戦うツーリスト・ワールドヘリテージツアー:3日目 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

世界遺産巡り、2泊3日の旅。最終日だ。

朝は早めの7:30出発だ。

それにしてもジャイプールは大きい都市だから交通量が多いのは仕方ないにしてもデリー以上に運転が荒い。

しかもバイクがかなり多い上にまったくクルマに道を譲ろうとしない。

少なくともデリーではクルマのがたいが大きい順に暗黙の序列があるように見えるがここは完全な無法地帯だ。

下手くそそうに見えるのろのろ走っているスクーターでさえ、道の真ん中を譲りもせずに走っているのだ。

 

まあ、それはともかく朝早く出たのには訳がある。アンベール城へ上る道が渋滞するからだ。

 

アンベール城 

Amber Palace

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%9F%8E

 

ここの麓に行く途中で湖の脇を通るのだが、ここには水の宮殿が有る。

今は使われていないらしいが、その昔の王様がオンナどもを侍らせてやりたい放題だったらしい。。(爆)←ちょっと意味が違う

水の宮殿 

Jal Mahal

https://en.wikipedia.org/wiki/Jal_Mahal

 

 

アンベール城の麓まで来たらまたまた現地のガイドという人がひとりやってきた。(^_^;

まあ、これも究極のワークシェアなのだろう。(爆)

石畳の急勾配の道を車で上がっていく。

本来なら象に乗って上まで揺られていくことが出来るらしいのだが、あいにくダシャラ祭の関係で象タクシーは中止らしい。残念。

表門の方は麓から自分で歩いて上って行くひと用だが裏門側は目の前まで車で上がれるらしい。

オイラたちはもともと乗ってきた車で上がってしまったが、団体の場合や天候が悪いときなどはジープを使って上がるそうだ。

確かにジャイプール周辺は山岳地帯なのでジープタイプの車をかなり見かける。デリーではまったく見ないタイプだ。

ちなみにインドではジープとは呼ばず、ジプシーと呼ぶそうだ。(苦笑)

アンベール城そのものはいわゆる山城。稜線に沿って延々と城壁を巡らせている。

 

本当は更に上の方にも城塞があるのだがアンベールまで上ってお参りをしたら下りる人が殆どだそうだ。

ヒンズー教の人は表門のところで地面を触った指で眉間をなするようにしている。これは尊敬の念を表すそうだ。そもそも信心深い人たちは麓から素足で上がってくるし・・・・(^_^;

 

いつかもっと時間を取って上の城塞まで行ってみたいものだ。

 

本来はこのあたりから徒歩で上ると表門から入れるのだ。(結構遠い)

 

 

ここには城塞があるとは言えそんなにビックリするようなものはない。

ピンクシティと呼ばれるジャイプールの街並みにしてもアンベール城からではあまりそういう雰囲気には見えなかったなぁ。

 

 

 

話は横にそれるがインドで遺跡巡りをしていると説明に必ずマハラジャという言葉が出て来る。

映画「踊るマハラジャ」というのは知っているがマハラジャの意味を良くわかっていないことに気づいた。(^_^;

 

帰宅後そっとしらべて見たのは言うまでも無い。バキッ!!☆/(x_x)

マハラジャ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3

 

 

 

この城塞に限らないが、インドの古い建物は大抵の場合、敷居がある。日本家屋の引き戸にある敷居などはこう言うところにルーツがあるのかもしれない。

ひと通り、 見学したあとクルマまで戻ると、孫悟空のモデルになったという

ハヌマーン・ラグーンが居た。(笑)

ヒンズー教にとっては動物はすべて神様だ。

ハヌマーン・ラグーン 

https://no.tripadvisor.com/LocationPhotoDirectLink-g319725-d483004-i146088105-Virupaksha_Temple-Hampi_Bellary_District_Karnataka.html

 

クルマで下りて街中に戻り、今度の見学先は

天文台、ジャンタル・マンタルだ。

Jantar Mantar

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB_(%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%AB)

でかい日時計は20秒単位で測定出来るそうだ。小型の方は2分単位。

そして北極星をまっすぐ指し示す定規?も有る。

インド式数学というのが一時期はやったがこう言うのを見ると納得できる。

ちなみに街中で現金で買い物をしていた際に感心したのは、皆、お釣りの計算がパッとできると言うことだ。

ヨーロッパなどでは昔から言われるほどではないせよ、足し算式でないとお釣りを出せない人が結構居たものだ。

 

お次は

シティ・パレス

 City Palace

https://en.wikipedia.org/wiki/City_Palace,_Jaipur

 

博物館にはインドの伝統的な武器が展示されているがこれまた中近東の流れが色濃くておもしろい。

 

