最近の気象情報などでよく使われる言葉だ。
大気の状態が不安定なときなどに発生する、局所的かつ集中的な豪雨のことである。
夕べも都内と近郊の各地でものすごい雨になった。
ボクが帰宅するときは、まだ本降り、土砂降りだった。
ボクが帰ろうと思ったときはすでに降り始めから2時間近くが経過していたが、なかなか小降りにならないので覚悟を決めてスクーターで走り始めた。
首都高速の入り口まではいつもどおりの裏道を使ったのだが、予想通り、すでにあちこちで道路が冠水し始めていた。
一番深いあたりではスクーターのフロアに届きそうな水深だ。
エンジンに水がかかるのはまあいいが、電気周りが心配だった。
点火系が水でトラブると豪雨の中で立ち往生することになる。
対向車が遠慮なく、引き波を立て、水しぶきを浴びせかけてくる。
くっそーっ!!
てめぇえっ!!
徐行するとかってぇ、配慮はねぇのかっ!!
ばかやろー!!
悪態をつきながらも万が一にも水の深いところで止まったり、転倒したりということが無いように、慎重に走る。
普段通る道とはいえ、水の下は見えないので石ころ一つでバランスを崩しかねない。
3車線の真ん中で立ち往生している軽トラックを見かけたが、悪いが素通り。
ボクの目の前のトラックなどは追突しそうになって急ブレーキを踏んでいた。
危ない危ない・・・・
首都高速に乗ってしまえば、後は安心だ。
・・・・と言いたかったが、年間ベスト(ワースト?)3に入ると思われるいうくらいの土砂降りだ。
雨粒は小さいので体に当たって痛いということはないが、絶対的な雨量がすごい。
高速といえども路面全体にうっすらと水の膜がはっている状態だ。
周りの車もさすがに60km/h程度でゆっくり走っている。
こちらも無理しても仕方ないので、あまりしぶきを上げない小さめの車の後ろについておとなしく走る。
しかし、この手の集中豪雨というのは本当にある場所を過ぎるとパタッとやむものである。
馬の背を分けると言うが、この日もまさにそうだった。
夕べも都心部に入ったとたんに雨がやんだ。
そして自宅近くでは、路面は濡れてさえいなかった。
こういう天気って困るんだよなぁ。