写真は何度も繰り返し眺めるモノだ。
そして、写真はプリントして初めて写真といえる。
これは、ポートレート撮影でお世話になっている馬場信幸氏の口癖だ。
数年前、馬場氏の主催するババロア撮影会に頻繁に行っていた頃は教えを実践して、眺めるだけではなくプリントしていた。
しかし、3年半前にモータースポーツ撮影を始めてからというモノ、全くと言っていいほどプリントしなくなっていた。
理由は明快だ。
あまりにも撮ったカットがヘボなのでプリントするに値しなかったからだ。
その後、1年くらいしてからはかろうじてネットでの公開(http://www.ne.jp/asahi/mokuba/red/index.html
)をしつつ、自分でも何度も眺めるようにはなっていた。
しかし、やはりプリントする気にはなれなかった。
おそらく、最後にプリントしてから3年近くが経っている。
しかし、今年は久しぶりにプリントしてみようと言う気になった。
3シーズン、自分なりにかなり真剣にモータースポーツを撮ってきた。
残念ながらあまり人様にほめられる事はないが、自分では少しずつ様になってきたと思うところもある。
先日、今年の撮影したカットからマシと思えるモノを選んだ。
まだセレクト途中だったが、同僚でバイクレースや写真に興味のある仲間に少し見せてみたところ、意外にも好評だった。
しかし、そんなことで調子に乗ってはいけない。
ボクは写真展などにも時々足を運び、見た写真の善し悪しを自分自身の中ではランク付けをしている。
だが、見ているのはあくまでもプリントされた写真だ。
ボクが普段ネットで公開しているモノもそうだし、今回ボクが友人に見せたモノもデジタルデータである。
実はパソコンで見る写真というのはバックライトがある状態で見るので本来の出来の2~3割増しでよく見えるモノなのだ。
それは以前から気づいていたので今回はきちんとプリントして再評価してみようと言う気になったのだ。
幸い、キヤノンのIP9910というA3までプリントできるプリンターを持っている。
そこで、今年の年間のベストショット候補をRAWデータからおこしなおしてみた。
多少のトリミングやトーンカーブの調整程度の手を加えつつ、30枚程度まで候補を絞ったのでこれらをプリントしてあらためて自分で眺めてみようと思った。
今日の午後、時間があるのでプリントをはじめた。
サイズをいくつにするかで見栄えがかなり違うが、普段のネット公開とは違うサイズにしたかったこともあり、A3をデフォルトに選んだ。
しかし、途中でインク切れだ。
ボクのインクジェット式のプリンターは染料6色タイプだ。
そのうちの「フォトマゼンダ」が無くなった。
幸い、買い置きのインクが各色揃っているのでさっそく入れ替えた・・・・・・
(^^;)
だが、何を勘違いしたのか、別の色のカートリッジを外して、新しいモノを入れてしまった。
そう、マゼンダを外して、フォトマゼンダを入れてしまったのだ。
当然、出てくる色はめちゃくちゃだ。
おまけにそれに気づいて修正した際に、隣のカートリッジ(黄色)に触ってしまい、きちんとはまっていない状態でテストプリントを重ねたので、変なプリントを量産してしまった。
ミスに気づいて修正するも、色の違うインクが混ざってしまったこともあり、何枚も捨てプリント・・・・・
結局、気を取り直して、プリンタドライバの各ジェットの強制クリーニングモードを行い、何とかリカバリ。。。。。
かなり焦ったぜ。。。。
まだ、途中だが、実際にプリントしたモノを見てあらためてマシなモノを選んでファイルするつもりだ。
日頃世話になっている人たちに、機会があれば見せてコメントをもらいたいと思っている。
果たしてどんな厳しいコメントを頂けるやら・・・・・(笑)