親愛なるヤマトの諸君・・・・
・・・・・じゃなくて読者の諸君。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
このところ、怪我ネタばかりだが、あきらめて欲しい。
何せ、目下のところ、オイラの関心はいかに早く怪我を治すか、にしかないのだ。
医者の言葉を借りると、無謀とか不可能ということになるらしいが、なんとか3月中に雪上に戻るのが今の最大の目標なのだ。(^_^)v
まともには滑れないとは思うが、3月の試合には一応エントリーする予定でいる。
状況によってはDSとなる可能性も高いがそれでもなんとか滑れることを一日も早く確認したいのだ。
そして4月には全力で滑るのは無理としても、遊びレベルならば「普通」に滑れるようになりたいと考えている。
今現在はそれほど恐怖心はないのだが、滑り出すと無意識に脚をかばってしまうかもしれない。そのためにも今シーズンのうちに雪上に立っておきたいのだ。
それに3月末にはもてぎで全日本ロードレースが開幕する。
撮影機材を持ってもてぎのコースサイドを歩き回れるようになっておかないと・・・・
・・・とは言え、今はまだおとなしくしていること以外に出来ることは多くはない。
医者の使う超音波治療器とは全く違うが、低周波治療器(かなりの安物だが。)を持っているので休みの日には何度か膝周りにつけてやっている。
腱や筋肉には効果があるだろうが、骨の癒合にははなはだ疑問である。
ただし、医者でも使っているように超音波治療器を使用すると骨の癒合も早くなると言う臨床データもあるらしい。
超音波と低周波・・・・・・・
まっ!、似たようなモンだろう。。。(爆)
そんなわけで未だに休肝日は続いているし、治すために出来ることは自分なりにいろいろやっている。
そして、今できるもう一つの大事なこと。
クラッシュの原因を探り、今後に生かすと言うことだ。
前置きが長くなったが今回の怪我を振り返ってみよう。
振り返り、修正し、今後につなげるのが永続的な成長を遂げる原動力となるのだ。(^^)v
毎年、シーズン中の滑走日数が30日を超える中で、転倒と言えるものは片手で数えるほどしか無いのが普通だ。
ラインを攻めすぎてポールにぶつかったり、またいだりというパターンでの転倒を数に入れてもその程度のことがほとんどである。
それにその手のクラッシュは転倒のうちに入らないし原因もわかりやすい。(結果として怪我をするかどうかは別問題。滑りに対する課題としては明確だ。)
しかし、今回のようなクラッシュは原因そのものがよくわからないので検証が必要なのだ。
今年の冬は何かと忙しかったので初滑りが12月末にずれ込んでしまった。
山ごもり初日、12月29日が初滑りだった。
さすがに初日は仲間がゲートトレーニングしているのを横目に、初滑りと言うことでスラ板を使って一日中フリーをしていた。
余談だが、スラ板は2本持っている。
古いノルディカSLR165と古いハート165だ。
ハートの方がスイートスポットが広いのでリカバリーしやすいため、試合用に使っている。
対して、ノルディカはきっちりと良いポイントに乗っていけばぎゅんぎゅん走るのだが、ちょっとポジションが後ろにずれるとすっぽ抜けて体がおいて行かれる。
そのため試合用には使わず、もっぱらフリーでのポジションチェック用として愛用している。
人呼んで「戒めの板」である。(苦笑)
スラ板ならば低速でも体を傾けたターンが出来るため安全にポジションチェックが出来るし、低速であるがゆえ、動きに余裕があるので一つ一つの動きを意識しながら滑ることが出来る。
昨シーズンから積極的にスラ板でのフリー滑走を取り入れているのだ。
初日は体がスキーに対応できていないため、かなり疲れたがそれでも意外に体は動いた。
そして問題の二日目。
上記の戒めの板に加えて、ハートのGS190の2台をもってゲレンデに上がった。
この日は午前中のバーン割り当てなので、ゲートトレーニングはAMのみ。当然、GSのセットだ。
滑り込み不足なのは自覚していたので、まずはGS板でフリーをして、調子を見ながら少しだけゲートに入るつもりだった。
朝、3本ほどフリーをしたところ、さほど違和感は無かった。
そこで、ゲートに入ってみた。
ゲートとはいえ、まだシーズンはじめだ。ゲートトレーニングが久しぶりの人がほとんどなので、1セット目はロングポールでは無く、ラバーポールで張ってある。
膝下までの長さしか無い上に、ゴムチューブなので、膝下でポールに当たっても、
ぽこん
