週末は富士山ロングライドというイベントに参加してきた。
オイラはちゃりを乗ること自体は楽しいがあまり人と競争しようという気は無い。脚力に自信が無いというのもあるし、特にマススタートのレースでは接触、転倒のリスクが高く、それを乗り越えてまで楽しみを見いだせる気がしない。
そんな訳で初心者としてはいわゆる「グルメライド」とか「ロングライド」という類いの競争ではないイベントから入ってみることにした。
富士山ロングライドには3つのコース設定が有り、最長が120km、その下が70km、いちばん短いのがファミリーで走ることを想定した30kmのコースとなっている。
オイラは初めてのちゃりイベント参加と言うことも有り、エンジョイクラスという70kmコースを走ってきた。
東京近郊でもお盆をすぎてからだいぶ涼しくなったとは言え、やはり富士山周辺はかなり涼しい。
土曜の朝は雨上がりではあったが山中湖の近くでは最低気温が10℃くらいまで下がった。
もう半袖ではとてもでは無いが居られない気温だ。(苦笑)
イベントの前日受付はお昼からなので、午前中、富士山レーダードーム館に行って見た。行ってから知ったのだが、道の駅「富士吉田」と隣接する形であるらしい。
特に何があるわけでもないが、35年間にわたって富士山の山頂で気象観測に貢献したレーダードームがあると言うので行って見たのだ。
どうせ置いてあるのはレプリカなんだろうと思っていたら、あ~らびっくり。モノホンがあった・・・・(驚)
その昔、プロジェクトXで山頂までヘリで輸送したのは知っていたが、同じようにヘリでおろしたんだろうか???
今はヘリの性能も格段に上がっているとは言え、天候や風が安定しない山頂から下ろすのはそれはそれでたいへんだったはずだ。
ドーム館の1階では記録映画のようなものを放映しており、あとはパネル展示。2階には工事の様子を納めた写真とか、道具が展示してある。観測用の機械も設置してあった。
写真や資料などは手に取ってみることが出来るのでちょっと驚いた。無防備というのか何というか・・・・(苦笑)
3階に上がるとレーダードームの内側をしたから見上げることが出来る。
パネルにこびりついた汚れが本物の持つ迫力と、厳しい自然環境下で長年酷使された歴史を物語っていた。
2階に寒さの体験室というのが有り、見学者が少ないこともあって、担当の方に誘われるままに入ってみた。
室内の設定はマイナス十数度で冷凍庫の中のように冷えている。そしてさらにファンで風を送り、富士山頂の状況を再現していた。体感温度はマイナス21℃と書いてあった気がするが、僅か2、3分だとは思うがマジで死ぬかと思うくらい寒かった。
Tシャツに短パンだったからねぇ。(爆)
昼を過ぎたのでイベント会場に移動し、受付をしてゼッケンをもらったのだが、横にこぢんまりとした物品販売ブースが有り、おもわずこのデーハーなサイクルジャージを衝動買いしてしまった。(爆)
大昔、仕事でヨーロッパに行ったときに現地のスポーツ用品店でこんな感じのものを買ったことがあるけど、当時のものは今持っていたとしても当然、着られるはずもない。
(´ー`)┌フッ
その後、軽く足慣らしと言うことで車からちゃりを降ろして、山中湖をぐるっと回ってみた。
湖岸沿いはサイクリングロードがある区間も有り、まあ、のんびり走るのには悪くない。そしてイベントのファミリー向けコースで設定されているパノラマ台という見晴台まで登ってみた。
僅か4km程度の距離だが登りがなんとも苦手なオイラにとってはゼイゼイ言いながら登るレベルだ。(苦笑)
ちなみに今回つけてきたリアプロケットは14-28だ。
登りでは早めに軽いギアに入れて、脚の回転をなるべく維持するようにして見たところ、速度は遅いが多少は脚が長持ちする感じだ。(爆)
ただし、疲れてくるとやはり脚が上がらなくなって回せなくなる。。。。
む~ん。やっぱり登りに対応するには、
・体重を落とす
・大腿四頭筋を鍛える
の二つしか無いのかなぁ。。。。バキッ!!☆/(x_x)
