既報の様に日曜日に新しい車を受け取ってきた。
ホンダのSHUTTLEだ。
その日はディーラーで受け取って、とりあえずガソリンを満タンにしてから近所のホームセンターで買い物をしただけで帰ってきた。
インプレッションというにはほど遠いがいくつか気になったことだけをメモ代わりに残して置こう。
地味な車ゆえか、優れているところ、すばらしいところはまだわからない。(苦笑)
ぱっと乗って気づくのはどちらかというとネガティブな点ばかりだ。いきなりだめ出しをするわけでは無いのだが、やはり最初の印象というのは当たっていることが多いのだ。
ひとつ目はシート
以前試乗したときにも気になっていたがやはりシートがかなり柔らかい。それとサイドサポートが甘いので山道などでは足で踏ん張ることになり、疲れてしまうかも知れない。柔らかいソファのような感じなのだ。まあ、これはブリ男につけていたレカロシートとの比較なので仕方の無いところではあるが。(苦笑)
しばらく乗ってみて許容できるかどうかを判断するしか無い。
ふたつめはナビ
ナビの静電タッチパネルははっきり言って最悪だ。操作感が無い上に反応が鈍いので触っていてイライラしてくる。まだ慣れていないが故に色々いじって試して居る段階なので操作する回数が多いから余計に気になるという悪いルーチンに入っているのは承知しているが、やっぱりいまいちだなぁ。
画面の拡大縮小をスマホみたいに、ピンチアウトピンチイン出来るというのが売りらしいが、別にそんなの出来なくても何にも困らない。通常の圧電タイプののタッチパネルの方が反応が素直なので圧倒的に操作性に優れていると思う。
それと液晶が見づらいのも気になる。角度とフロントウインドウの大きさとの関係だとは思うが、陽射しによっては光ってしまい見づらい。8インチと少し大きめな点はいいのだが。
それとタッチパネルタイプのナビ全般に言えることだが、液晶の中にタッチポイントがあると指を正確にそこに持っていくことはかなり難しいのである。周囲にボタンが配置してあるときはほかの指でダッシュボードに触れてそこを支点として人差し指なり、親指でボタンを押していたが、液晶タッチパネルとなると支持ポイントが液晶上となってしまうため、実質的に手を宙に浮かせたままの1本指打法になるため狙いがつけづらいのだ。きちんと停止した状態での操作でさえ大変なのだから、走行中などはまず無理だ。
※走行中は触るなという正論を吐く人もいるかも知れないが、オーディオの操作をするのにいちいち止まる人は多くは無いはずだ。
数少ない美点はブリ男につけていたナビよりも動作が速くてきびきびしていることくらいかなぁ。(苦笑)
3つ目はエアコン
これまた静電タイプのタッチパネルによる操作タイプなのだが、これがナビ以上に最悪だ。ボタンではなくパネル上のアイコンをタッチするわけだが、当然操作感は無く、インジケータランプで切り替わりを判断するしか無い。おまけにナビをいじっているとどうしても触れてしまい、気づくと、くそ熱いのにシートヒーターがONになっていたりと誤操作満載だ。ヽ(´ー`)ノ ハア
ナビの静電液晶はまだ我慢するにしてもエアコンはいちいち見なくても操作できるようにボタン式にするべきだ。アイコンを目で見て機能を確認しないといけないため、走行中の操作では視線を外す時間が長くなり危険だ。
さらに言うならばブリ男よりも室内が広くなっている点もあるのだろうし、納車日が今年初めて?の真夏日だったためもあるとは思うが、エアコンの効きが甘い気がする。風を直接体に当てている分には涼しいが風の向きを反らした途端に室温の冷え加減が物足りなくなる。
それと表示上の違いだけかも知れないがブリ男は設定温度26度くらいで十分室内が涼しかったのに対し、24度くらいにしないと涼しい感じが無い気がする。
Fit3に乗っている職場の先輩にそんな話をしたら、今のエアコンは電気だけで駆動できるようになっている反面、容量が小さくなっているので冷えないんだよ、と言っていた。真偽のほどはわからないが。
ちなみに歴代の車の中でもっとも濃い色のボディ色を選択したせいか、納車日の炎天下では一瞬たりともボディに手を触れるのは危険なレベルの熱さだった。(苦笑)
やっぱり地味ぃ~にシルバーとかの方が良かったかなぁ・・・なんてほんの少しだけ今更のような後悔が・・・バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
とりあえず、ぱっと乗って触って気になったネガティブポイントは以上だ。
買ってしまった以上は今後は上手くつきあっていくしか無いので、工夫できるところは自分で何とかしていこうと思う。とりあえずエアコンの誤操作に関してはカバーのようなものを考えても良いかもしれない。いずれにしてもしばらく乗り込んでからだな。(´ー`)┌フッ
以上が納車日の晩に書いた内容。その後、火曜、水曜と通勤で乗ってみた。
朝は交通量がそれなりにあるため、時速50キロくらいまで到達したかと思うと、すぐに信号や渋滞で停止するという走行パターンだ。走行距離と所要時間から計算すると平均時速は15km/hくらい。典型的な街中のストップアンドゴーと言えるだろう。
まず、発進時はのんびりのろのろの踏み込みではモーターでの走り出しとなり少々重ったるい印象がぬぐえないが少し多めにアクセルを踏み込めばすぐにエンジンが駆動するので加速力に不足は感じない。そしてそのまま踏んでいると2速への変速ショックをわずかに感じ取ることができる。街中で普通に流している限りではほとんど変速ショックを感じ取れないため、唯一、CVTからギアミッションの車に変わったんだなぁと実感する瞬間だ。
その後、発進時のもたつきはエコモード?になっていたことが判明し、ノーマルモードにしたらまったく違和感はなくなった。(^^)v
まだ燃費を語るほど走ってはいないし、各部のアタリも付いていない状況ではあるが、上記のような典型的なストップアンドゴーの市街地走行でも12~14km/Lくらいは走っていそうな気配だ。前のブリ男も街中オンリーではそんなものだったので同じレベルと言えそうだ。ブリ男よりも車重が100kg以上重くなり、さらに2WDから4WDになっていることを考慮すれば上々だろう。各部のアタリがついて、かつ、長距離の移動になれば期待通りの燃費(というか航続距離)を叩き出してくれそうだ。(^_^)v
それにしてもやっぱりシートがフカフカで腰痛持ちにはイマイチ感が強いなぁ。来週末には鈴鹿まで往復する予定なのでそこでチェックしようと思う。あまり腰の負担が大きいようならば真剣にレカロへの換装を考えるか・・・
そうそう。ファーストインプレッションでは最悪の評価を下した静電式タッチパネルのナビとエアコン。触れてしまうと誤操作してしまうことを念頭に置いてさえ居ればギリギリ許容範囲である。購入直後はナビの操作をおぼえるためにかなりいじっていたがだいたいわかってしまえば頻繁に触るわけでも無いためかろうじてOKという感じと言ったら良いだろうか?
