ヒラメの横カム・・・・
フロアポンプの口金の事だ。
オイラは以前からフロアポンプはもっていたが、継続的にスポーツタイプのチャリを乗ろうと決めた時点でこの口金を買った。
仏式バルブのチューブに空気を入れる際の口金の脱着が素晴らしく楽なのだ。
だが、ロードバイク用にシマノのアルテグラホイールを導入したところ、どうしたわけかこのホイールの口金との相性が悪い。
これはチューブレス対応のホイールなのでリムに初めから口金が付いていた。
初めにビードをあげるための圧をかけたときは普通に使えたのだが、その後は4barくらいで口金が抜けてしまう様になったのだ。
トゥピークの口金で駄目押し確認してみると普通に8barオーバーでもしっかり保持している。
口金の差し込み長さが短すぎるようにも思えないが・・・・
それはそうと・・・・・
チューブレスタイヤの場合、本来ならばエア漏れするとしたら、ビードとリムの接合面や口金とリムのパッキン面くらいなものなはずだが、どうやらそれは車やオートバイ用のチューブレスの場合らしい。
自転車用のチューブレスタイヤの場合はタイヤそのもののカーカス?の接合部に微細なエアホールが残っていることがあるのだという。
だから、パンク予防と言うよりはそうした品質面の微細な不備を補うためにシーラントを少量入れるのが常套手段なのだそうだ。
実際オイラのタイヤも組み付けた翌日に50kmくらい走った後、さらにひと晩経ったら、サイドウォールに蟹のあぶくみたいなのが少し出て居た。
あぶくはタイヤ装着時に塗布したビードクリームだ。初めはタイヤとリムの接合面から微細な漏れがあるのかなと思ったが、よく観察するとどうもサイドウォールそのものを透過してきているようにも見える。
エア圧の低下はまあ許容レベルで有り、週末に乗る前には必ずエアを補填するので何も実害は無いのだが、ものは試しにシーラントを入れてみることにした。
だが、ここで新たな事実が・・・・・
なんとシマノ・アルテグラホイールに付いてきた純正の口金はバルブコアが外れないタイプだったのだ。
これじゃあ,シーラント入れられないじゃん・・・・
仕方なく、Notubesというところの口金を買って交換することにした。
ゆうべ組み替えた。
新品時はそれなりに苦労したタイヤの取り付けだったが、1週間ほど立って少し伸びたのか、外し初めの1発目とはめるときの最後の最後に1回だけタイヤレバーを使えばホイールとタイヤの脱着はあっけなく出来た。(^^)v
これならクリンチャーと何ら変わらないなぁ。
新しい口金の付け根のゴムパッキンにビードシーラーを塗布してからリムに組み付け、タイヤの装着も終わった。
ここで話はヒラメの横カムに戻る。
Notubesの口金は1、2mm程度しか変わらないが、シマノオリジナルよりはリムから突き出している口金の長さも長い様だし、なんとかなるかなとヒラメで空気を入れようとしたが、やはり4barくらいで抜けてしまう。。。。
む~ん。謎だ。
とりあえず、トゥピークの口金がつけてある方のフロアポンプでビード出しをして口金交換作業そのものは終えた。
最初にチューブレスを組んだときに結構ビードワックスを塗ったのでヒラメ口金内のパッキン部分にも付着して滑りやすくなったのかなぁ・・・・
でも、クロスバイクの方の普通のチューブでは何ら問題なく、7barオーバーでもきちんと保持する。
そこで口金をよくよく観察してみた。
まずはシマノ純正。・・・・保持NG
よく見るとねじ部外周に2面が切ってある。これでは外周でパッキンが抱き留めようとしても保持力が劣るのは当然だ。
ノギスで測るとねじ部の外径は6mm
次にNotubesの口金。・・・・保持NG
こちらは2面などは無く全周きちんとねじがある。ねじ部外径は6mm。
ヒラメのパッキンの締め加減を調整しても駄目だもんなぁ。。。謎。
クロスバイクのチューブの口金。(チューブはパナレーサーの普通のブチル)・・・・保持OK
ねじ部外径は6mm。
ただし、シマノやNotubesと決定的に違うのはねじ山の先端がとんがっていること。指で触ると明らかに違う。
この方がポンプ口金のゴムパッキンが食いつきやすいのは当然だ。
ロードバイクのデフォルトの口金(スペシャライズドブランドのチューブ)・・・・・保持OK
ねじ部外径は6mm
う~ん。謎は深まる。
ねじ径はすべて6mmで同じ。規格なんだから同じでないとおかしい。(苦笑)
気になるのはねじ山先端のとんがり具合。これは間違いなく保持力の差に直結する可能性は高い。
だが・・・・
さしあたってはヒラメをバラしてパッキン周りをアルコールで脱脂してみたが、変わらず。。。
謎は深まるばかりだ。
さしあたってはトゥピークを使えばエアは入れられるので困りはしないのだが、使い心地の良いヒラメをなんとか使える様にしたい。。。
もう一度ばらして念入りに洗浄してみた。
そしてネットで調べて見たらどうやら中のパーツを裏組みしていたらしい。。(苦笑)
さらに言うならば、口金もブレーキクリーナーを使って洗浄した。ビードクリームがしっとりと付着していて何となくぬるぬるだったからだ。
そしてヒラメを組み直して再度トライしたところ、ちゃんと保持するようになった。(^^)v
・ビードクリームの付着(ヒラメ内とバルブ口金の両方)
・ヒラメ内部の誤組
の2点が原因だったようだ。(^^)v
これで問題はひとつ解決だ。(^^)v
話はシーラントに戻る。
もともとシーラント注入のためにわざわざ口金をバルブコアが外れるタイプに交換したのだ。バルブコアがあると旨くタイヤ内にシーラントが流れ込まないのだ。
そして入れるのもひと苦労・・・・・が普通なのだが、100円ショップでこれを買ってきた。
ネットでシーラントの事を調べているうちにダイソーで売っている化粧品用の注射器型スポイトがぴったりだという情報を得ていたので早速買ってきたのだ。
これならシーラントをこぼさずにきれいに注入できる。
前後タイヤにそれぞれ30cc程度入れるのが推奨らしいのでさくさくと作業してみた。
さて、明日はお休みだ。平日の休みはなかなか貴重なので有効につかおう。(^^)v