しつこいくらい繰り返し書いてきたが、今年のスキーシーズンは年末の初すべりから始まった。
何とか冬の間に完全復調できるように11月に大腿骨に入れてあった補強用チタン棒を抜く手術を受けた。
そして年末にフリースキーを始め、様子を見ながら骨にあいているボルトの穴が埋まるのを待った。(^_^;
あらかじめ自分で2ヶ月は無理しないと決めていた1月末まで待ってからゲートトレーニングを開始。(^_^)v
今現在は、フィジカル面は完全に復調した(・・・と思って居る)。少なくとも筋力は左右の脚で差異は無く、痛みはもちろん違和感も皆無。怪我した部位を滑っているときに意識することはない。
メンタル面では、きれいなバーンでは全く問題ないが、荒れてくると無意識に腰がひけてしまうようだ。おそらく転倒⇒骨折という恐怖心が未だに残っているのだろう。(苦笑)
だが、それも徐々にではあるが薄まってきている。
そうなると、元々持っている技術的な壁が目の前に大きく立ちはだかってくる。(爆)
スポーツはなんでもそうだが、技巧を学べば良いと言うものではない。一定のレベルまではそれでも良いが、その上を目指そうとした途端に己の身体能力の無さがとてつもなく大きな壁になるのだ。orz
やり方、動き方が頭でわかったからと言って体が動く人なんて、天才と呼ばれるレベルのアスリートくらいなものだろう。オイラのような凡人スキーヤーには到底無理な注文だ。
だが、できないことをいきなりやれるようにはならなくても、やりやすくするための工夫をすることでワンステップ上に行くきっかけをつかめることはある。それが先日書いた、スキーのチューンUPだったりするわけだ。
できなかったことをやりやすくすることで、ある時、突然、いい感じで動けたりする確率が上がる。そしてそのフィーリングを実際に体験することで目指すものが明確になり、多少なりとも再現する確率を上げられる。
これがオイラの考える「上達」である。
そうした意味ではマテリアルは大事であり、こだわりを持つだけの意味がある。冷めた言い方をしてしまえば、オイラの様な平均以下の草レーサーがこだわってうだうだ言うのはおこがましいとも言えるのだが、そこは趣味、オイラ自身が楽しければすべて正解なのだ。(^^)v
もちろん、マテリアルだけではない。
同じ動きを目指すにもいろんな表現があり、フィーリングがある。外スキーを走らすフィーリングを表現するのにある人は
回し蹴りをするように
と言い、またある人は
ナンバ歩きをイメージするように
という。
要するに自分が取り込めて納得できるイメージならばなんでも良いのだ。
だから、ブーツもそうだし、スキーもそうだ。自分に合わせたフィッティングを工夫する。
それも含めて楽しみなのだ。(^_^)v
かつてはとにかく速いと言われるワックスがあれば買ってみたりしたが、少なくともオイラのレベルでは、よっぽど外さない限りワックスなんてなんだって大して変わらない。そこそこちゃんと手入れさえしてあればほとんど一緒。むしろ、ワックスよりも滑りそのものが生み出す差の方が何十倍、何百倍も違うのだ。
最近はそう思っているので、普段は安いワックスしか塗らない。もちろん試合の時には買い置きのワックスの登場となるんだが。(爆)
さあ、草レーサー・木馬の明日はどっちだっ!!!
ってことであと少し飲んだらすぐに寝て、明日の朝も雪山目指して出発だ。(^^)v