入社当時からの取引先の方が、個人的に送別会というか壮行会をしてくれた。
新人で右も左もわからないオイラにいろんなことを教えてくれ、ずいぶんと無茶なお願いも聞いてもらった人だ。オイラがお礼の会を催すならばいざ知らず、一席設けてもらうなんて完全に逆だ。
かつては工場長。その後は専務。そして今はリタイヤして、ただの相談役。
ほんとうにありがたい。
オイラがモータースポーツ撮影の際に愛用している一脚の石突きもこの方が作ってくれた。
そうかと思えば、スキー仲間が送別会を開いてくれるという。職場とはまったく無縁の仲間たちだ。うれしい限りだ。
職場でも壮行会はあるが、ほんとうに気の合う仲間たちとの集まりならば、一もにも無く参加するが、おざなりの管理職の集まりは出来ることならパスしたいくらいだ。ま、サラリーマンとして断れないものもあるので仕方ないけどね。
でも、心に響くのはほんとうに思ってくれている人たちの思いだけだ。
そうした人たちへの感謝の気持ちを忘れずにいたいと思う。