2011モデル試乗記 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

週末に滑り収めをしてきた。
もちろんホームコース
ホームでの滑走日数は結局21日。シーズン券もようやくモトを取ったと言ってもいいだろう。(笑)


すべり納めももちろんポール練習だった。


しかも今回はボクの所属する競技スキークラブの練習会キャンプに合わせる形で、ICI、アスペン、ジャパーナ、アクティブF(敬称略)が試乗用のスキーを持ち込んでくれたので、来季モデルの試乗をかねて滑りおさめをすることができた。


腰痛がいつまた爆発するかもしれないというドキドキはあったものの、少しでもいい条件で滑り納めをしたかったし、来季の板に乗れるチャンスはここを逃したらもうない。
そんな思いで痛む体に鞭打って?出かけてきた。


用意してくれたスキーはのべ80台っ!!


そのうち、ボクが興味のある競技専用モデルは大回転、スラローム併せて20台程度だっただろうか?



土曜日の午前中はまずは大回転だ。
曇りがちで時折「雪っ!!」が降るようなお天気のおかげで1セット目は硫安要らず。
2セット目からはさすがに硫安を入れ、3セット目をお昼過ぎまで引っ張ったところで、ショートポールでのスラロームを1セット。


日曜は朝いちこそ冷えたがドピーカンだったのでバーンの緩みも早く、1セット目から硫安登場。


とまあ、こんなコンディションでの練習&試乗だ。



木馬の四方山ばなし-ski


午前中は大回転のセットなので、大回転用の競技モデル、お昼時のスラロームのセットのときにスラローム用の競技モデルをいくつか履いた。


一般ゲレンデ向けのチャラいモデルもたくさんあったが、そんなものには興味はない。
(´ー`)┌フッ



朝イチは自前の型落ちフィッシャー188cmで一本。
でもカラダが、怖がっていて久しぶりに転倒。。。(苦笑)


ほどほどに体がほぐれたところで試乗開始。


さほど多くの板は乗れなかったが、仲間と履き替えのタイミングを合わせて、競技モデルだけを選んで試乗した。


大回転

ドーベルマンGSR186cm カンピチューン  
カンピリオのチューンUPがされている板だ。エッジがぴんぴんで引っかかって全くずらせない。ベースだらしが無いのか?(多分0.5度落としてあるかどうかといったところか?)


ドーベルマンGSR186cm アクティブチューン 
同じ板だが、アクティブの斉藤さんのチューン。
ざく雪ではフラットに踏んだままでずらせる。堅いところではちょっと引っかかり気味。でもポールでは気にならず。こっちの方がずっと良い。斉藤さんに聞いたところ、ベースは1度落としてあるそうだ。サイドは88度。

日曜もドーベルマンに再び試乗した。(アクティブチューン→カンピチューンの順に1本ずつ乗った。)
昨日よりはバーンが全体に緩いので、エッジの引っかかり感はカンピでさえ、許容できる。
緩いバーンではエッジが食いつきすぎるイメージはなく好印象。
良くも悪くも相変わらず、ノルディカの乗り味。
どこまでも切っていきますっ!!ってかんじ。

嫌いじゃ無いなぁ。(笑)



エランGSX182cm女子モデル
男子用の188cmがなかったので試しに試乗。 
軽やかに曲がって良いのだがエッジが甘い。チューンの問題か?
土曜の晩に友人がエッジをメンテして翌日乗ったところ、結構調子良かったようだ。
お気楽草レースには良いかも知れないが、やっぱり女子モデルは物足りないかなー。。。




ヘッド188cm 
バーンが荒れてきからの試乗だったのでよくわからず。
おいらの腕では硫安で固まった荒れたバーンでは扱い切れない感じ。
自前のフィッシャーに戻ると、同じバーンでも安心して傾けるのでこっちのほうが良いジャンってのが初日の第一印象。
しかし、評判のいい板だけにきれいなバーンで評価したいと思い、日曜のセット替え直後のきれいなバーンでもう一度乗ってみた。
結果としては良い意味で鈍い感じ。慣れてくれば安心して足を外に出せそう。
悪くはない。でも、買うかといわれるとボクは今のフィッシャーで十分という感じかな。




ハート188cm
初日は荒れたバーンでの試乗だったため、トップがはたかれてばたつき、あまり良い印象無し。綺麗なバーンならOKだろう。自分のハート(4、5年前のモデル)とあまり違いは感じず。
日曜の朝一にきれいなバーンで再び試乗。
悪くない。抜けも走りもエッジホールドも良い。でも自分のハートと比べて買い換えるほどの差を感じない。全体に板がしっかりした感じはあるけど。(実際にスキーの強度を上げるために少し厚くなっているらしい。)
武田さんに確認したところ、ベースは0.5度、サイドは87度だそうだ。ベースが0.5の割りに振り出しでの引っかかり感はまるでなく、それでいて傾ければしっかりエッジがホールドするイメージ。
いいなぁ。。。
でも、やっぱり買うほどのこともないかなぁ。。。(笑)