といい音がするだけで痛くは無い。
それに短い分、視覚的な圧迫が無いからシーズンはじめの体慣らしにはちょうどいい。
そんなわけでラバーポールのセットに2~3本入ってみた。
おっ。いいぞ。
結構からだが動いている。
そこそこいけそうだ。(^^)v
そんな感じだったのでその後、ロングポールに張り替えた後も、アームガードを装着して、ゲートに入ってみた。
まあ、シーズン初ゲートにしてはまあまあだ。
この日は前述のように、練習バーンの割り当てが午前中のみ。
そしてオイラが練習会の担当だ。
そんなこともあり、11時を過ぎたあたりで自分はラスト1本としてあとは、スタートでみんなの様子を見ながら撤収時間を決めようと思っていた。
ラスト一本。
危険な言葉である。
甘いテンプテイション・・・
うっふ~ん。来てぇ~。
ってくらい危険だ。
バキッ!!☆/(x_x)
ま、そんなわけでちょいとだけ頑張ってみようという気になった。(^^;)
うっふ~ん。来てぇ~。
と言われて頑張らねば♂がすたるというものだ。
まだ言うか・・・・
下で仲間がビデオを回しているのもわかっていたので、今にして思えば、変に力んでいたのかもしれない。
スタート。。。。。
1旗門目・・・・
2旗門目・・・・・・
たしか3旗門目だったと思う。
左外足のターン。
ターンの始動が遅れ、ラインがあふれてゲートの下に膨らんだ。
当然、次のゲートまでの距離が詰まってしまう。
そこでスキーを降り出し気味に切り替えていった。
しかし切り替えた直後にスキーのトップが引っかかり、バランスを崩した。
まだシーズンはじめの雪だ。バーンの締まりが甘く緩い場所がある。
前につんのめるように転んだ。
転ぶ際にバランスを崩して体が向かう方向が右足のスキーにまっすぐだったため、なかなかスキーが外れず、右足の向こうずねと膝にかなりの負荷がかかるのを感じた。
とっさに体をひねり、両足のスキーが外れやすいように体を入れ替えた。
ようやく板が両足共に外れ、オイラは斜面をごろごろと転げ落ちた。
すぐに立ち上がり、体をチェックすると、膝は普通に動くが、右足のすね(膝下あたり)がジンジンしていて斜面を登ろうとしても力が入らない。
やばい、靱帯をやっちまったか・・・
そんな感じだった。
やわ雪の中を板を拾うために、苦労しながら登るが踏ん張れないのでなかなか進まない。
上から来た仲間が拾って来てくれたスキーを履き、リフト乗り場までナントかおりるもののやはり膝下にまったく力が入らず、ジンジンしている。
そのままスタートまで戻った。
さすがに普通に滑れる状況では無いため、そのままスタートで撤収時間まで待機。
小一時間後に練習を終了し、撤収を完了したときには膝下の痛みがだいぶ増していて、痛む右足では横滑りも満足に出来なくなっていた。
こりゃやばいな。。。
そして、途中からは結局パトロールの世話になって下までおりたのは既報の通りだ。
http://ameblo.jp/mokuba-red/entry-11122632564.html
その晩に仲間の助けを借りてナントか家まで帰り着いたのも既報の通りだが、実は常宿を出発する前にオイラの転倒シーンのビデオを見せてもらっていた。
記憶と少し印象が違っていた。
切り替えで雪面の凸とタイミングが合ってしまったのか、横っ飛びして内足から着地してリカバリーしようとしていた。
しかし、そのまま転倒。。。
だが、怪我をした直後であり、いろんな意味で余裕が無い状況でちらっと見ただけだったので、仲間にお願いして、あらためてその部分の動画を送ってもらった。
(サンキュー。36さん)
繰り返し眺め、かつ、コマごとに動きをチェックして検証した。
やはりオイラの記憶とあっている部分もあるが違っている部分もあった。
3旗門目の左外足ターンでラインが落ちていたのは同じ。
ここからやや降り出し気味に次の右足ターンに向かい、リカバリしようと意識していたのは事実。
違うのが、その切り替えの時。
ターンのマキシマムで板をたわませているときに、ラインが落ちているがゆえにやわ雪に入ってしまい、この時点で前につんのめるようにバランスを崩していたのだ。
記憶では振り出したあとにやわ雪につんのめった印象だったのだが、切り替える前にすでにやらかしていたようだ。
そして、リカバリのためにスキーを振り出しながら次のターンの方向へ足を飛ばしている。
無意識のうちに体が反応し、雪面からいったんスキーを離すことでとっさに体制を立て直そうとしていたようだ。
