週末は鈴鹿サーキットで全日本ロードレースの最終戦を撮ってきた。
9月に予定されていた筑波大会が洪水のために中止になってしまったため、全日本は8月のもてぎ2&4以来。全クラス開催としては6月末のSUGO以来だ。
例年、最終戦は雨にたたられることが多かったのだが今年は土日共に比較的良い天気だった。
土曜日は概ね晴れ。日曜日も朝のうちは良い光が射していた。お昼くらいからは薄雲が広がってしまったが最後まで雨には降られずに済んだ。
このレースは、というよりは今シーズンは全体的にヤマハの強さが光ったシーズンだった。ヤマハは今年が創立60周年だそうだが、それに向けてちゃんと準備をしてきたことの結果だろう。
肝心の写真はというと今回は写真講座へ参加したのでいわゆるプレスエリアから撮影することが出来、金網との戦いは回避できた。また場所的にも色々なところで撮影出来たのは非常に良かった。
以前からの傾向だがどうしても「寄り」のカットばかりを撮る傾向があるのだが最近は「引き」のカットを撮る努力をしている。
特にここ数年、ラリーを撮る機会がありなおさらそれを意識している。
なぜならばラリーは例え全日本であってもエントラントと観客の距離が近い競技でも有り、一般公道を使うこともあるため、周りの風景を入れないとどこで撮っても同じ写真になってしまうのだ。
サーキットでのレース写真だってそうなんだが、普段雑誌で見る写真はあくまでもレースの勝敗をレポートするカットがメインとなるため、どうしても競り合いの写真などが多い。だが、ラリーは単独でのタイムアタック競技と言うこともあり、そこに競り合いの要素は入れようもない。
そんなわけで最近思うのはラリーはある意味、風景写真なんだと理解し始めたのだ。
オイラの苦手な風景写真・・・・(苦笑)
でも考えて見れば、トライアルやモトクロスだって観客との距離は近いし、ある意味どこから撮っても背景に観客が入り込むのを排除するのは難しい。ならば積極的に取り入れてその場の雰囲気も写せたら・・・と思うようになったのだ。
サーキットレースでもそうだ。
以前はひたすらドアップで選手の気迫が伝わるカットだけを目指していたが、背景を如何に処理するか、
何を写し混めばサーキットの雰囲気が伝わるのか・・・
そんなことを考えている。
ま、考えただけで実戦できるほど簡単じゃないので撮影していて飽きないんだけどね。
あまりに情けないと心が折れることもあるのだが、ごく稀にまあまあというのもあるのでそれを励みにせっせと頑張るとしよう。(´ー`)┌フッ