大昔、コンビニの書籍棚においてあったのを何気なく手に取った本がこれ。
初めて読んだ片岡義男だった。
それ以来、社会人になるくらいまで、片岡作品はほとんどすべて読んだ。
もとはと言えば、バイク乗りならば一度は読んだことが有るであろう、
大藪春彦の「汚れた英雄」
のあとがきだか、解説だかを片岡が書いていたのを読んだのをきっかけである。
その中でいちばんスキなのが
時には星の下で眠る
で有る。
オートバイシリーズ?のひとつだ。
このシリーズでは
彼のオートバイ、彼女の島
がいちばんメジャーかもしれないがボクは、時には・・・の方がスキだ。
他には
長距離ライダーの憂鬱
とか
幸せは白いTシャツ
なんてのもあったけど、内容がほとんど印象に残っていない。
片岡作品はタイトルがしゃれているのが多くて気に入っていたのだが、ラジオが泣いた夜以外でタイトルがいちばん好きなのは
ドライマティーニが口をきく
で有る。
確か短編集だったと思うが、タイトルにもなっている「オチ」の下りはかなり気に入っていた。
このところ、バイクづいている。
そして、時期的に夏休みの北海道ツーリングの企画を練っているところでもあり、バイクに思いをはせる時間が長くなっている。
そんな中、ふと思い立ってバイクが登場する小説をネットで探してオーダーした。
古本だ。
しかもかつて持っていたもの。
久しぶりに読んでみたくなったのだ。
冒頭の「時には星の下で眠る」も探したのだが、法外な値が付いているので購入は見送った。
これは何度となく読み返した本だ。内容は記憶している。
頭の中で読み返すことで我慢するとしよう。
今日は天気が悪いのはわかっていたので出かけるのはあきらめ、部屋の掃除とバイクいじり・・・・と思っていたが、思った以上に雨と風が凄いのでバイクいじりは見送り中。
午後には回復傾向という予報を信じて、今はまったりとコーヒーを飲みながら、たまった新聞と雑誌を読んでいる。
