スポーツ写真 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

スポーツ写真と言ってもジャンルは様々。
それこそ、運動会から始まり、果てはオリンピックなど、数え切れないほどの種類がある。それを十把一絡げに
スポーツ写真
と呼ぶこと自体にも無理があるが、その写真の撮り方、見せ方にもいろいろあると思う。

誤解を恐れずにざっくりと2つに分けるとするならば、
止めの美学と流しの躍動感
に分類されると思う。

野球とかボクシング、体操など多くのジャンルではどちらかというと「止めの美学」が多いように思う。
その点、モータースポーツでのその比率は半々くらいかも知れない。
もちろん、報道用のカットはかっちりと止めたものが多いが、プロ、アマ問わず、作品としてのカットはどちらも同じくらいの頻度で見かけるような気がする。

オイラ的な解釈で言えば次のようになる。
止めの美学はすなわち構図の美学でもある。もちろんそれだけでは無く、光とかボケとかいろんな要素があるがやはり、撮影対象をどのように配置するかという構図が大事だと思う。
風景などと違って相手が動いているので思い通りの構図になることなんか滅多に無いとは思うが、それでも、こんな風に撮りたい(撮れたらいいな)というイメージは大切かつ必須である。もっともセンスが無いため風景写真が大の苦手のオイラにはそのイマジネーションが最初のハードルなんだが。(苦笑)

それに対して、スローシャッターでの流し撮り
対象や動き方、速度で難易度はかなり変わると思うが、オイラ的にはこちらの方に軸足を置いている。
撮ること自体に技術が求められるため、撮れたという自己満足を味わうためと言えばそれまでだが。(苦笑)

超スローシャッターでのカットのイメージで言うと、4輪のレースで多いのが直線を失踪中のマシンを超スローで流して、観客席を背景にするパターン。光の加減などにもよるけどすごくカッコイイと思う。
だが、2輪でこれをやるとどうだろう。。。
4輪はマシンの形をどう撮るかという難しさはあるが、2輪の場合はもっとヒューマンファクターの比率が多くなると思っている。要するにライダーのちょっとした姿勢、アクションで意思が伝わってくる。その反面、直線でライダーの動きが無い流し撮りで、魅力のあるカットを撮ろうと思うと、オイラにはまだ上手い手が思いつかない。
直線でもたとえばもてぎのV字の立ち上がり。Moto3クラスのように小さいマシンの場合は、ライダー達はストレートに向けて少しでも空気抵抗を減らすためにおしりをシートカウルの上にのせてまで、頭を低くしてスクリーンに潜り込ませて加速していく。
そのある意味、不自然な姿勢にライダー達のタイムを削りに行く執念を感じる。今回のもてぎでも少し撮ってみたがあまりいいカットは無かったなぁ。
まだまだ技量不足というところか・・・・orz

オイラが2輪が好きなのはライダーの意思をダイレクトに感じることができるためであり、なんとかそれが伝わる写真を撮りたいと思っている。

難しいんだけどね・・・・(-。-) ボソッ