今朝の羽田空港。
アルジェリアでのテロ人質事件に巻き込まれて辛くも生還した方、残念ながら命を落とされた方の遺体、そして関係者などを乗せた政府専用機が今朝、羽田に到着した。
NHKを見ていたらその映像が延々と中継されていた。
しかしその駐機する様からずっと生中継する必要がなぜあるのだろう。
しかも朝の忙しい時間のNHKでさえである。
これが昼間のワイドショーならばまだわかるのだが。
オリンピックで活躍した選手が凱旋する際ならば、
今、○○選手が金メダルを首にかけ、タラップを降りて参りました。出迎えている多くのファンに手を振っています。晴れやかな笑顔です。○○選手、本当にお疲れ様、そしておめでとう。
こんな中継があってもいいとは思う。しかし、今回の中継は理解不能。
ましてや、
今白い布のようなものをかけた箱が運び出されています。
おそらく棺だと思われます。
・・・・・・。
この実況放送に何の意味があるというのだ。
しかもそれを国営放送が朝からやっているという事実に驚きを通り越して怒りすら覚える。
おまえら、受信料を取ってそんな報道しか出来ないのならもうやめちまえっ!!
本気でそう思う。
そっとしておきたいという遺族と会社側、そしてそれを尊重したいという政府の意思に反して、マスコミは被害者の割り出しに奔走し、一部は遺族の意思に反してまで実名報道したという。
結局、今朝になって政府から亡くなった方の実名が報道された。おそらくそうした事情を考慮し、これ以上沈黙を続けるとますますマスコミがエスカレートし、遺族や関係者へ心労をかけることになると判断したのだろう。
こうした事件の常ではあるが、マスコミの低俗さ、そしてそれを知りたがる民衆の愚を感じざるを得ない。
我が身を振り返ってどうなのか???当然、その自省も必要である。
せめて我が身は人の心の痛みを理解できる存在で居たいと思う。。。。