ここ数年、ワークス撤退に加えてモリワキの不出場など、かつての盛り上がりを知るものにとってはさびしさが付き纏う鈴鹿8耐。
かつてのメーカーの代理戦争の様相を偲ぶ要素はほとんどないといっていいだろう。
ただし、バブル期を過ぎて、ある意味原点に戻ったと考えるべきかも知れない。
偉大なる草レースである。
しかし、セミワークスマシンを手に入れた有力チームは、ワークス無き今こそが優勝のチャンスとばかりに力を入れてくる。
今年も連覇を目指して参戦表明しているヨシムラを筆頭にカワサキやホンダの有力チームも本気で頂点を狙ってくる。
残念ながら、ヤマハだけは昨年から脱力気味だが、リーマンショックから抜けきれない今はまだ仕方ない。
それでも、ヤマハ系のチームはいくつかでる。
真夏の長丁場のレースだけに波乱やドラマも生まれる。
ライダーだけではなくチームクルーまで一体となったヒューマンドラマだ。
それが8耐の魅力でもある。
大昔、入場者数が15万人とも20万人とも言われていた時代にチームクルーとして参加したことが何度かある。
レース終了後に打ち上げられる花火を見上げ、結果が良かったときは湧き上がるような喜びが、悪かったときは、やり場のない口惜しさがこみ上げてきたものだ。
その後、10年近くのブランクを経て、ここ数年は、写真を撮って楽しむアマチュアカメラマンとして8耐を楽しんでいる。
ファインダー越しに眺めていると、頑張っているすべてのチームを応援したくなる。
今年も
レースフォトグラファー体験講座
(http://www.suzukacircuit.jp/racephoto_s/about.html
)
に参加して、プレスエリアから撮影してくる予定だ。
昨年と同様であれば、土、日ともにホテルエリア内への駐車も可能なので、駐車場の心配をしなくても済む。
今のところまだ空きはあるようだ。
プロカメラマンの指導もあるからあまり経験のない人も安心だ。
さあ、今年は昨年を超える「絵」をとるぞぉぉぉおおおお!!