工業製品の美しさ | 木馬の四方山ばなし

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工業製品のデザインってピンキリである。

商品カテゴリーとして未成熟な黎明期には何よりも性能が優先されるため、少々無骨なデザインでもそれが当たり前ということで受け入れられる。
しかし、ある程度、機能性能が成熟するとデザインの要素がクローズアップされてくるのだ。

かつてのじり貧のアップルを救ったiMacがまさにそうだった。あれは性能にも優れていて価格もそれまでのアップルの常識を打ち破ったという要素もあったけど。
アップルと言えば、いまオイラが使っているのはMacmini。
オイラが持っているから言うわけではないが、これはコンパクトなだけでなく美しいデザインだと思う。性能的にも悪くない。
ただし、個人的にはMacminiは単体では美しいが実際に使う状態での美しさを考えていない点が落第だと思っている。
せっかくすっきりデザインなのに無骨な電源コードが生えているのは美しくないし、何よりもUSB機器を接続すると実に汚らしくなる。ケーブルがゴチャゴチャついたときにせっかくのシンプル&コンパクトなデザインが台無しなのだ。
せめてケーブルの接続部をきれいに見せる工夫が欲しかった。最悪は目隠しもでいいからさ。(´ー`)┌フッ

あるいはあそこまで小さく出来るなら、本体ごと机の裏に貼り付けられるとか、縦長にして机の脚にくくりつけられるようにするとか、本体ごと角してしまって、実際に使うシチュエーションでもっとすっきりと美しくして欲しかった。

いま、オイラはMacmini本体はデスクの上に置いている。起動時に本体のボタンを押す必要があるので足下の方に押しやると不便だからだ。配線がゴチャゴチャなのはガマンしている。
USBが背面にしかないので、常時つなぎぎっぱなしのタイムカプセル用のHDDとキーボードは直差し。あいているポートにはUSBハブを接続して、テーブルの端の方に取り回して、抜き差しをしやすくしている。

今ひとつだったねー、アップルさん。(笑)

人それぞれ審美眼に差があるし、好みの問題もある。だけど、デザイナーは実際に使うときの姿が美しくなることを忘れて欲しくない。

オートバイだって、どんなにかっこよくても人間がまたがったときにチグハグになるデザインでは受け入れられないと思う。
他の人にはいいけど自分には似合わないというようなものもあるだろう。
やせたひとがハーレーにまたがってもいまいちな感じだし、レーサーレプリカに腹の出たおっさんがまたがっている姿がかっこいいとは思えない。

ファッションとかもそうだよね。黒のレースが似合う人もいれば、派手な原色のフリフリが似合う人だっているはずだ。

もちろん、それは本人の問題だから、他人がいいとか悪いとか言うべきではないが、美意識としてはやはり客観的に見るとね・・・・・

ま、こと自分のファッションに関しては無頓着というか、気にしないことにしているので大きなことを言えば義理ではないのだが。(爆)