THE BRIDGE
というそこそこ有名なイタリアの革製品屋さんでかった革装のシステム手帳を持っている。
使っているでも無く、ましてや愛用しているでも無く、持っているというつれない表現が現在の依存度の低さを表している。(苦笑)
買ったのは94年だからちょうど20年経ったことに驚きを覚えるが、「愛用」していたのは購入後の3、4年程度。
それ以降はPDA、いわゆる電子手帳全盛の時代でありオイラもPalmを使い始めたからだ。そうなると、胸ポケットに収まり、かつ膨大なデータ量を持ち歩けるPalmに軸足がうつったのは致し方無しというところだ。
そしていまだにPalmを使っている。
Palm本家はとっくに無くなり、すでにPalmOSのPDA自体も市場から姿を消して久しい。オイラはそんなPalmの最後の牙城だったソニー製のCLIEというものを使っている。
Palmのメリットはそのデータ量もさることながら、パソコンとデータをシンクロできるという点に尽きる。
だが、そのパソコン側のソフトもとうの昔にサポートは無くなっている。
PalmDesktopというのがそのソフトだが、そのデータを本体とシンクロさせるためのHotsyncというものが新しいパソコンのOSに対応しなくなっているのだ。
ウインドウズで言うとXPまでは正規バージョンが存在した。だが、時代の流れに逆らえず、我が家の窓機もXPから7に移行した。
移行する際にいろいろネットで調べた結果、対応するものを作って公開してくれている人がいた。残念ながら64ビット版は存在しないようなので、データシンクロの必要性があるパソコンはあえて32ビットの窓7にしてある。
幸い、一番シンクロのニーズが高い職場用のノートPCも32ビット版だったので、職場と自宅の双方でデータを共有させることができている。(^_^)v
だが、それとてもいつまで続くかわからないのが現状。
そんなこともあり、2年ほど前からはいつアナログに戻っても良いようにシステム手帳も持ち歩くようになった。
だが、PDAは完全に廃れてしまい、アナログ手帳がまたもてはやされる時代になったものの、もはやシステム手帳、それもバイブルサイズは流行らないらしく、ほとんど店頭で見かけることは無い。従って、毎年、年の瀬がだんだん近づいてくるとカレンダーの「リフィル」が心配になってくる。
以前からASHFORDの1週間見開きタイプを愛用していたが昨年は手に入らず違うものでガマンしていた。
そんなこともあり、今年は早めに探し始めたところ、幸いにしてお気に入りのタイプを手に入れることができた。(^_^)v
もっとも大きな書店でさえ、バイブルサイズのリフィルカレンダーの取り扱いがほとんど無い昨今だ。初めからネットで探したのは言うまでもない。
いずれ、Palmに別れを告げるときが来たら、全面的にアナログ手帳に戻ることになるのだが、その頃にははたしてどうなっていることやら・・・・