いよいよ最終日である。
あ、断って置くがこれは8月19日の出来事である。(苦笑)
今日は午前中のフライトで羽田へ飛び、帰宅するだけだ。
宿泊先のホテルから千歳空港まではほんの数kmの距離。
朝、目覚めて外を見てちょっと唖然とした。。。
雨・・・???
台風は通り過ぎたので雨の心配は無いと信じていたのだが。
実際、昨日は台風一過で暑い夏の空が帰ってきていた。
だが今朝は霧雨のような感じだ。。。
ツーリング日程中、唯一の高雅なホテルなのでバイキングの豪華な朝ご飯を堪能してから早めに空港への移動を開始した。
10分もかからない距離だし、霧雨だからカッパは着ないで荷物にだけレインカバーを掛けて走り出した。なまじ着ても蒸れて汗をかくのが落ちだ。この程度ならしっとり濡れる程度で済むはずだ。
まずは空港近くの指定GSでガソリンの抜き取り。だが昨日はガソリンの残量を計算しながら警告灯がつくぎりぎりまで使ってきたので抜き取ろうにもほとんどガソリンは出てこず、OK。
貨物ターミナルで荷渡しの準備となる。
バイクを空輸する場合、ガソリンを最低限の量まで減らすのはもちろんだが万が一にも出火のリスクを回避するためにバッテリーのマイナス端子を外さなければならない。
ブルーサンダー号の場合、シートを外し、サイドカバーを外してのアクセスとなるが荷物をリアシートの上に縛り付けているのですべて荷ほどきをしてからの作業となる。
少々めんどくさいがこればかりは仕方ない。
荷ほどきをするついでというわけでも無いが、いつもモトクロスブーツを脱いで袋に入れてバイクに縛り付けての荷渡しにして居る。ヘルメットは持参のヘルメットバッグに入れて機内へ持ち込むがさすがにMXブーツのままで空港内をがしがし歩き、機内へ乗り込むのは快適とは言えない。
だからホテル周辺で使うためのアクアシューズに履き替えてブーツとジャケットは袋にねじ込んでバイクに無理矢理縛り付けるのだ。(^^)v
千歳空港の貨物ターミナルの作業をするところは屋根が無いのだが、霧雨とはいえ結構降っていたことも有り、荷物の積み込みスペースの一角を貸してくれた。(^_^)v
バイクさえ預けてしまえばあとは旅客ターミナルへ移動し、羽田まで飛ぶだけ。
幸い、航路はずっと晴天だ。
ほぼ定刻通りに羽田に到着。
貨物ターミナルでバイクを受け取り、荷渡しの時と同様にひと手間かけて走れる状態にする。
思っていたほどでは無いがやはり東京は蒸し暑い。
気温自体は北海道とはいえ暑い日は暑いが、やはり湿度が違う。
その後は車で混み合う平日の都内を大汗をかきながら走って無事に帰宅だ。
自宅近くのコイン洗車場でブルーサンダーの泥を落としてやった。
これにて2016北の大地ツアーはすべて終了。(^_^)v
それにしても・・・
バイク乗りがツーリングというと普通は「どこかへ行く」という意識が強い。まれに峠の走り屋のようにどこかへの移動が目的では無く、峠を走ること自体が目的という連中もいる(今でもいるのか?)のだが、わざわざ北海道まで行ってそれに近いことをするオイラのスタイルはかなり珍しい方だと思う。(苦笑)
オイラの場合、ダートを走りに行くのが目的なので、通り抜けられるルートで長いダートがあればそちらを優先するが、どのみち地図通りに通り抜けられないことは頻繁にあるため、あまり気にしないことにしている。
観光には目もくれず ひたすら走る。あくまでも走り回ることが目的なのだ。
だからおもしろいルートは往復するし50km程度の遠回りは大したこと無いのが北海道だ。(^_^;
お大尽ツアーだとお金はかかる。
大洗、もしくは仙台や新潟からのフェリーを使えば数万円単位でお金は安く上げられるのだが、行きと帰りで最低2日間は時間をロスする。
今回の日程で言えば、8泊9日。行きは朝のフライトなので昼にはついて走り出した。帰りは朝のフライトを選択したので最終日はフライトと都内走行だけだからカウント外にするとしても実質8日間は走れる。
限られた長期連休の日程内でめいっぱい楽しむためにはやはりお大尽ツアーは有効なのである。(^_^)v
クルマは快適だし、バイクは不自由な乗り物かもしれない。
だけど不自由な分だけ自由になれるのがオートバイのいいところでもある。
こればっかりは乗らない人には何万回言っても理解してもらえないだろうな・・・(´ー`)┌フッ