真夏の夜の夢 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

その昔、
♪寒い夜だから・・・・♪
という歌があった。

https://www.youtube.com/watch?v=_WNuc7Im4V8

寒かった季節が恋しくなるほど、蒸し暑さが増している今日この頃である。
寒い夜であっても適切な布団さえあれば普通に眠れるので何ら不都合を感じたことは無い。幸いそれほど寒い地域に住んでいるわけでも無い。
だが夏はそうも行かない。(^_^;
はっきり言ってオイラの住んでいる地域は都心とは言わないが都会というか住宅地のど真ん中で有り、結構暑いのだ。
かの徒然草でも、家屋は夏を旨とすべしと書かれているように日本の夏を舐めてはいけないのである。

話はぐっとこぢんまりとなり、オイラの住まいの話だ。
オイラの家はマンションと呼ばれるアパートである。(苦笑)
上下左右をほかの部屋に挟まれたポジショニングのおかげで真冬でもさして寒いと思ったことは無い。だが、その裏返しで夏は暑い。。。orz
2LDKなのだがLDKのほうはある程度広々しているし、バルコニーを開け放てば多少は風も入る。しかし、寝室にしている方の部屋は窓を開けてもほとんど風が抜けず、明らかに蒸し暑い。
しかもその部屋の唯一の窓はマンションの廊下に面しているため夜間開けっ放しで寝るというのも、一応格子がついているとはいえ、防犯上あまり好ましくない。

そんな環境なので5月の後半くらいから気温の高い夜は背中に寝汗を掻く夜が増えてくる。扇風機を寝室に持ち込んで弱めに回しつつ寝ることになるのだが、それでも盛夏になると追いつかなくなる。

今のところに引っ越して3回目の夏がもうじきやってくる。
過去の2年はどうにも耐えられない時期になるとエアコンを使った。だが、上述のように寝室の唯一の窓は廊下に面していることもあり、この部屋に取り付けられるのは窓枠取り付けタイプのエアコンとなる。だが、1年のうちのほんの一時期のために大枚はたいて、しかも効率が悪くやかましいだけの小型エアコンをつけるくらいならリビングにあるエアコンを使った方がいい。そんな流れで、リビングのエアコンの吹き出し方向を寝室の入り口方向に向けておき、さらに寝室の入り口には扇風機を室内に向けてセットし、冷風を導入するという涙ぐましい業を使って居た。
まあ、ここまでやればそれなりに快適には寝られるのだがもっと効率よくしたいのも確かだ。

以前からいっそのことリビングの方にマットレスを持っていってそっちで寝ればバルコニーを開け放つだけでも結構な涼しさが得られるはずだし、扇風機と組み合わせればエアコンの出番はほとんど無いはず。どうしても寝苦しいときはエアコンを動かせばリビングだけを閉め切ることが出来るので効率よく涼しさを満喫できるはずだ。
そう考えていた。
だが、普段使って居るベッドに乗せてある厚手のエアウィーブをいちいち持っていくのがかなり面倒だ。

そこがネックとなり、過去の2回の夏は試すこと無く過ごした。
だが、先日思いついた。車中泊というか車で仮眠するために、キャンプ用のエアマットを持っているのでそれを広げて寝てみたらどうだろう。
我ながらナイスなアイデアだ。(^_^)v

6月中旬の寝苦しい夜に早速試してみた。

枕元にはアロマ代わりの蚊取り線香をともしておいたのは言うまでも無い。(´ー`)┌フッ

寝そべってみた感じではそれほど寝心地は悪くは無い。フローリングの上に膨らんだ状態で厚さ5cm程度のエアマットだけなので普段のベッドよりも固いのは仕方ない。枕とタオルケットを寝室から持ってきて寝てみた。 

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扇風機はやはり必要だったが比較的風が抜けるので涼しさという意味では快適だった。

翌朝・・・・・・ 


腰が痛い・・・・・orz


やはり快適安眠と言うには少々寝心地が固かったようだ。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ! 

エアマットの素材だが、表はナイロン生地、裏は起毛してある感じ。当然、夏場の選択としてはすべすべひんやりのナイロン側を上にして寝たのは言うまでも無い。だが、通気性があまり良くないため、マットに密着している背中が汗ばむのが調子悪い。(苦笑)

ちなみに話はそれるが、昨年の夏は寝室のベッドの上に、「ひんやり素材のキルティングシーツ」というのを買ってきて試してみた。
大手スーパーの寝具売り場で見て
寝苦しい夜も快適
というような売り文句に惹かれて買ってみたのだ。
結論から言うと、まるっきりだめだった。確かに生地はさらさらで肌触りはいいのだが、なまじキルティング素材になっているため、背中を包み込む感じで暑苦しく、しかも通気性はあまり良くなかったからだ。3日ほどは使ってみたがあまりの駄目っぷりにすぐに取り外したし、次の粗大ゴミの日にはゴミ置き場に置かれていたのは言うまでも無い。

話をキャンピングマットに戻そう。
かつて腰痛がひどいときなどはせんべい布団一枚で床に寝た時期もあるくらいなので
少し慣れれば行けるかもしれない!?
と言うことで翌日も同様にキャンピングマットで寝てみた。


 2日目の朝。




背中がバキバキで、肩がすっごい凝っている。
さらに首が痛い。orz



こりゃー、結構厳しいなぁ。(苦笑)

実は昨年の夏、いろいろ検討した中にキャンプ用の簡易ベッドも候補に挙がっていた。
ネットで調べると、いわゆる折りたたみのベンチのようなモノからベッド専用のモノまでいろいろある。
良さそうなモノでキャンプ用品のブランド品はかなりのお値段がする。だが、バッタ物ならば6~10k位のお値段だ。
数千円ならばダメ元で試してみようかと思ったが上記のように1万円くらいした「ひんやりシーツ」を捨てたばかりだったので、踏みとどまっていた。(^_^;

