中華カーボンフレームで組み上げたディスクロードバイク。
名前は、盆栽パンダ号(仮) という。(爆)
とりあえず、普通に乗れるしフレーム、ホイール、タイヤの総合性能だが乗り心地も悪くない。ディスクブレーキの安心感と相まってロングライド仕様としてしばらくは使おうと思っている。
オイラのド貧脚でも登りに対応するために全体にローレシオにして組んであるしね。
その盆栽パンダ号(仮)で週末にいつもの小高い丘があるコースを走ってきた。往復で約100km。獲得標高は450mていど。
上り坂は1km弱で平均勾配は5、6%くらいなのかな?それが2本。
最大勾配でも10%程度だ。
土曜日の炎天下の中、行ってきた。(苦笑)
その前の週にシェイクダウンしたときは平坦路しか走らなかったので上り下りでのチェックだ。
登りは炎天下ですでにグダグダにバテていたがローレシオにしてあるからなんとかなるだろうと、登り始めでフロントをアウターからインナーへシフト・・・・
・・・・したんだが落ちない。。。。げげ。
そう言えば先週走っていて試しにシフトしたときも落ちにくいときがあったっけ。。。
仕方なくのぼり始めてすぐの広いエリアでフロントディレイラーのチェック。。。
もともと、アウターを小さいギアにしているため、フレーム直づけのFDとの距離が離れすぎているから変速のレスポンスが悪いのはわかっていた。
しかし、実際の上り下りの中でシフト出来ないとなると致命的となる。
とりあえずロー側はディレイラーの位置調整を見直してなんとかインナーにシフト出来るようにした。
だが、今度はその状態からアウターへのシフトが出来ない。
げげげ。
焦った。
ここで冷静になればすぐにわかったはずなのだが、今度はアウター側のディレイラーポジションをいじってしまったのでドツボにはまり、10分くらいああだこうだと調整を繰り返していた。
いっこうに良くならないのでとりあえずいったん登り切り、休憩スポットでもある公園の駐車場で落ち着いてもう一度確認することにした。
日陰で休憩しつつ、水分をたっぷり補給してようやく頭が働き出した。
そうだ。インナー側はディレイラーの位置調整だが、アウター側へ上げきれないのはまず真っ先にワイヤーのテンション不足を疑うべきだったのだ。
リアディレイラーは頻繁にシフトを繰り返しているから初期伸びはすでに取れているが、フロントは街乗りレベルではシフトしないためまだ初期伸びが取れていないのだ。
案の定、ワイヤーを張ったところ問題なくアウターへのシフトも出来るようになった。(^_^)v
先ほどいじってしまった位置調整をロー、ハイ、両方とももう一度チェックして今度こそOK。。。
あー焦ったぜ。。。
リアもそうだが、走っていてちりちりとチェーンがなり始めたら真っ先に疑うのはワイヤーテンションだ。
そんなわけでいつものように丘の周りとぐるっと1周回って帰ってきた。
登りではちゃり3号よりもさらにローレシオにしてあるインナーローを使うとちっとも進まない代わりに脚の負荷はそれほど高く無いままにくるくると回すことが出来る。
回すことに疲れたら3段、ないしは4段ほどギアを上げてローケイデンスでのダンシングをすると、使う筋肉が違うので回す筋肉を少しだけ快復させることが出来る。
世の中で言う、休むダンシングなんて言うのは存在しないと思っている。高いところに向かって登る以上、休むなんてのはあり得ないのだが使う筋肉を分散する、あるいは交互に使うという意味でなら確かに効果的なのかもしれない。どんなシチュエーション、上り勾配とか脚の疲れ具合とかで切り替えるのがベストなのかは経験を積むしか無いのだろうなぁ。
まあそれはさておき、インナーローのレシオをちゃり3号よりもさらに落としたのは正解だったようだ。走り方のバリエーションが増えた感じ。(^_^)v
そしてひとまわりしたあとはがーっと下ってからまた延々と平坦路を帰ってくるのだが、少々荒れているところもある下りではやはり制動力に余裕があるのはいい。
ちゃり3号ではブラケットポジションではとっさの時の制動力に自信が持てないため、下ハンドルを握っての下りとなる。そしてカーボンホイールであるが故にリムへ熱が入りすぎないように気を遣いながらのブレーキングだ。
だが、盆栽パンダのディスクブレーキは効果絶大。絶対効力はちゃり3号のリムブレーキより僅かに優れる程度だが、操作力が少なくて済む点が良い。ブラケットポジションのままで十分な制動力を引き出せるのでリラックスした姿勢で下りも走ることが出来る。
この辺りはロングライド仕様として想定していた効果がバッチリ出ている。(^_^)v
しかし、先日のシェイクダウンの時から気づいていたがこの中華フレームにはもう一つ致命的な欠陥があるようだ。
フロントを凹みの角などにぶつけた瞬間にフロントのブレーキ周りから
ガっ!!
という音がするとともに瞬間的につんのめるような感覚があるのだ。
恐らく、フォーク周りが撓んだ瞬間にブレーキディスクの外周がキャリパーの股に干渉しているのだと推測していた。
ただし、精神衛生上良くないレベルの衝撃音がするが走る分には危険を感じるほどでは無いのでもう少し走ってからの方が干渉部分がはっきりわかって良いだろうと様子を見ていた。
帰宅後フロントホイールを外し、ディスクやキャリパーの股を観察すると思った通りだった。
ディスク外周部は少し削れてささくれ立っているし、キャリパーの股は両端の部分に接触した跡が付いていた。
要するにフォークのキャリパー取り付けボス高さが足らずにディスクの外周方向のクリアランスが不足していると言うことだ。
対策はキャリパーを少し外に出す以外に方法は無い。
手持ちのワッシャーをあさって手頃なサイズのものを選んでキャリパーとボスの間にスペーサー代わりに入れてみた。
0.8mm程度だがキャリパーが外に出たわけだ。
日曜日に平坦路メインだが少し走ってみたところ、段差に突っ込んでもガツッという衝撃音はかなり緩和されていた。ごく僅かにかすっている感じはあるがとりあえずはこれで様子を見るとしよう。。。
それにしても中華品質。。。油断大敵である。(´ー`)┌フッ