通勤特急・フォル香 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

オイラの普段の通勤の足、250ccのスクーターだ。
愛称は「フォル香」

購入は2011年くらいだったかな?
走行距離はまだ3万4千kmレベルだ。

そのフォル香だが先日、ふと思いついて灯火類の点灯チェックをしてみた。
するとブレーキライトがつかない。
前後ともにハンドレバー式ブレーキなのだが前後のどちらを握ってもつかない。
あちゃー、電球切れだ。
テールランプは2灯式なのだが両方ともつかない。どちらかが切れたまま乗っているともう一方も切れるというのはヘッドライトでもよくあることなので特に不思議には思わなかった。
幸い、テールランプの電球は汎用品なのでカー用品店で買ってきた。
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2ヶ入りで410円。

交換はちょっと手間がかかる。
スクーターの場合はボディパーツを外さないと電球にアクセスできないのだ。だがまともにすべてばらすとものすごい手間がかかるのだがネットで調べると最低限の作業で何とか出来る方法を紹介してくれているサイトがいくつかあり、参考にさせてもらった。(^_^)v

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締め付けボルトを外すのは訳はないのだが樹脂の外装部品はビスやボルトのほかに爪状の突起での嵌合があり、外すときの力の入れる方向を間違えると簡単に割れてしまうので注意が必要だ。
幸い、オイラはパーツリストもサービスマニュアルも持っているので外す樹脂部品の絵や写真を見て、嵌合用の爪がどのあたりについていてどっち向きに力を入れればいいのかは大体調べがついた。
それにスクーター歴は長いので樹脂のボディパーツを外すときのコツはわかっているつもりだ。
コツを一言で言うならば、躊躇せずに、バキバキとやるだけ。(爆)
中途半端にためらいながらやるとかえって部品を壊す原因になる。(苦笑)

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テールレンズを完全に外すわけではなく、裏側に手が入るだけの隙間を作ってめくら作業で電球ソケットを外すのだが、案外あっけなくたどり着いた。(^^)v

だが、電球を見るとフィラメントはどう見てもつながっているし、新しい電球に交換して点灯させてもやはりブレーキランプは点かない。
むむむ・・・・
この作業をしたのは日曜日の午後4時過ぎ。
もたもたしていると日が暮れてしまう。雨はまだ大丈夫だが、暗くなっての作業はかなり苦しい。露天作業のつらいところだ。

仕方がないのでとりあえずは新しい電球に交換してあとは元通りにすることに決定。だが、外すのは容易でもめくら作業でソケットを固定するのに結構苦労した。
ま、それでも時間にしてせいぜい5分程度のロスタイムだけど。狭いところに手を突っ込んで指先の力だけでソケットを回すため、終わったときは指先がシオシオになっていた。(爆)

ソケットさえついてしまえばあとはボディパーツをばんばんとたたき込んでいき、ボルト類を忘れずに締め上げればOK。
参考にさせてもらったサイトの方は作業に数時間を要したというようなことを書いていたがオイラは大体の要領はわかっているので元に戻すまでに30分かからなかった。(^^)v

しかし、とりあえず電球交換と元に戻す作業は終わったが根本的な問題は何一つ解決していない。(^_^;
とりあえず、そのままの状態で月曜日を迎え、通勤でいつものように乗った。そして会社についてからもう一度全体をチェックして見た。
もしかしたらブレーキランプスイッチがおかしいのか・・・?
しかし、左右のブレーキレバーについているものが両方とも壊れているとは考えにくいし、見たところおかしなことはなさそうだ。配線の平端子も外れたりはしていない。

だが、冷静になってチェックしていて気づいた。いや、正確には、はじめからずっと違和感があったのだがそのことにようやく気づいたと言うべきか。

今時のオートバイはヘッドライトが常時点灯式なのでメインスイッチオンでテールランプも点灯する。その上でブレーキをかけるとより明るいブレーキランプが点く。だが、見たところ常時点灯しているランプが明るすぎるのだ。

そうか・・・・

ようやく事態が飲み込めた。
ストップランプが点かないのではなく、ストップランプが点きっぱなしなのではないだろうか。(^_^;
そのことに思い至ったのは月曜の仕事中。(苦笑)

そしてそれを確認するために、帰宅時にメインスイッチオンの状態でブレーキを握らずにセルボタンを押してみた。
マニュアルミッション車と違ってスクーターの場合はエンジン始動時の飛び出し防止のためにブレーキを握らないとセルスターターが回らない仕組みになっているのだ。
ブレーキを握る、すなわちストップランプスイッチへの通電を検知している。
試してみたところ、レーキを握らなくてもセルは回った。・・・ということは何らかの原因でストップランプが点きっぱなしになっていることは間違いない。

症状をようやく正確に把握出来たのはいいが、問題は原因がどこにあるかだ。
ブレーキレバーの付け根にストップランプスイッチがついているがそのあたりはすでにチェックした。特に平端子は外れたりはしていない。
もしも配線のどこかが断線、あるいはショートしているのだとすると正直手に負えない。ヽ(´ー`)ノ ハア

だが、そこで思い出した。
普通、ブレーキランプスイッチは樹脂の突起状のものがつきだしていてそれをブレーキレバーが押すことでストロークしてON/OFFする。右手側のフロントブレーキについているスイッチは通常通りのそうしたものであり、何ら異常はない。
だが、左手側のリアブレーキのスイッチはあまり見たことのないかたちだった。
突起が出入りするのではなく、プレスの板が出て居てそれが動くことでスイッチのON/OFFがされる構造のようだ。そんでもってこいつをよく見るとどう見てもブレーキレバーの動きに連動しているように見えない。
見た感じに違和感があったのだ。
改めてよくよく見てみると、どうやら、レバー取り付け時にスイッチ作動用板を乗り越した状態で組み付けてある感じだ。(^^;) 

レバーを組みばらししたのはというと真夏の暑い時期にウインドスクリーンを交換した際についでにレバーのピボット部をグリスUPした記憶はある。

ま、5分で出来ることなので火曜の朝、出勤前に直してみた。

するとすべて解決。。。。めでたしめでたし。(^_^)v

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丸で囲った部分の黄色い矢印が指しているのがプレスのスイッチ用プレート。写真は正しく組み直したあと。

だが、我ながらショックだ。
約半年もブレーキランプが点きっぱなしの状態で気づかずに乗っていた事実もだが、それ以前にそもそもブレーキレバーの取り付けで素人のような失敗をしたことがショックなのだ。orz

さらには全く交換の必要がなかったテールランプを苦労して(というほどでもなかったが)交換してしまったこと。
一つの凡ミスが無駄な出費と手間を生んだ典型的な事例だ。

とほほほ。。。ヽ(´ー`)ノ ハア

ま、テールライトは新しい電球になったので当分安心だねと言うことと、電球交換の手順はもう大丈夫ってことで自分を納得させるしかない。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!