Katarというダガーナイフがいろいろあるのは興味深い。

https://en.wikipedia.org/wiki/Katar_(dagger)

 

これが中国まで渡るとサイのような短剣に変わるのだろう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%B5

 

どちらの方が歴史が古いのかは知らないが。。。

 

どうでも良いが、観光地、遺跡を回っていると外国人観光客以上にインド人観光客が多い。

そして見て居るとみなポーズを決めて写真を撮りあっている。

インド人って、ナルシストばかりである。(爆)

 

このあとはいよいよ風の宮殿だ。

 

風の宮殿

Hawa Mahal

https://en.wikipedia.org/wiki/Hawa_Mahal

 

ここの上からの眺めの方がピンクシティというイメージに近いかも。

実際、ここの周りにピンクというか赤煉瓦色の建物は集中している。

そもそもこの色は、ピンク色っぽいと言えなくもないがやはり明るい煉瓦色というのが正直な感想だ。煉瓦の色ではなくて塗装しているそうだ。

そもそもが王様が自分の好きな色と言うことで決めたらしく、1800年代終わり頃から今まで続いているらしい。

もっとも良く見るとけっこう色味はバラバラで不揃いだが。(苦笑)

まあ、遠目に見ると何となくそれっぽく見えると言うことだ。(^_^;

あとは陽の当たり方なども影響すると思う。


それにしてもガイドさんが日本語が上手なもんで、インドに来てから一番日本語を話したかもしれない。

普段の仕事はローカルメンバーとは英語だからね。(爆) 

 

これでいわゆる見学スポットは終わったのだが、ツアーだと定番のお土産屋さんにも連れて行かれる。(苦笑)

大理石屋さんや宝石屋がまさにそれだったが、ここではサンガネールという村?でシルクとかコットンとかカシミール、草木染めが盛んらしく連れて行かれた。(^_^;

 

テーブルクロスでも買っても良いかなと思ったが赴任してまだ2ヶ月、あと数年はインドで暮らすのにやはりいまいちお土産という気分になれず、結局手ぶらで出てきたけどね。(爆)

 

草木染めの見学のあとはアンベール城をかすめるように北上し、グルガオンへ向かう。

 

途中、車が止まるたびに物乞いが寄ってきて窓をたたくので鬱陶しい。

窓ガラスのキズは物乞いが叩いた跡だったりして・・・・(爆)

そしてアンベール城へ上る道と分岐するまでは大渋滞だった。

朝早くに行った意味がここにある。今頃のこのこ行っていたらいつまで経っても上につかないだろう。

デシャラ祭だから特別混んでいるらしい。

 

道ばたの屋台ではお菓子を売っている。

これってチュロス?とか言うやつだっけ??? 

 

少し郊外に出たところでランチを取ったらあとはひたすら走るだけ。

 

インドでは自分の車の存在を知らせるためにとにかくホーンをならす。

中には煽る意味で鳴らす人もいるが基本は自己防衛のためだ。

 

だから、トラックの後部にはホーンを鳴らせ!!(鳴らすことで存在を教えてくれ)と書いてある。

トレーラーなどでは「ロング・ビークル」という表記で追い越すならおいらの車は全長が長いから気をつけろよと言う意味だが、こちらはあまり大型トレーラーは居ないのでもっぱら、ホーンを鳴らせ!!である。(苦笑)

 

見て居るといくつかパターンがあるようだ。

 

HORN PLEASE

 

SOUND HORN

 

これが一番定番な感じのBLOW HORN

 

途中休憩を挟んで無事に17時半頃、自宅に帰り着いた。

お金は少し高かったけど効率的にいろいろ回れたのでやはりなんだかんだ言ってもツアーは便利ではある。

もちろんそれではつまらないという人は自ら苦労を背負い込んで行けば良い。それを楽しみに変える事が出来る人の特権だ。

ま、オイラは今回は楽な方を選択したわけだが。(爆)

そしてデリー市内も含めて、世界遺産巡りをする場合、インドに限らず・・・・、いや、世界遺産に限らず、ポケットティッシュは必携である。

どうしても旅先での生活のリズム変化や食べ物の変化でおなかがゴロゴロすることが多いはずだが、進展国の観光地では完備されたトイレを期待するのはほぼ無理と言っていい。

水洗と言うだけでも恵まれている方だ。(爆)

だからティッシュは必携だ。もしくはホテルでトイレットペーパーを1、2回分だけ巻き取ってビニールででも来るんで鞄に入れておくことを進める。

 

ま、そんなわけで世界遺産巡りは完了だ。

 

今度は年末年始の連休を使ってまた違う場所に行こうと画策中である。(´ー`)┌フッ

 

一気に3日分を執筆したので疲れたよ。。。ガク