エアコンの効きが今ひとつと感じた点も真夏の陽気となった納車日の午後2時過ぎに炎天下に駐車してナビなどをいじっていたときの印象が強かったらしく、その後の通勤での走行中の効き具合を見る限りは、ブリ男と大して変わらないようだ。良かった良かった。(^^)v
少し乗ってみるとやはり色々利点が見えてきて、
買ってよかった
と思えてきてひと安心だ。(爆)
だが、あえてさらに付け加えるならば、違和感があるのはシフトノブ。クラッチつきマニュアル車で運転をおぼえてきたオヤジとしてはシフトノブが完全にスイッチと化していることにかなり違和感をおぼえる。例えAT車であっても運転中は頻繁に左手でシフトノブに触れる習慣が身についているものとしては、である。(^_^;
今回のものは走行中にシフトしてしまうと何が起きるのだろう。シフトノブの形をしているだけで実際はただのレバー型スイッチなので、つい誤操作してしまいそうなのだ。たとえば通常走行中にシフトノブをリバースに動かしても、おそらくは車速を検知していて停止状態に近い車速で無い限りはリバースには切り替わらないと思って居るし、同様に走行中、突然パーキングボタンを押してみたとしてもパーキングにはならないはずだ。(自分の車で試してみる気にはなれないが・・・・)
いずれにしても物理的にシフト機構とつながっているわけでは無くあくまでもスイッチ機能だけなのであまり心配はしていないが。(苦笑)
それとフットブレーキの回生力が強いのか結構なかっくんブレーキである。もっともブリ男は4輪ディスクでそのセッティングはやはりかっくん気味だったのでオイラはあまり違和感なく順応しているけど。(^_^;
あとは強いていえばウインカーレバーが固いのがちょっと気になるかなぁ。軽くレバー操作すると3回ウインクするという機能があるため、ウインカーを出し続けるところとの操作荷重に違いをつけているのだとは思うが、少々やり過ぎ感は否めない。
どんだけ馬鹿よけをすれば気が済むんだろうね、今どきの車は・・・・そんなところに気を遣うくらいなら、呼気センサーを全車に適用してこの世から飲酒運転を一刻も早く撲滅する方がずっと世の中のためだと思うのだが。
全体にファーストインプレッションは辛口になっているが、乗り心地が良い割にはしっかりと踏ん張る足まわりとか、ステアリングにすっと反応する回頭性の良さ、そして大きすぎない回転半径などブリ男から乗り換えてもほとんど違和感なくなじめている点は街中でも使いやすく評価に値する。
そして最大の売りである積載性。
これはやっぱりすごいし、便利だ。(^_^)v
ラゲッジルームの床下にも結構な大きさの収納があるので停止表示板とかタイヤチェーンとか普段は絶対に使わないけど持って無いといざというときに困ってしまいそうなものを入れておくと荷室がすっきりする点はいい。(^_^)v
とりあえずまだ50kmちょっとしか走っていない状況でのインプレッションはこんな感じだ。
あ、そうそう。駄目じゃ無いんだけど初めてなのでまだ全然なじめないのがリアカメラ。(^_^;
後ろが見えるのは安全面ではすばらしいのだが、バックで駐車時にリアカメラ画像で駐めようとするとワイドビュー故にゆがんでいるので感覚が全くつかめない。(苦笑)
今のところはサイドミラーで白線との並行を確認しながら下がる位置をリアビューカメラ画像で見ているという感じだ。どうしてもわかりにくいところでは窓を開けて顔を出して確認している。(爆)
ちなみにブリ男の時まではバックするときにドアを開けて後ろを見るのが習慣だったが、今どきの車はドアを開けた途端に動かなくなるんだよね。(^_^;
さらに・・・・・
納車の時にふと気づいたのだが・・・・・買ったのはもちろん4駆モデルなのにリアゲートのところに4WDでもなけりゃ、AWDでもない。4駆を示すようなエンブレムが無いのだ。
げ、ホントにこれ4駆だよな・・・・
思わず不安になってしまい、リアの下回りをのぞき込んでしまった。(苦笑)
ちゃんとリアタイヤにドライブシャフトがつながっていたので間違いなく4駆のようだ。4駆で有りさえすれば、ことさらエンブレムで強調するのはむしろ恥ずかしいのでかえってありがたい。メーカーにしてみればコストダウンなのかも知れないが。(苦笑)
すっきり、地味に・・・・でも実用性はばっちり。
これが新しい愛車のコンセプトなのだ。(^_^)v