フルフェンダー | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

通勤用のキング号にはフルフェンダーを装着している。
今付けているのは以前、通勤用に使って居たクロスバイクに付けていたものを移植したものだ。
雨中走行はもちろん、雨上がりの濡れた路面での水やドロの跳ね上げ防止に絶大な効果を発揮してくれている。
だが、一つだけ大きな欠点がある。

フロントフェンダーのステー固定ナットが張り出しているため、靴に引っかかるときがあるのだ。

クロスバイクはトップチューブが長かったため、足が前に出たときでもフェンダーと干渉するほど近くなかったのだが、シクロクロス用フレームのキング号ではこれが近いのだ。
通常走行時には何ら問題ないのだが、
転舵した状態でペダリングをすると靴とナットが干渉する。
しかも、ナットが出っ張っているため、足が引っかかると一瞬ハンドルを押し戻してしまうため、バランスを崩しかねないのだ。
街乗りだと危険回避のためにどうしても
低速でハンドルを切って曲がらざるを得ない事が多々ある。
そのたびに足をなるべく止めて曲がり、ハンドルがまっすぐになってからペダリングを再開するようにはしているが、ふとしたときに引っかかるとやはりヤバイ。。。
対策としては
ナットの位置をもっと高いor低い場所に移設して足との距離を取るか、あるいはナットのような出っ張りが無いタイプのフェンダーに替えるかの二択となる。

現物をじっくり観察したが、ナットのベースとなる金具がフェンダーにリベット止めしてある。
リベットをドリルでもんで外し、上または下にずらして取り付けることはできそうだ。タイヤ側となるフェンダー内側があまり出っ張らないように頭の薄いビスを使えば移設出来ないことは無さそうだ。外側には少し出っ張ってしまうが。

だがその前にダメ元で取り付け位置を
全体に前側にずらしてみた。
フェンダーの前後方向を位置決めしているのは、フロントフォークの股の部分に付けてある金具だ。これもフェンダーにリベット止めされている。
通常はフォークの後ろ側にセットして金具が目立たないようにするのだが、これを前に付ければ全体が前にずれる。
足と干渉するナットも50~60mmくらいは上方に移動する。
←写真は全体を前にずらした後。
試しにこの状態で近所を走ってみた。
通常走行では問題ないのは当然なのであえて狭い路地でハンドルを切ってUターンするような乗り方をしてみた。
するとここまで極端なことをすると舵角が入りすぎてタイヤが足を通り越してしまう。そして足が前に出た状態ではタイヤそのものともろにオーバーラップするため、引っかかる以前に、タイヤをまっすぐに戻すのに妨げとなる。(苦笑)

やり過ぎだ。(^_^;

いつものように通勤で街乗りをしながら様子を見るとしよう。(爆)
もしも、これでも足が引っかかるとなったら勿体ないが、買い換えとなる。

転舵して曲がる必要がある時というのは障害物があったり、狭い場所を通る場合なので僅かにバランスを崩しただけでも周りのものにぶつかってしまうリスクがある。
横にいる車にでもぶつけたら洒落にならない。

今つけて居るもののように幅方向にナットが出っ張っているのは駄目だ。フェンダーとの接合部の出っ張りが出来るだけ少なく、かつなめらかな形状のものが望ましい。
シューズに引っかかる可能性がある凸部がまったくないものは見当たらないが、最小限の出っ張りでかつ、引っかかりにくいなめらかな形状のものを探した結果、この二つに絞り込めた。

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ま、買い換える場合のものの目星は付いたのでまずは今のままでしばらく乗ってみてからだな。(´ー`)┌フッ

・・・・・と言うわけで数日間、通勤で乗ってみた。


結論としては当分様子を見る。

フェンダーの買い換えは保留。
・・・と言うのも、完全にOKとは言えないが、狭い道でのUターンみたいな極端な場合はフェンダーがどうのではなくタイヤの裏側に足が入ってしまうから判断基準から外すとして、通常の街乗りレベルならばギリギリ許容範囲だからだ。
少し舵角が余分に入ったときにたまたまペダリングのタイミングが合ってしまい、足が前に出るとやはり干渉はする。だが、一番やっかいだったナットの位置が上方に5、6cm移動したことでナットにはほとんどかする程度でがっつり引っかかることがなくなったのだ。もちろんフェンダーやタイヤの側面には干渉するがナットに引っかかったときのように急激にハンドルを押し戻してしまうようなことはないため、バランスを崩しにくくなった。
ナットへの干渉がない以上はおそらくフェンダーを買い換えたとしてもそれほど大きなメリットはないはずだ。むしろ乗り方で舵角を付けたときは足を止める意識を持つ方が大事だ。

ちなみにセットの仕方を少し変えた結果、良い方向に変化が出たことがさらに二つある。

ひとつ目は雨の日に
タイヤの前側からのハネ上げが減ったこと。(^_^)v
本来の位置に付けるとフォークの前に突き出すフェンダー長さが今ひとつ足りず、濡れた路面では雨水を跳ね上げていたのだ。それはそれで許容範囲だったのだが、それがほぼ皆無になった。少なくとも雨中で安全を確保出来るレベルの速度なら問題ない。
これは予想外のメリットだ。
その分、BB周りへのハネ上げが僅かに増えるはずだがほとんど気にならないのでOKだ。

ふたつ目は
フロントフェンダーが走行中の振動で時々出て居たビビリ音が消えたこと。後ろ側の支持部が上にずれたことで全体としての支持剛性が上がったのだろう。。。

足への干渉もまあ気をつけていれば許容レベルなので当面はこのままにすることに決定だ。(^_^)v