モータースポーツ写真を撮り始めてから、今年が10年目となるのは既に書いたとおりだ。
その10年の間にわずかではあるが上達したとは思う。それに撮り方に対しても多少は考えながら撮れるようになったはずだ。
たとえばNDフィルター。
オイラがモタスポ写真を撮り始めたときに使って居たボディは
EOS1Dマーク2N
だった。
良いカメラだし、未だに現役で使っている人もいるくらいだが、最新モデルと比べると画素数の差もさることながら、高感度撮影性能がかなり差があった。
最新のものではかなりの高感度で撮影してもノイズも気にならないところまで来ている。
そうした前提条件もあるのだが、今使って居る1Dマーク4に軸足が移ってからはNDフィルターを使う頻度がかなり高まった。
スローシャッターを切るためにISO感度を50まで下げていた。それでも真夏の陽射しが強いときなどは明るすぎて最大絞り値でも欲しいシャッター速度まで落とせなかった。どうしても遅いシャッターにしたいときにはテレコンを入れたりもした。
だが、最近はNDフィルタを常用することが増えた。しかも真夏だけで無く、晴れていれば春でも秋でも使う。
反対にシャッター速度を上げて「止めのカット」を撮りたいときにはISO感度を上げて対応している。
上述のように高感度設定が普通に使えるようになったおかげだ。その分、スローシャッターを使うときには大胆に遅くしてトライするようにもなった。
一番使用頻度の高い500mmF4のレンズの最大絞りはF29なので対応幅は広いが、17-40mmF4や24-70mmF2.8では最大絞りがF22までとなっている。
以前はND4を使って居たが昨シーズンからはND8を使うようになってきた。
同じようなノリで先日、長玉用のφ52のND8フィルターを購入した。
晴れている日はND4かND8で撮影に臨むことが増えそうだ。(^_^)v
ちなみにNDフィルタのおかげである程度絞りをあけて撮れるようになるので、流すときだけでは無く、背景をぼかしたいときに絞りの開き加減を調整するためにISO感度をいじるようになってきた。これができるのもNDフィルターの導入とカメラの高感度性能向上のおかげだ。
ワンカットごとにISOをいじれるデジタルならではの撮り方とも言えるだろう。
さ、何とか明日の準備は出来たので一杯飲んだら早く寝るとしよう。明日も早起きだ。(^^)v