企業の寿命 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

ひと時代を築く企業というのはたくさんあるものだ。

たとえば、日本に於いては戦後を代表する企業として必ず名前が挙がる「ソニー」
だが、今やソニーは成長戦略を描けなくなり、商品戦略をアップルやサムスンと比較されることはあっても、なかなか再生の気配を感じ取れない。
松下幸之助が創業した松下電器、現在のパナソニックもかなり危機的状況にある。
小売り業界もそうだ。いわゆる戦後を引っ張ってきた百貨店業界は青息吐息の時代が続き、各社生き残りをかけてさまざまな手を打っている最中だ。だが、どこも安定軌道に乗ったという話はまだ聞こえてこない。
バブルの頃にもてはやされた証券会社だって倒産は免れたものの、業界再編が進み、今やじり貧のところは多いし、IT業界だってしかり。
アパレルにしてもユニクロの勢いがいつまでもつづく保証も無い。
飛ぶ鳥落とす勢いのアップル社ですら、最近はiPhone後の戦略が見えないと株価が低迷(といっても500ドルっ!!だが)する始末だ。

業界を問わず、成功を収めたあとの継続成長の方がはるかにむずかしいということなのだろう。
オイラにはアントレプレナーとしての資質も野望もないのでそのあたりの難しさは具体的にはわからないが、成功が大きいほど、そして会社組織が大規模になるほどその後の運営がむずかしいのは想像に難くない。
そして1度成功を収めると所帯が大きくなり、動きが悪くなったり、守るべきものが増えたりする点がまずひとつ目の足かせになるのだろう。
それと人の質という点も重要なファクターとなるはずだ。結局のところ、大企業の中でぬるま湯に浸った人間は再び寒風の中で逆風に立ち向かう勇気を持てないのが一般的だ。

ま、そんなわけで前置きが長くなったが、何かにつけて、うちの会社も明らかに衰退期に入ったことを実感する今日この頃である。
世間的にはまだまだ一流企業ともてはやしてくれるがその内情を知る者としてはかなり危機感を持たざるを得ない。先週の古巣への出張でも、「相談会」だよと言っているにもかかわらず、「結果の刈り取り」をしようとする輩ばかりだし、どいつもこいつも自分が評価者になったと勘違いしているみたいだ。そのくせ、何も決めないどころかどうしたらいいという建設的な意見すら出ない。

そういった意味で、古巣とは一線構える覚悟で部下に自由にやらせていたのが、結果的にはオイラの管理不行き届きと言う結果になっており、何とも情けない結果になっているのが実情だ。偉そうなことを言ってもアウトプットがないのでは何も申し開きが出来ない。orz

古巣への不快感も相当大きかったのだが、少なくともこの週末に関しては身内に対するがっかりと憤りが交互におそってきてまじめに考え始めるとかっかして眠れなくなってくる。
もっとも体の疲れが精神の興奮をはるかに凌駕しているらしく、夕べもベッドに入り、電気を消したとたんに記憶が無いが。(爆)

うちの会社の寿命が尽きる前に何とか「若返り」を図りたいとは思うが、どうなるかは神のみぞ知る。
オイラの出来る範囲で精一杯のことをやるのみだな。(´ー`)┌フッ

いきなり全体で・・・というのは至難の業なのでせめて身近な小さい単位から何とか再生に向けたムーブメントを起こしたいと思っているが、果たしてどうなることやら・・・。