸びてきているホースが十分に届く位置でカットし、STIレバー側のホースは付属のものを使ってちょうどいい長さに調整してから取り付けた。

キャリパー側のホースのブレーキフルードは抜けていないのでフルードの充填とエア抜きはそれほど大変な作業にはならないはずだ。(´ー`)┌フッ

 

ちなみに付属のホースを使ってフロントもSTIレバー側の配管だけは終わらせた。

 

とりあえず、初日の作業はココまで。

続きは注文したホースが届いてから、フロントのキャリパー側のホースを付け替える作業からとなる。

 

いやいや、お金と手間が余分にかかってしまった。授業料というやつだ。バキッ!!☆/(x_x)

 

翌日の晩にはブレーキホースが届いたのでさらにその翌朝から作業再開した。(爆)

 

それにしても通信販売は便利だ。大昔ならショップに行って在庫が有ればその場で購入できるがそうでなければ取り寄せてもらうので早くても数日、遅ければ数週間も待たされたものだ。

 

まあ、なんとかブレーキホースの取り付けは何とか終わったのであとは地道にフルードの充填とエア抜きをするだけだ。

いや、これがかなり大変なのだが。(^_^;

STIのブリード穴にサクションカップを取り付けて作業開始だ。

 

ただし、以前、このチャリをくみ上げたときは整備用スタンドを持っていなかったのでかなり大変だったが今はあるので作業しやすい高さに調整したり、エア抜きのためにいろいろ角度を変えてやることもできる。今回はキャリパーからパッドを外し、ダミーパッドを組み込んだ上で、キャリパー側からフルードを入れることにした。

まずはフロント。キャリパー内にしかフルードは残っておらず、ホース内はからっけつなのでエア抜きはひと手間かかりそうだ。

フルードを注射器で下から押し込んでいくとホース内のエアがどんどん抜けていく。STIにつけたサクションカップ内にオイルも逆上り始めた。

 

ここで下の注入孔は締めて、今度はレバー操作による上からのエア抜きだ。

サブレバーまでは下からの注入できれいにフルードが入ったのですでにレバータッチはかっちりしていて問題ない。

サブレバーからSTIの間は配索が横に走っていることもあり、かなりエアを噛んでいる。

そこで作業台を駆使してサクションカップの位置を高くしたり、少し下げたり、さらにはハンドルを左右に切ることでホース内のエアを少しずつ抜いて行った。

 

あらかたやったところで少し時間をおいてエアが上がるのを待つ意味もあり、リアブレーキの作業に取りかかる。

リアはキャリパーからサブブレーキまでのホース内のフルードは残っているのでサブブレーキ~STI間のエアを押し出す必要がある。

これもエア抜きの効率を考えてキャリパー側からフルードを押し込んだ。

フロントと同様にサブブレーキのタッチはすぐにかっちりしたがSTIの方はフニャフニャだ。(苦笑)

再びあげたり回したりしながら地味なエア抜き作業が続いた。

それでもリアはとりあえず実走行しても危険はないレベルまではすぐにエアが抜けたので、再びフロント側の作業を続けた。

少し時間をおいたおかげか、何とかリアと同等レベルまではたどり着けた。v(∩_∩)

 

ここまで来れば後は焦らなくてもOKだ。時間をおけば自然にエアが上に上がってくるし、実走すれば振動でエアが上がって来やすくなる。

相変わらずの在宅勤務だから長い距離は走れないが近所を走り回って、数日後にもう一度エア抜きをすればOKだろう。

 

 

それなりにすっきり装着できたと思う。v(∩_∩)

 

お昼の休憩の時に近所のスーパーまでひとっ走りしてみた。

 

 

とりあえず問題ない。

ただし、ひとつだけ期待値とずれていたことがある。。。

現品を見たときから若干不安があったのだが、期待して居たほどサブブレーキが効かないのだ。

理由は単純。

銀ぎつね号のブレーキレバーと見比べれば一目瞭然なのだが、このサブブレーキはレバー長さが短いのだ。

だからレバー比の関係で握る力に対するブレーキ効力の立ち上がりが弱いのだ。

サブブレーキをめいっぱい握るのと普通にブラケットポジションでレバーを握ると同じくらいだ。

オプションで長めのレバーが出るといいのだけど。。。(苦笑)

 

銀ぎつね号の方は指掛かりからピボットまでおよそ5cmくらいはある。

 

サブブレーキレバーの方は3cmくらい。。。

 

こりゃ、構造上の問題だからどうにもならないな。(´ー`)┌フッ

 

ま、それでも上ハンを握っているときでもハンドルを持ち替えなくてもすぐにブレーキを握れるという安心感はあるのでオッケーだな。

 

いやいや、久しぶりの盆栽いじりは楽しい。v(∩_∩)