趣味で写真を撮っているものは、撮り方に制約が無いから自由である。
そして素人ならではの
奇跡の1枚
ということもある。これを狙いに行くか、押さえのカットを撮るか・・・・
悩ましいところである。
たとえばモータースポーツ撮影の場合。
サーキットレースならばライダーやドライバーは何周もぐるぐる回ってきてはくれる。
だが常に全力の走りをするわけではないし、前後にマシンがいるか、居るとしても誰が居るか・・・それに陽の光の具合だって常に一定とは限らない。走行セッションが何時にあるかによって陽回りを計算して、順光で撮るのか半逆光を狙うか、はたまた完全な逆光をうまくつかうか・・・
撮影の仕方だってそうだ。
超スローシャッターで狙うと決まれば、だいたいの場合はそこそこカッコイイ写真になる。だが、そこにはやはり光の計算もあるし、背景をどこにするかという問題もついて回る。
そして何よりもアマチュア故に、スローシャッターを百発百中なんて不可能だ。速いシャッター速度で撮れば少なくとも、被写体ブレや手ぶれで失敗する確率はかなり少なくなる。
だがその反面、構図がかっちりと決まってなおかつ光が・・・・とかカッコイイ写真になるための条件も変わってくる。
但し、単に写っているという意味だけで言えば、撮影の難易度はぐっと下がるのは確かだが。
だから、1000枚撮って1枚でもあたりがあったらラッキーという、いわばギャンブルにかけるのか、はたまた「撮れる」確率は上げておいてその分を数で何とかいいものを目指すのか・・・・
上述のようにチャンスは無限にあるわけでは無い。トライアルやラリーなどのように基本的にその1回しかチャンスが無い場合などは特に迷う。
超スローで「狙う」のか、手堅く撮って「雑誌に載っているようなカット」を撮るのか・・・
鉄道写真なども同じかも知れないが、たった1度のシャッターチャンスをどんな撮り方をするかは非常に迷うだろう。。。
それが面白いところだと言えなくも無いが、チャレンジしすぎで全滅だったりするとかなりめげるのも事実だ。(苦笑)
撮影技術的に難易度が高い撮り方をするためには基本技術が無ければ絶対に不可欠。下手な鉄砲は数を撃ってもあたらないのが世の常なのだ。(^_^;
だから、オイラはスローシャッターで修行する。
昔よりはだいぶマシになってきたがそれでも撮っていてあまりに「アタリ」の手応えが無いと、萎えてきて少し無難に撮ったり・・・その繰り返しである。
「あがり」だけでなく、オイラの気持ちもブレブレなのである。(爆)
ま、仕事で撮っている人に比べたら全く緊張感は無いんだから贅沢な悩みかも知れないけどね。(´ー`)┌フッ