スノードルフィン | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

数少ない、スキーをテーマにした漫画である。
しばらく前に友人のすすめに乗っかって?、全4巻を大人買いしてあったのだがようやく読んだ。


正確に書くならば、買ったのは1月頃だったと思うが、ようやく手にとって読み始めたのは5月の後半頃だったと思う。
全4巻中2巻目まで読んだところで中断していて、先週末にようやく読み終わった。(苦笑)

まあ、そんな感じでとにもかくにもようやく読んだわけだ。
テーマとしてはかなり希少なスキーを取り上げた作品で、しかも、
アルペン競技だと聞いていたので、興味を持ってネットの古本屋で大人買いしたのだ。

だがテーマとして描かれていたのは純然たるアルペン競技では無かった。


ゲレンデスキーでのレース???

と言うのが基本になっている。
きちんとしたアルペンスキー競技でも無ければ、モーグルなどでも無い。
まあ、車にたとえるならサーキットレースでは無く、
ストリートレースだ。

その上、全体的にかなり設定に無理がある。
いくらコース外滑走とは言え、一般客の存在など無いがごときの描写。
そしてわかったようなうんちくが展開されているが、読んでいる方がこっぱずかしくなる。

この辺りは
「私をスキーに連れてって」を見ているときと同じ感覚だ。
しかし、細かい事にはこだわらずに読んでいる分にはごく普通の漫画ではある。

ただし、何故か
「スキーチーム」と言いながらも、何をするでも無く、ただの仲良しクラブ感がぷんぷん漂う正義のチーム←これが主人公の居る方のチーム、そして各地のチームを打ち負かしてチームの拡大をもくろむ、半グレのような悪のスキーチーム。

まるで繁華街におけるチーマーの勢力争いみたいだ。

絵もあまり上手いとは言えず、世間的にはマイナーな存在で終わった作品なのも何となく納得である。

そのくせ、打ち負かさせた半グレたちはみな
いい奴に変わってしまう点が何とも何とも。(苦笑)

ま、その程度の作品だったと言う事だ。
原作者も絵を描いた漫画家も名前を知らない人だったなぁ。