ロングレンジ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

半年ぶりにモータースポーツ撮影をしたのは既報の通りだ。
ツインリンクもてぎで開催された全日本ロードレースの第3戦だ。
考えて見たら前回の撮影が、昨秋に同じくもてぎで開催されたスーパーGT最終戦だった。
11月半ばだったから6ヶ月ちょっとだ。(^_^;

そして久しぶりに茂木に来て思ったこと。

やっぱり茂木は遠い・・・・・

いや、自宅からの移動距離のことではない。撮影対象までの距離のことだ。

2輪は4輪に比べると圧倒的に小さい。しかもそれをピン撮り&どアップという撮り方をする前提で書くならば、ヘアピンでも600mmレンズにEOS1Dマーク4(APS-H)でちょうどいいくらい。
もちろん立つ位置やどのポイントでシャッターを切るかでかなり変わってくるが。

そんなわけでフルサイズカメラならば600mmレンズにx1.4のテレコンが欲しくなる。 
特に遠いのはV字コーナー。観戦スタンド側からクリッピング付近を狙うとかなり遠い。1Dマーク4と600mmレンズであっても2倍テレコンをつけることになるが、それでも届かない。

新型のフラッグシップ機である1DXマーク2を使い始めているプロカメラマンは多いし、アマチュアでも何人かの知り合いは購入したらしい。
オイラも1DXマーク2欲しいがやはりフルサイズではなぁと思って居たが、今回の撮影で改めて思った。1Dマーク4は手放せないなと。

1DXマーク2はゴーヨンやロクヨンに2倍のテレコンを入れてもAFポイントが全箇所有効に使えるらしいのでそれは魅力だが、トータルの焦点距離で言えば、1Dマーク4に1.4倍テレコンを入れたのと大差なく、その状況ならAFポイントもすべて有効になる点も同じ。

問題は被写体に物理的に近づけない以上、焦点距離で近づくしか無いのだが、観客席からの撮影ではそれが不足していると言うことである。

もちろん、寄りのカットばかりがモタスポ写真では無いのはわかっている。オイラも引いたカットはとる。
複数台のマシンによる競り合いを撮るときは少しショートレンジに変えて撮影するのは当然のことだ。
だが、あまり引きすぎたカットはたまには撮るがその枚数は多くは無い。
引いたカットでも風景的要素を入れればいい絵は撮れるかもしれない。しかしやり過ぎると、そこに写っている選手が主役では無くなってくる。
もちろんどんな絵か、あるいは引き加減にも寄る。ただ定性的な言い方をするならば選手は誰でも良くなってくるはずだ。
オイラのモタスポ写真の主役は誰がなんと言おうと選手である。勝利にかける意思、熱き思い、執念を写したい。
そのためのわかりやすい手法として
寄る
のだ。

悩ましいなぁ。