最近、PM2.5と言う言葉がにわかに注目を集めるようになった。
PMという言葉自体は、学生時代に内燃機関(ようするに「エンジン」と思ってくれればいい。)の研究室に居た身としては、別段新しい言葉では無く、それこそ学生時代からなじみのある言葉ではある。
まあ、当時はエンジンが、とりわけディーゼルエンジンが排出する物質として
PM
すなわち
Particulate Matter
の排出を抑える、あるいは除去する技術についての文献を読んだりしたものだ。
日本語で言うと「粒子状物質」となる。
中国で排気ガス規制の緩いなかでまき散らされたPMのうち、粒子の小さいものが風に乗って遠くまで飛散し、日本へも到達するというのでにわかに日本でも注目を集め始めたのだ。
そのPM2.5が黄砂と一緒にくるという。
そこで思った。
そもそも黄砂って何だっけ???
砂だよな・・・???
どうして遠く日本まで飛んでくるんだっけ・・・???
調べて見た。
すると、そもそも東アジアの砂漠地帯で発生する砂嵐によって上空高く巻き上げられた砂が飛んでくる現象を「黄砂」と呼ぶらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E7%A0%82
どこかのネットニュースでその砂嵐の映像を見たが、ものすごい勢いで砂が巻き上げられ、視界はほとんど無い状態にまでなるらしい。
南国に移住してからは身近なところでは、原発からの放射性物質を心配するこえはあまり聞かなくなったが逆にPM2.5への関心が急浮上している。(^^;)
しかし、考えてみたら、オイラの生まれ育った東京下町は、昔は町工場が建ち並び、黒いけむりをモクモクとはき続けていた。下水にはかなり危険度の高い物質を含んだ排水を垂れ流していた。
だから、子供の頃の記憶ではたびたび光化学スモッグは発生していたはずだし、東京湾は巨大などぶ水のため池だった。
今は東京と言えども、空気はだいぶ改善されたようだし、東京湾に至っては比較にならないほどきれいになった。(あれでも相当きれいになったんだよ。)
そんなのを考えれば、今さらちょっとくらいの放射性物質やPM2.5ごときでじたばたする気はない。(笑)
むしろその手の報道でうろたえている人が滑稽に思えてくる。
もっとも小さな子供がいる家庭では気にしても当然だが。
自分自身のことに関してだけ言えばまったく動じること無く普段どおり。ましてや昔から都内でトラックの真っ黒な排ガスを吸いながらバイクに乗っていたことを思えば何を今さら・・・・である。(爆)
ま、せいぜい、マスコミに踊らされないようにしたいものだ。出来る範囲で被る可能性のある害を排除すればいいのだ。(^_^)v