そしてその路線はすっかり忘れていた。

だが少し前に友人がキャンプ用に購入したという話を聞き、物欲がよみがえった。(^_^;
あらためてしらべて見ると、一番信頼性が高いサーマレストのモノが以前のモデルよりも改良されているようだ。組み立て作業性が向上している。
これ以外にも評価の良いモデルはいくつかあるが、きちんとしたものだとどれもこれもそれなりのお値段になる。


迷った。いや迷っていた。

だが、二晩続けてキャンピングマットで寝てみたあとは俄然買う気になった。(笑)

そして迷いに迷って・・・・・ついに買ってしまった。(^^;)

最新モデルは、レギュラーサイズ、Lサイズ、LLサイズと3種類から選べるようだ。
基本はキャンプで使うことなど無く、自宅での就寝用なので大きい方が快適なはずだ。だが、そうは言ってもあまり大きくて重いのもなぁ・・・・とか、車にテントと一緒に積んでいって寝ることが全く無いともいえない・・・・いろいろ迷った末にレギュラーサイズを買った。
水曜日にそれが届いたのだが、レギュラーサイズはテンションをかけるためのバーが1本仕様であることを現物を見て初めて知った。(^_^;
正確には好みで色々セッティングできるように2本バーが2セットとシングルバーが4セット入っていた。
以前のモノはスタッフバッグもネットで見る限りきつきつのようだったが、届いたモノは小ぶりなダッフルバッグのようなモノに一式入っていて使用後のパッキングでも苦労することは無さそうだ。

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おまけにすべてのジョイントパイプにはゴム紐が内蔵されていて、セットアップも楽ちん。

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先週は比較的涼しい日が続いていたが、週末くらいから寝苦しいくらいの暑さが戻ってきたため早速使ってみることにした。(^_^)v

組み立ては簡単。

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モノの5分もかからずにセットアップ完了。(^_^)v

枕とタオルケットを寝室から持ってきて、リビングの方で寝てみた。

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普段からベッドの上で寝そべりながら寝酒の仕上げをしつつ、本を読んだりすることが多いので、普段通りの作業をしてみた。
やってみた感じとしては、酒を飲むのは特に不都合は感じないが、やはり本を読むのはうつぶせでも横向きでも、お世辞にも快適とは言えない。(^^;) 
これなら普通にあぐらでも書いてすわった方がマシだが、加重を一点に集中してしまうと簡易ベッドはボヨンボヨンだし、オイラの軽やかな体重では動いた拍子に床に尻が届いてしまう。(苦笑)
所詮はアルミパイプをしならせた反力で張りを保っているので限界があるようだ。(^^;) 
だがいざ寝る段になって横になると加重が分散されるため沈み込み感はかなり軽減されて許容レベル。
ただし、買ったモデルは元々の購入目的に合わせてメッシュ生地のものを選んだのだが、この生地が意外にぺたぺたしており、いつもTシャツとパンツだけで寝るオイラとしては脚が張り付く感じで気持ち悪い。
仕方ないのでジャージを穿いて寝てみた。
背中側の通気性はそれなりで寝汗を掻くと言うほどでもなく、すぐに眠りにつくことが出来た。(^^)v

オイラは寝る直前までお酒を飲むのでかならずと言っていいほど夜中にトイレに行く。
その際にすわるような形になるとやはりお尻は雪につきそうになる。(苦笑)
だが、サーマレストのベッドは構造上、床との接地部分の幅がバッド幅と同じか少し広めとなっているためすわったり立ち上がったりの際にベッドの端の方に荷重をかけても浮き上がったり、ましてやひっくり返るような不安定差はない。
この点は合格。
足幅が狭いモデルだと下手をすると寝返りを打って端の方に行っただけで転げ落ちることになる。

そんな感じで一晩寝てみた感想。

若干腰が沈む感じはあるものの許容範囲かなぁ。少なくともフローリングにエアマットだけよりははるかに快適だ。
期待していた通気性もまあ及第点。


リビングのエアコンを弱めにつけたままで寝てみたのだが、夜中になって外気温が下がるとエアコンが仕事しなくなるため、締め切っているとやはり扇風機なしでは寝られない。
まあ、これは簡易ベッドのせいでは無く、以前からだし、もっと言うならば要するに寝る時のエアコンの使い方、設定温度の問題ではあるが。(爆)

総合的に判断すると暑い日の日中にちょっと昼寝という使い方ならば文句なし。
夜寝るために使うには盛夏よりはむしろ夜風が心地よい季節のほうがむしろ向いているかも知れない。
真夏のクソ暑い夜はやはりリビングのエアコンの冷風を扇風機で寝室まで導入した方が快適な気がする。(苦笑)

あ、ベッド本来の用途であるキャンプを想定するならこれはもう抜群だろう。
キャンプ地の地面は真っ平らと言うことはあり得ず、必ずごつごつしているものだ。そしてキャンプに持ち歩けるようなエアマットでは快適な寝心地を手に入れるのはきわめて難しいと言える。
その点、こうしたタイプのベッドがあればごつごつとは無縁だし、仮に雨などで地面が湿っぽくても大丈夫。
設営も片付けも5分かからないし、収納時はコンパクトで重さも1kgちょっととかなり軽量だ。

オイラの目的に対しては100点とは行かず、せいぜい70点くらいだったが、いつの日かオフロードバイクでは無く、デカイ荷物を積んでも気にならないオンロードバイクでキャンプツーリングをする時にはこの上ない味方になってくれることは間違いない。(^^)v

ひとつ持っていても損はない一品と言うところかな。(´ー`)┌フッ