超超ローレシオ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

ロングライド用として使うことにした盆栽パンダ号(仮)だが、関東平野内でのロングライドならばいざ知らず、ひとたび脚を伸ばせば、ロングライドすなわち登りへの対応が必須ということになる。(^_^;
ディスクブレーキ装備なので下りでは安全かつ握力を無駄に使わずに走れるのは良いのだが
登りはひたすら己の脚力、体力だけが頼りとなる。(^_^;

オイラの場合はレースをするわけではない。遅くてもいい。
その代わり、出来るだけ足をつかずに山を登りたい。それが出来るといろんなところを走りに行ける。エリアが広がるのだ。


だから、パンダ号はローレシオで組んだ。

クランクはsuginoの超超コンパクト?で、アウターは46T、インナーは30Tだ。
多くの人が使う、コンパクトクランクはアウターが50T、インナーは34Tだ。

ちゃり3号と盆栽キング号はコンパクトで組んであるのでまさにそうなっている。
だがパンダ号はロングライドでの登りを想定してあえてローレシオで組み上げたのだ。

考えてみて欲しい。
体力、筋力にさして見るべきものがないくせに体重だけはたっぷりあるオイラが山を登るには
ギアレシオをローギアードにする以外に方法はないのだ。
理系オヤジは数字で勝負するのだ。バキッ!!☆/(x_x)


例えば、コンパクトクランクでありがちな11-28Tのカセットスプロケットを使って居る人の場合、インナーxローのレシオは
34T-28T⇒0.8235
となる。

これに対して、インナーが30Tになるだけでレシオは0.9333となる。

オイラはパンダ号を組みあげるときに手持ちの11-32Tを使ったので、さらにレシオは有利となっている。(^_^)v
脚ばかりくるくるまわってちっとも速度は出ない代わりに、同じ力でペダルを踏むとすればレシオの分だけ重いものを持ち上げられるからだ。

くどいようだが登りは物理だ。バキッ!!☆/(x_x)

今週末は未だかつて経験したことが無いくらいの登りがあるロングライドイベントに参加予定だ。
単独参加だけに不安は大きい。仲間が居れば励みにもなるだろうし、意地でも登ってやるという火事場パワーだってでるかもしれない。
しかし、ひとりではこころがいつ何時ぽっきり折れても誰も見ていないわけだ。
脚を緩め、ペダルを止め、足をつき、ちゃりを押して上がろうとも誰も笑うものはいないのだ。(苦笑)

でも、初めからそれをよしとするのはやはり悔しい。

だったら理系らしく、物理で勝負だ。(^^)v

と言うわけで、リアの11-32Tのカセットスプロケットを、盆栽キング号に組み込んである11-34Tと交換することにした。
こうすればインナーxローのレシオは

30T-34T⇒1.1333
となる。
上述の世間一般の人のレシオと比べると

1.1333÷0.8235=1.376
となり、実に37%もパワーを補えるのだ。同じパワーで漕ぐとすれば、遅いのはともかくとして重いものを持ち上げられるのだ。
まあ、逆に言うならば同じ距離を走りきるためには4割近く余分に脚を回す必要があるのだが。(苦笑)

例えば60kgの人が普通のレシオだとすれば、超ローレシオにすれば82kgの人でも同じ力で登ることが出来るのだ。
その分、37%も遅くなるけどね。(爆)


さてさて果たしてどうなることやら・・・・(苦笑)