九州の事業所から関東の古巣へ戻り、もうじき丸4ヶ月。
古巣は南国事業所の何倍も大所帯なので、人の動きが頻繁にある。
定年を迎える人、転勤でいなくなる人、転勤で来た人、新入社員などなど。
そうしたことがある度に
歓送迎会
が開催されることになる。
話の本筋とは少し外れるが、最近は送別会と言わずに壮行会と良い、定年退職のことを卒業するという。
日本人らしい、細やかな「言い換え」ではあるが、正直まどろっこしい。
話は一丁締めに戻る。
三本締めや一本締めの違いってなんだろうとか、調べてみるとおもしろい。そしてオイラたちが飲み会でよくやる(みんながやっているのを観ているだけだが。)ものは正式には一丁締めとか、関東一本締めと呼ぶらしい。
だが、オイラは飲み会などで最後にやる一丁締めが大嫌いなのだ。
学生の頃などはその意味も知らずに飲み会の打ち上げに三本締めをしたこともあるが、ことに職場の飲み会でこうしたことをやるのが大嫌いなのだ。
気の置けない同僚や昔から世話になっている先輩諸氏、あるいは元気の良い若手との飲み会は楽しい。基本は家飲み派なのだが、こういう場合には出かけていく。しかし、前述の職場単位での歓送迎会はどうしても「酒飲み」自体が仕事の延長のようで嫌なのだ。
ましてやまるで思想も無く、一丁締めで締めましょうというのがたまらなく嫌なのだ。
基本的に、そういう場合は隅っこの方で何とはなしに調子だけはあわせるもの、参加はしない。
「仕事」として飲んでいる席で
オレは一丁締めが嫌いだ。
と主張するのも大人げないし、ましてや「仲間との飲み会」ではなおさら、そんな主張をして楽しい雰囲気をぶちこわす理由も無い。だから、「アンチ・一丁締め派」としてはひっそりと目立たないように隅っこの方でスルーするのだ。
ネットで本来の一本締めの意味などを調べると、10回たたくのが本筋とある。
10回の意味合いとしては、九(苦)に一を加えて「丸」となすということらしい。
いろいろあったけど、終わりよければすべてよし。大団円ってことなのだろう。大いに共感するところがあるが、その気持ちで締めたい会合がどれほどあるのかが問題である。(苦笑)
ま、そんなわけで密やかなレジスタンスが続くのだ。(´ー`)┌フッ