昨日の与太話でも少し触れたが、バイクに無意味な改造を施して爆音をまき散らす連中が大嫌いである。
ああいった頭の悪い連中の気が知れない。
別にいわゆる暴走族だけのことを言っているのでは無い。
普通のまじめなライダーでも格好いいからとか軽量化という言い訳のもと、消音効果がかなり低い排気系を装着している人は世の中に掃いて捨てるほどいる。
ボクはああいったバイクが大嫌いだし、そういう改造をする人も嫌いなのだ。
長いことバイクには乗ってきたが、一度として騒音や排気ガスをまき散らすような改造はしたことは無い。
もちろん、あちこちアフターマーケットパーツを使って仕様を換えたりはする。
しかし、自分としてはいわゆる
改造
とは一線を画しているつもりだ。
あくまでも便利にするため、快適に乗るためである。
吸気、排気系は基本的にいじらない。特にマフラーは絶対にノーマルだ。
音がうるさいだけ
値段も高い
少々軽くなるのだけがメリット
というサードパーティのマフラーをつけるメリットを見いだせない。
よく、どこそこのマフラーにしてコンピュータチューンをするとパワーが出るとか言う話を耳にするが、本当にその幾ばくかのパワーが必要なのか?という疑問が常につきまとう。
おそらくは自己満足の世界だ。
繰り返すが、
俺のは逆(輸入)車だから、フルパワー仕様だぜぃ!!
と自慢する馬鹿たれもいるが、あんた、そのパワーをどれだけ使ってんの??と聞いてみたい。
完全にリーガルな行いであればとやかく言うつもりはないが、排気系の改造はほとんどの場合、イリーガルだ。
仮に何とかっていう認定をもらっているマフラーだとしても、やかましいことに変わりは無い。
繰り返すが、ネット情報などを見ると、やれどこそこの排気系にしてROMチューンをしたら、ダイナモで何馬力出たとか出ないとか言っている人も多いが、ナンセンスだ。
今年の北海道では4サイクル250ccの非力なバイクで走り回ってきたが、パワーを使い切れる喜びを感じこそすれ、馬力不足でのストレスなんてほとんど感じなかった。
もちろん、改造ではないが、手足が触れる部分の操作性を好みに合わせるための改良はしている。
ブルーサンダーに実施している改良ポイントは
、
ハンドル
グリップラバー
アクセルカラー
ブレーキレバー
クラッチレバー
ミラー
タンク
シート
ステップ
と手足が触れるところでノーマルのままなのは、ブレーキペダルとチェンジペダルだけと言っていい。
だが、これらはすべてポジションや操作性などを自分の好みにアジャストさせるだけであり、下品な音やくさい排気ガスをまき散らしたりはしない。
だから胸を張っていえる。
オイラはノーマル派なのだ。(^^)v
ちなみにWR250Rというバイクは今時のバイクにしてはノーマルでも排気音がやや大きめである。
特に音量そのものよりも
破裂音あるいは炸裂音
と形容されるような
ぱぱぱぱ
という音が耳障りで唯一気に入らない点だった。
しかし、北海道ツーリングの途中から少し音質が変わり、耳障りな炸裂音がほとんど聞かれなくなった。
距離を重ねていくうちにだんだんうるさくなることはあっても、静かな方向に音質が変わるというのは初めての経験である。(^_^;)
理屈もメカニズムも不明のままだが、オイラにとってはウェルカムである。
ま、それでも音量はやや大きめであることに変わりは無いので、自宅の前ではエンジンをかけたらすぐに走り出す、あるいは到着したらすぐにエンジンは切る。
こういった配慮もバイク乗りとしては必要なことだと思う。
小さな子供やお年寄りが寝ているかもしれないし、体調を崩している人だっているかもしれない。
そんなときに爆音を聞かされたらたまったものでは無い。
法律の範囲内の音量ならばいいという問題では無い。
自分にとって好ましくない音はそれがたとえ、ピアノの調べだろうが、小川のせせらぎだろうが、疎ましく思えるものなのだ。
今の時代にバイクを愛好するものとしては是非、自らに問いかけてほしいと思う。
あなた、周りの人に迷惑をかけてはいませんか???