この日はお昼くらいから時折陽が差して気温も25℃近くまであがった。日曜日も気温は似たような感じとなる予報だった。
日曜の朝。
5時起床で窓の外を見ると青空が広がっていた。(^_^)v
ただ、窓ガラスは半端ない結露があるくらい外の気温は低かった。
ガチのクラスは6時から順次スタート。なんでも全体で1600名の参加者だそうだ。1000名以上はがちの120kmクラスに参加するようだ。
1時間くらいかけて順次スタートしたあと、少し間を開けて午前8時にオイラのでるエンジョイ70kmクラスのスタートだ。
初めはこのクラスの参加者はせいぜい60名くらいかなと思っていたら、スタートで整列しているうちにどんどん後ろに列が伸びていき、かなりの人数だった。
あとで聞いたところ、このクラスでも120名くらいはいたらしい。
序盤は湖岸を巡る狭いサイクリングロードだし、レースじゃないので先行する選手に大人しくついていった。
速度は時速23km程度。気温はまだかなり低く、アームガードとレッグガードをつけていてもひんやりするくらい。たぶん8時の時点でも16℃あるかどうかくらいだろう。
湖岸を離れると微妙な上り勾配があり、徐々に列が広がり、走りやすくなった。
とはいえ、登りが不得意なオイラとしては、中盤にそこそこの登りがあるのはコースマップでわかっていたのでとにかくペースを押さえて疲れないように走った。
勾配1~2%とはいえ少し長く続くと地味に疲れてくる。(^_^;
この手のイベントの楽なところはエイドステーションが用意されており、水やちょっとした食べ物をもらえるところだ。
最初のエイドステーションまでは20km。身体が暖まったくらいでちょうどいい感じ。
気温も少しずつ上がってきて軽く汗ばんできた。
山中湖から忍野八海の近くを通り、河口湖畔までは下り基調。
こんなに下ると帰りに登らなきゃイケないんだよなぁと心配になりつつも快適に走ってきたが、河口湖畔を離れ、鳴沢方面に向かうとと完全に登り基調となる。(^_^;
サイコンの勾配表示を見ていると、3%位のところもあれば、6%位のところもある。距離は短いが8%とか10%という表示が出ていた区間もある。
ここでも変に頑張って売り切れてしまうとかえってキツくなるので早めのシフトダウン。
インナーローでくるくる大作戦で登るのだがだんだん脚が疲れてくるととてもでは無いがくるくる回すことなど出来ず、ハアハアゼイゼイ言いながらよいしょよいしょとペダルを漕ぐようになってしまう。
本当は引き足を使ってくるくる回したいのだが、どうしても踏み込む比率を上げざるを得ず、そうなると疲れやすい大腿四頭筋を酷使し、ここの持久力が無いオイラとしては、売り切れまっしぐらとなるのだ。(爆)
息も絶え絶えだったが、なんとかふたつ目のエイドステーションに到達。
ここではほうとうが振る舞われており、エネルギー補給。(^_^)v
しかし、この先、まだ登りがあるのはわかっていたし、出発していきなり登りなのは一目見ればわかる。
ここからの登りが結構キツかった。
ハートレイトモニターが示す心拍数は160まであがった。
若くて元気なにーちゃんなら最大心拍数は180とかもうちょいまでいけるのかもしれないが、永遠の25才としてはそんな無茶をしたらAEDのお世話になりかねない。
ただし、そうは言っても登ろうとする以上は心臓はバクバクである。バキッ!!☆/(x_x)
インナーローにギアは張り付いたまま、ヘロヘロ、ハアハア、ゼイゼイと登る。
そしてようやく下り基調になったので、頂上を過ぎたと思いきや数百mほど楽をしたその先ににどど~んと登りが立ちはだかった。(爆)
勾配もそこそこきつめだったのもあるし、なんと言ってもすでに売り切れ寸前の脚に加えて、メンタル攻撃も受けたため、ぎりぎりまで頑張ったつもりだが、ついに脚をついてしまい、数百mだが歩いてしまった。こころが折れたって奴だな。(´ー`)┌フッ
逆に言えばあとそれだけ我慢できれば足つき無しでクリアできたんだが。。。。
まあいい。今日のところはこんなモンにしておいてやるぜ。(´ー`)┌フッ
