リフタープレート | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

スキーに付けるビンディングの下にいわゆるプレートというものがある。
古くはVISTというメーカーが競技向けに販売し、あっという間に広まった。今やアルペン競技用スキーに於いてはどのメーカーもはじめからプレートを装備しているのが当たり前になっている。

そうしたプレートの狙い、効果は
振動の吸収
高さアップによるエッジグリップの向上
スキーのフレックスの調整(足下だけで無く加重をスキーの前後方向に長く伝える)
というところが一般に言われているところだろう。

オイラレベルでも何となくその効果は感じ取れる。(^^)v

そしてスキーのフレックスをソフトなままで操作性を維持しつつ、必要なエッジグリップを生み出すために前後それぞれのビンディングの下に敷いて上げ底にする
リフター(プレート)
と呼ばれるものもある。

話は脱線するがスキーブーツにもメーカーやモデルによって個性が有り、人それぞれ好みに合う、あわないがある。
今履いているのはノルディカ・ドーベルマンWC130EDTというモデル。その前はラングのZC?だったかなシェル高度が150と言われる競技モデルだった。
その前もラングだったが上記のラングに履き替えたときにブーツの脛の前傾角というよりは足裏の前傾角がフィーリングに合わず、結局インソールのかかと側に数mmのプレートを付けてOKになった。その後上述のドーベルマンでも同じセッティングがしてある。

当時は選手の安全確保のためにマテリアルのレギュレーションが細かく規定され始めた時代で有り、むやみな上げ底が規制された頃なのでブーツの高さも旧モデルに対して変わってきていたのだろう。
今はブーツで言えば、靴裏からかかとが接する部分までの高さが何mm以下とか、スキーのソールからブーツ裏が接するビンディングの踏み込み面までが何mmという風に細かく規定されている。
前述のように高さを上げるほどてこの原理でエッジへの加重が容易になり、エッジグリップが増す。だが際限なく高下駄のようになるとエッジグリップの向上とともに滑走速度が上がるし、なんと言っても膝や足首への負荷も増してしまい、選手の怪我につながりやすい。それに歯止めをかける意味でのレギュレーションだ。

もっともオイラは全く縁が無いレベルなのでそんなことはお構いなしだ。(^^;) 
昔は草レーサーの間で流行ったのがブーツの裏にプレートを付けて上げ底にすること。
プレートの厚み分だけコバの上面を削る必要があるが、そうした改造をしてくれるショップはいくらもあるのだ。オイラの以前のラングでは上げ底仕様にしていたのだが、たまたまではあるのだろうが、2度の骨折はそのブーツでやらかしたことも有り、今のドーベルマンは特別な上げ底にはしていない。
もっとも骨格のゆがみから来るのか右足が短いため、右足だけには2mmほどのプレートが付けてある。(笑)
それと前述のように滑走フィーリングとの整合のために左右ともにかかとだけ3mm程度上げてある。自然に前傾を深められるようにだ。
やり過ぎると前のめりになり、それをを防ぐために今度は体が起きてしまいかかと加重となる。何事もバランスなのだ。

前置きが長くなったが、基本バランスがとれている状態で少しだけつま先を高くするとスキーのトップへの加重がましてトップが噛みやすくなる。
以前インソールのつま先の下にガムテープを貼って2mm程度上げ底にしたときには良い感じだった。

同じ理屈で前後のビンディング取り付け高さを調整してみた。最近のビンディングはやや前下がりのものが多く、かかと側に対してつま先側が2~4mm程度低く作られているようだ。知り合いのショップチューナーの話ではばらつきも少なからずあるようだ。
そんな流れで昨シーズンが終わってからメインで使って居る2台の大回転用スキーを調整した。

とっくに調整は終わっているがこれが本当に良いか悪いかは冬が来てからのお楽しみである。

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今年はちょっと欲しいイタがあったが今持っているものでも十分な性能なので衝動買いは控えて、その分、チューンUPして見たというわけだ。(^_^)v

夏はバイク、冬はスキー、春~秋はカメラ。オイラはいろいろ忙しいのである。(^_^)v