のび太・・おまえってやつは・・・ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

出会いと別れ
それは必ずセットになっているモノである。

すでに10日ほど経ってしまったが、いつもの歯医者に行ってきた。

春先から通い始め、かつて虫歯治療した場所などが時を経てまた痛んでいると言うこともあり、この際だから全部ちゃんと直してくれと言うことで通っていた。
4月中旬から9月まで。
5ヶ月以上、ほぼ週1ペースで通ってきた。

お盆の連休中に予定していた治療が終わった。

残るは一ヶ所。
奥歯の「かぶせた」歯の隙間から酸っぱい汁が出るのだが、どうやらかぶせた中?の歯茎が化膿している感じ。
だが、それをやり直すには、かぶせた歯の奥にある親知らずが邪魔だという。
しかもこの親知らず、歯茎に埋まっており、横向きに生えている。(^_^;

かつて反対側に同じような親知らずがあり、抜いたことがあるが、ものすげぇたいへんだった。
下の親知らずってほとんどあごの骨と同化しているので、、歯茎をメスで切り開き、ハンマーであらかたかち割ってからあごの骨共々、ほどよいところまで削って形を整えるのだ。
当然、術後は歯茎を縫い合わせるし、痛み止めを飲んだってずっきんどっきんして夜も寝られない。おまけに出血もすぐには止まらないので口の中は四六時中、血の味がして気持ち悪くなるし・・・さらにはほっぺたの腫れ方がハンパではない。自分で鏡を見ると笑ってしまうくらいにふくれていた。

そんな経験をしているので、抜かずにすむならそのままにしておきたいという思いも本音だった。だが、ここいらで本気で治療しておけば、あとはもう医者にかからずとも生きていけるはずだ。そう思って、親知らずの抜歯の兼を話すと、今まで通っていた歯医者ではやれないという。あごには神経も走っており、施術としてはやはり重いものになることもあり、市内の大学病院へ行けという。

ならばと紹介状を書いてもらうことにし、1週間後に受け取りに行った。
すると、その日に限って、受付にのび太似の巨○の女医さんがやってきた。
ああ、紹介状はやはり医者から直に渡すのだな・・・・
そう思ったのだが、紹介状ではなく、カルテを持ってきた????

いわく、一カ所まだやり残しがあるという。しかも、それは「かぶせた歯」の手前だという。
のび太の見立てでは、かぶせた歯じたいが痛んでいるわけではなく、その手前の歯との隙間が大きいが故に、食べかすなどが残りやすく、そのために歯茎が炎症を起こすのだろうとのこと。
オイラの実感としてはやっぱりかぶせた中が痛んでいそうな気がしないでもないが、「巨○ののび太」がそこまで言うので、とりあえずはそちらの治療をすることにした。
(´ー`)┌フッ

のび太ったら、まだオイラと離れたくないらしい。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ! 


ま、正直、歯茎に埋まっている親知らずを抜くのは時間も手間も、そして痛みも相当なものなのはわかりきっているので抜かずに済ませられるならば、済ませたいというのは本音である。

そうして、少なくともあと2かいはのび太に会いに行くことになった。(^_^)v



お盆休み明けに次の予約が取れたので行って来た。

最後の最後、土壇場で方針変更が生じた歯の治療。

昔、かぶせた歯の真下。じくじくと傷んでいる気配がある。
だがこれは痛んでいると言うよりは、その手前の歯との隙間に食べかすなどがたまりやすいために歯茎が炎症を起こしているだけだという。
理由は何でも良いが、歯茎が腫れ気味で出血がわずかとはいえあることの方が問題であり、要するにそれを直したいだけなのだ。
親知らずはどうでも良い。
手段の一つとして「親知らずを抜く」ことが候補に挙がっただけのことだ。

結局かぶせてある歯の手前の歯の治療がまだだったということでその歯の治療の際に隙間をふさぐように銀歯を作ってもらうことになった。
そうして、そこの治療を始めると院長先生の動きが何か妙だ。ようやくひと段落すると、ちょっと生意気そうだけど可愛い歯科衛生士がブラシのようなモノを見せてくれた。
これが歯の付け根というか隙間からから出てきたという。

ああそうだ。
出血の原因がわかった。

少し前に歯間ブラシを使っていて根元から折れてしまったことを思い出した。(^^;) 
ブラシが折れたときにしつこく歯を磨いたり、楊枝で取り出そうとした。すっきりととれた自覚はなかったのだが、表面から見えなかったし、痛みも含めて違和感がなかったため、そのまま放置してあったのだ。だが、ぶっすりと歯茎に刺さっていたらしい。(苦笑)

この部分の治療の時に、付け根の隙間は埋められないが、歯の先の方の隙間を少なくするかたちで治療を進めてもらった。
おかげで付け根には相変わらず大きな隙間が広がっているが、歯と歯の隙間が適正になったおかげで食べかすのつまり加減がかなり改善された。
歯茎からの出血も収まった。(^_^)v
そうなると、無理して親知らずを抜かずとも良いと言うことになり、治療はすべて完了と相成った。

それでも歯医者の常で、
最後に歯石取りと今後の歯の健康を保つためのメンテナンスについてご説明しますから、あと1回来て下さい
と言う。

そして10日ほど前に最後の通院をして、のび太に別れを告げてきた。

のび太。結構、楽しかったぜ。
思い出はその大きな胸にしまっておくんだな。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ! 
(´ー`)┌フッあばよ。



そんなわけで約半年にわたる通院が幕を閉じた。

昔のいい加減な治療のあとはすべてやり直したのでかみ合わせも良くなった。これならスキーの時に奥歯を加味してめても問題ない。

あ、最後の精算をしているときに、
定期的に歯垢を取りに来た方がいいのだけれど、3ヶ月が目安なので、12月か1月の予約を取りますか?
ときかれた。(苦笑)

オーケイ、のび太。
寂しいのはわかるが、オイラはそんな先の約束は出来ないのさ。
(´ー`)┌フッ

じゃあな、幸せになるんだぜ、べぇいびぃ。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ! 


オイラはニヒルに口元を引き締めて、のび太に背を向けたのだった。
あ、治療がすべて終わったおかげで奥歯をかみしめても、かみ合わせが良くなったので痛みは全くないのだが、奥歯たちが泣き声をあげていたのは秘密なのだ。

        fine


☆本編は5%の真実と92%のフィクションと3%の巨乳に彩られていることを付け加えておく。(´ー`)┌フッ