今週末のMotoGP・日本グランプリに向けて、ワイルドカードで出場する日本人選手のゼッケン番号がわからないなーなんて話をFBで書いていてふと思った。
スポーツをするときに選手の区別をつけるために番号が振り分けられる。
その番号が書かれたものを
ゼッケン
と長いこと呼んできた。
2輪や4輪のレースでの
車番
のこともゼッケンと呼んでいる。
だが、マラソンでは今でも選手がつけるのはゼッケンと呼ぶ(たぶん・・・・)ようだが、ほかの競技では最近はそうは呼ばず、
ビブ
と呼ぶことの方が多いように思う。
ゼッケン:ドイツ語由来の言葉(らしい)
ビブ(ビブス):英語。ビブ=bib(よだれかけ)
これはオイラの勝手な推測なのだが、もともとのゼッケンはマラソンでみるような四角い布に番号が書いてあるタイプを指していたが、それが頭からかぶる(着る)タイプのものに変わってきたため、形状的によだれかけのイメージと結びつき、ビブ(ビブス)と呼ぶことが多くなったのではないだろうか?
車番がいまでもゼッケンと言われるのはそれで説明がつきそうな気がする。(ホントか?)
欧州やアメリカではかつてはどう呼んできたのかは興味のあるところだが、日本では戦後のドイツ語フランス語が幅をきかせていた時代から徐々にアメリカの影響を受けて変化してきたのかなぁと言ううがった見方もしたくなる。
それと最近は年に一度だけだがラリーの撮影もするのだが、カメラマンがつける「プレスビブ」のことを(ラリー界では?)なぜか
タバード
と呼ぶ。
サーキットレースではプレスがつけるものをビブ(ビブス)と呼ぶのだが、不思議だ。
初めて知ったときはかなりおもしろいと思ったものだ。
タバードとは中性のヨーロッパの騎士が鎧の上につけていたもののことだ。
日本で言うならば、裃の上だけ、肩衣みたいな感じのものだ。
これまたどういう由来でタバードと呼ぶのかを考えると実に興味深い。
ビブというのはいかにもアメリカっぽい名称(悪く言うと馬鹿っぽい???)だが、タバードと言われると威厳があるというか、厳かというか、格調高く聞こえるから不思議だ。歴史の重みを感じる。(爆)
ま、今週末はゼッケンともビブともタバードとも縁はなく、普通に客席エリアから撮影するだけ。(´ー`)┌フッ