元はといえば生まれも育ちも東京である。
だから、東京の生活がすべてに於いてデフォルトになっているのは間違いない。
だが、わずかな期間とは言え、九州で暮らしてからまた関東に戻ると意外なところに新鮮な驚きがあったりする。
ひとつめは、納豆にからしがついてくること。
かつてはそれが当たり前だったが、九州で買う納豆には一切ついてこなかったのでいつの間にか、忘れていた。
もっともオイラはわさび派なのでからしは使わない。
わさびと言っても普通のわさびでは無く、
わさび漬け
を入れるのだ。これが旨いんだな。。。
朝ご飯はほとんどの場合、生卵に納豆を入れ、そこにわさび漬けやなめたけ、ちりめんじゃこ(もしくはシラス干し)などを気分で混ぜ込んで食べる。
九州にいる間は、高菜漬けを刻んだものも好んでいれていたが、関東ではなかなか手に入りそうに無いのが残念だ。
まあ、塩っ気が欲しいときは昆布の佃煮を入れると風味も出ておいしいのでさして困りはしないのだが。(笑)
そう思っていたら、家から一番近いスーパーで高菜を刻んだものがパックで売っているのを見つけた。試しに買ってみたが果たしてお味の方は如何に・・・・。
だが、あらためて振り返ると南国はいくら急速発展し、市内はかなり賑やかとは言え、そこは地方都市。いい意味で田舎なのだ。
まずは人心穏やかで、隣近所の人も会えば必ず挨拶くらいはするし、電車やバスに小さな子供を連れた人がいれば、知らん顔を決め込む人など居らず、ためらうこと無く席を譲っていた。
それと比べてしまうと、東京近郊の都市部はやはり他人のことには興味が無い人が多いようだ。それがたとえ隣人であっても・・・である。
袖触れ合うも多生の縁というのは都会ではもはや死語なのだろう。