ことわざの意味が誤解されている例としてよく上げられるのが、
情けは人のためならず
である。
本来は、情けは人のためではなく、いずれ自分に戻ってくるものであるという意味である。
しかし、情けをかけることは人のためにはならないという意味と誤解している人が多いという話を聞く。
今回の震災では、このタイトルの言葉を思い出すことが多い。
インドネシア、中国、台湾などで地震や津波、台風などで大きな被害を被った際に日本が支援したとことに恩義を感じている人たちが、今回の震災に向けてさまざまな形で支援をしてくれているという話を聞く。
国内でもそうだ。
新潟地震で被災した人たちが、今度は自分たちが何かをする番だと言って、ボランティアなどの支援活動を買って出ているという話もよく聞く。
まさしく
情けはひとのためならず
である。こうしたポジティブな連鎖は長く続けたいものだ。
そんな中、菅首相が被災地の避難所を回った際に、
頑張ってくださいしかいえないのか。具体的な施策をうってくれ。
といわれたそうだ。
もっともである。
菅さんだけが、あるいは民主だけが悪いわけではないと思うが、何かと足の引っ張り合いをしてきた政党政治のツケが回ってきているのだろう。
その証拠に統一地方選で惨敗した民主の代わりに自民が躍進したわけでもない。
小粒な政党が少しずつ議席を増やしただけと言って良いのではないだろうか?
(みんなの党が議席をのばしたのはかなり不思議ではあるが・・・・)
全体としては、やや自民よりになったことだけは事実ではあるが、だからといって自民に何かをする力と知恵があるとも思えない。
ここはひとつ、政治家のセンセーがたも我田引水は一時的でも良いから棚上げして、互いに協力できないものだろうか?
ま、無理だろうなぁ。そんなことが出来るくらいならとっくにもっとマシな政府ができあがっているはずだ。。。
それから、政治家じゃあるまいし、体調不良を理由に入院していた東京電力の社長さんが福島を訪れたそうだ。
いまさら・・・・そして命知らずな・・・・・(^_^;)
正直、そう思ったよ。(苦笑)
避難所生活を送っているひとの中には、なぜ県庁に行って、ここには来ないと言いつつも、ここに来たらタダじゃ済まなかったというひともいたとか・・・・
社長個人がすべて悪いわけではないのだろうが、会社を代表する立場でありながらなすべきことをしなかったという意味に於いてはやはり責任は重い。。。
余震も相変わらず続いているし、原発もまだまだ余談を許さない。。。
せめて、あとは時間が解決してくれるという状況になって欲しいが、まだまだ時間がかかりそうだ。