そして体は前のめり、かつ、内倒したまま、ナントか内足から着地して次のターンに向かおうとするものの、体の飛んでいく方向と内足スキーがとらえた方向(=次のゲートの方向)がずれていて、ここで内足のトップが引っかかり完全に転倒モードとなっている。
この時点で右足を引っ込めることが出来れば膝下、すね周りを痛めることもなかったのだろうが、雪面をとらえるために右足は伸ばしていて、なおかつ上体が前につんのめり、右スキーと正対してしまっているために脚を縮めることもひねり外すことも出来ず、そのまま右膝周りに過負荷をかけてしまったようだ。
それではここでその衝撃のシーンの一部始終をお見せしよう。(^^;)
タイミング遅れにより、ラインが落とされている。上体が突っ立っているのはいつもの悪い癖だ。
ナントか足場を作り、次のゲートに向けてリカバリの意識が見える。
やわ雪に突っ込みブレーキがかかっている。
左スキーを雪に食われてバランスを崩している
普通ならこれだけ踵が浮いている時点で左スキーが外れてもおかしくないのだが、ルックのビンディングはまっすぐ方向の力には良くも悪くも外れないんだなぁ。。。
前のめりになりながらもスキーを外に飛ばし、次のターンの内足となる左足から着地している。
内足ターン。次のゲートに向かおうという闘争心が見て取れる。(爆)
だが、スキーの方向と体にかかる慣性力の方向があっていない。(^^;)
ここで内スキーのトップが引っかかっている。
上体が前のめりにバランスを崩した状態を戻すには至らず。
それでも頭からゲートに入っていこう言うガッツは、すべての競技スキーヤーのお手本ともなるべきものである。
バキッ!!☆/(x_x)
さすがにここまで来るとどうにもならず、引っかかっている内足を雪面から離し、手をついている。
このとき外足である右スキーが雪面を噛んでおり、しかも上体が前にかぶっているがゆえに、膝周りにすべての力が集中してしまったようだ。
外スキーのエッジは雪面をとらえ続け、右膝にかかった負荷を逃がすことも出来ないままにそのまま転倒。。。
ま、こんな感じだ。
仲間たちに言わせると、この跳びっぷりと内足でのリカバリは
ワールドカップ並み
らしい。(爆)
あそこでナントか内足ターンからリカバリー出来ていればカッコよかったんだが・・・(^^;)
転倒してしまったのは残念だが、それでもとっさにあれだけ内足が動いたのはよしとしよう。
これからはオイラのことを
内足のファンタジスタ
と呼んでくれたまえ。
( ´-`)フッ
ちなみに今回は痛みのために、道具にダメージが無かったかどうかを確認する余裕も無いままに帰宅し、今に至っている。
動画を見る限り、スキーに曲がりがあるかもしれないかなぁ。
ハートGSは使いやすくて気に入っているが、すでに7、8シーズンは使っているはずなので最悪、駄目になっていてもあきらめはつくかなぁ。
道具に対しても保険が効くはずだが、使用年数を考えたら二束三文だよなぁ。
足首周りのダメージを考えると右のブーツは瞬間的にかなりたわんだはずだが、そちらのチェックもしていない。
昨シーズン、かなりの手間をかけてやっとフィッティングしたブーツなので無事だと良いのだが・・・・。
これは外観チェックした限りでは大丈夫そうなのであまり心配はしていないのだが。
まあ、そんなわけで転倒原因はわかった。
今回の斜面は割と急な方である。
斜度で言うと30度弱くらいだと思う。
まあ、一般的に言えば「急斜面」に分類されるのだろう。
・・・・と言うわけで、
・比較的急な斜面でのセット
・シーズンはじめで滑り込み不足
・同じくシーズンはじめでバーンコンディションが悪かった。
・若干の降雪があり、天候も悪かった。
こんな悪条件がそろってしまったがゆえ、怪我につながってしまったのだろう。
何よりも滑り込み不足だったというのが一番の反省だな。。。。
それでも関節そのものや、そうで無いまでも前十字靱帯や側方靱帯を痛めても不思議が無いような変な転び方にもかかわらず、比較的単純で治りやすい怪我だったのは幸運だったと言えるだろう。
ひとえに、丈夫に生んでくれたお袋のおかげといっても良いかもしれない。。。
感謝感謝。。
あ、種の方にも少しは感謝しないと。
オヤジ、さんきゅ。
バキッ!!☆/(x_x)
冒頭で書いたとおり、ダメ元で3月半ばと下旬の草レースへのエントリーだけはしておくつもりだ。
最悪、ちゃんと滑れなくても、雪の上には立てると思う・・・・いや、立つつもりなので遊びがてらいくのも悪くは無いだろう。
治すぞ-っ!!!
さ、カルシウムを摂取だ。(^^)v