フィッシャーの穴あき188cm 
来季モデルからは色が黄色→白に変更になったが、黄色いほうが「らしく」て好みだなぁ。
しかもこの板はなかなか空かず、ようやく履けた時には、SLにセット替えだったため評価できず。スラセットの間でフリーをしたがわからず。

コース外では穴から飛んでくる雪つぶてがものすごく気になる。
友人たちの評価では今年モデルとの違いはほとんど感じないとの事なので、ボクの型落ちフィッシャーの延長線上にあるのだろう。




フォルクル 187cm
サイドに滑走面素材を貼ったモデル。
乗った感じはなかなかいい。ラインの自由度が高く、荒れたバーンの中でさえライン修正が可能であり、上から攻めていける。
ただし、自由度が高いのはじつはずらしているだけかも知れず、タイムが出るかどうかはよくわからず。
フィーリングは非常に良いがタイムは出ないというのは良くあることだ。この辺は短時間の試乗だけでは判断出来ない。
サイドエッジワックスを塗ったときのような振り出しやすさを感じる。サイド面のP-Texの効果か?
気になる1台ではある。。。




ディナスター185cm
確か1本だけの試乗。なんだかよくわからなかった。
特別悪いとも思わなかったけど、良いとも・・・・
むむむ。。。。(^^;)




GS用の板はこのほかに、
エラン188cm
ブリザード 188cm?
ストックリ 188cm?

などがあったが時間切れで試乗できず。

アトミックD2やサロモンは、有っても179cm程度の短いモデル(女子用?)だったので試乗せず。




お次はスラローム


エランSLX 165cm
一本のみの試乗だったが張りが強い感じ。
5、6年前の一般競技用モデルのSLXを持っていたが、あれと同じ印象。張りが強くきっちり押さえ込んでいくには脚力が必要な感じ。ボクのよれた脚では扱いきれない。


ハート 165cm
今でも試合で使っている古いハートと同じく素直。特にくせが無く良いのだが、今もっている古い板と比べてどうなのか?と言われると大差ない感じ。
買いなおすほどじゃないかなー。。。



フィッシャー穴あき 165cm
素直な感じ。ハートと同じようかな。微妙に違う感じもするがよくわからず。



サロモン LAB板
実はGSもSLもLAB板が市販されるようになってからまともに試乗したことがなかった。そんなこともあり興味津々で試乗した。
第一印象は、絶対的な重量が重い。特にビンディングから前が重い。リフトに乗っていると脚が引っ張られる感じ。GSよりも重いのではないだろうか???
そのおかげか、ターンでもトップから切れ込んでいく感じで非常に好印象。
でも、ボクのレベルでは(特にスラロームでは)板がどうのこうのと言う以前に
練習しろっ!!
という感じなので、特に購買意欲はわかず。(苦笑)





まあ、こんな感じで練習&試乗会で今シーズンのすべり納めは無事に怪我もなく終了。。。




数年前のようにスキーの長さやサイドカーブの規定が毎年のようにコロコロ変わっていた時期は、板の良し悪しの差はかなり大きかったが、最近はレギュレーションも安定し、各メーカーも進化したおかげで、

違いは有っても差はない

と言っていいレベルだと思う。
あとは乗り味に対する好みとか相性で選べばいいのだと思う。

第一、イヤーモデルが変わっても所詮、フィッシャーはフィッシャーだし、ノルディカはノルディカ、ハートはハート。
基本的なフィーリングは同じなのだ。

だから、古いハートを今でも現役で使っているし、型落ちのフィッシャーでも違和感なく使っている。


来年のアイテムはこのままかなぁ・・・。
気分を変えて違う板に乗りたい気もするけどね・・・・


今日、ハートのGSとSL板をアクティブの斎藤さんのところに預けてきた。
まだまだ現役で働いてもらうために、チューンUPしてもらうのだ。(^_^)v




ちなみに今回滑ったポールセットについて。
インターバルのある、さほど難しくないセットだったのだがバーンがすぐに荒れてくるのでラインをキープするのはかなり難しい。(ボクのレベルでは・・・である。)

そんな中で、一度失敗して腕が旗門に引っかかってしまったときのこと。
左手が引っかかり体が起こされた。
左で払ったポールとフラッグでつながっているほうがぐるんとねじれてきて、ボクの背中をこれでもかというくらい強打してくれた。

帰宅後の鏡で確認したが、見た目は特にあざもないのだが、3日たった今でも強烈に痛い。触るとずきずきする。

とほほほ。