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
今度こそ本物のピークを過ぎたらあとは下り基調。
かなり気持ちのいいダウンヒルで50km/h近い速度が出る。
だが、ひゃっほーと下ってばかりは居られないことに気づいた。冷静に考えたら朝イチで下りまくった道を上らないわけはないのだ。
案の定、下りきった先はまたまた登り。。。。orz
サイコンの表示を見る限り、勾配はせいぜい3~5%位なのだが、疲れた脚には3割増し、5割増しで登り坂が襲いかかってくる。(苦笑)
それでもノボりっなしではなく時々脚を休められる程度に勾配が緩くなるのでなんとか気力を振り絞る。
慣れ・・・というよりは麻痺・・・に近いと思うが、速度は遅いのだが2、3%の上り勾配が平に思えるようにすらなってきた。(白目)
幸い、幻覚を見るほど自分を失うことはなかったが・・・・バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
なんとか最後のエイドステーションにたどり着き、おまんじゅうやドーナッツ、とうもろこしをもらい、なんとか復活。(^_^)v
なんと言ってもこの先はもう平坦基調でまともな登りはないのがわかっていたからなんとかがんばれる。
結局、8時にスタートし、12時半にゴール。サイコンメーターを信じるならば走行距離は71.4km。
実走行時間は3時間ちょっと。
途中の登りが激おそだった割りにはそれなりと言うことにしておこう。(爆)
一日、お天気も良く楽しいイベント初参加となった。(^_^)v
聞くところによると昨年までは3年連続で雨に降られたらしい。
む~ん。この地域で雨に降られると9月初旬とは言えかなり寒いし、こころも折れるだろうなぁ。
こう言うイベントは今回のようにお天気に恵まれれば楽しいが、雨にたたられるとただの罰ゲームだからな-。
個人で走りに行くのならばあらかじめ天気予報を見て行くかやめるかを決められるし、雨の降らない方面に行くという事も可能だが、イベントとなると文字通り、天に任せるしかない。
まあ、年に1度か2度くらいでいいかもね。
いずれにしても初参加のちゃりイベントは好天に恵まれて非常に楽しませてもらった。
今後は少しずつ、登りに対応できる脚を作っていくのが課題だな。登りでもめげずに走れるようになればきっともっと楽しめるはずだ。
余談だがこのイベントは今回で11回目という事だったが、スタート時点で富士山が見えていたのは初めてだそうだ。(爆)
それと毎年、少しずつコースを変えているらしく、登りのあとの休憩ポイントでは、毎年参加しているらしき人が
もう登り、やだーっ!!
とか
今年の登りはきつーいっっ!!
と仲間内で叫んでいるのを耳にして笑ってしまった。
いや、ホッとしたと言った方が正解か。
つらかったのはオイラだけではなかったわけだ。(´ー`)┌フッ
ちなみにレースではないので競って走ったわけではないが、エンジョイ70kmクラスの参加者の中では早めにゴールまで戻ってきたので、オイラも初心者なりに人並みには走れるようにはなったと言うことかな。(^^)v
7月の頭にロードバイクを買ったばかりなので正味2ヶ月。お盆休み中は雨ばかりであまり走れなかったが、それでもそこそこ走ってきたおかげで、脚もケツも持ちこたえることが出来た。
お天気だけは運次第だが、来年は120kmコースを走ってみたいなぁ。
もし120kmコースを走るなら、月曜日は休みを取っておく感じだろうなぁ。(爆)
今回は午後1時半には山中湖を出発できたのでぎりぎりで東名が渋滞する前に用賀まで走り切れたがあと1時間出発が遅かったら間違いなく海老名あたりで渋滞に巻き込まれたはずだ。
だから、ゴールが遅くなる120kmを走るならその晩はゆっくりかえってくるか、もしくはもう1泊するくらいの計画でないとしんどそうだ。バキッ!!☆/(x_x)
秋はモタスポ撮影の予定も立て込んでいるが、9月いっぱいは時間があるのでちゃりを乗り回して楽しむとしよう。(^_^)v