むずかしい・・・・。。。 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

流し鳥・・・・・


じゃなくて、流し撮り。。。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!



カメラ雑誌の別冊で流し撮りの特集本が出た。


木馬の四方山ばなし-book

出てすぐの時にヨドバシでパラパラと立ち読みをしたのだが、そのときは買わなかった。
しかし、その後、気が変わり、買ってみた。
この手の本が売っている店に行く時間はないため、例によって通販だ。


ま、それはそれとして、先日の立ち読みの時のこと。
その中で、へぇ~っと思ったのが


ズーム流し


のページである。


木馬の四方山ばなし-zoom



ズームを使った撮影技術では

露光間ズーム

などもあるが、流し撮りをしながらズームを操作する「ズーム流し」には意表をつかれた感じ。


言われてみれば、そう言う手法があっても当たり前といえばそれまでだが、自分としては考えたこともなかった。
たとえズームレンズを使って撮影していても撮影中の(というか、正確には露光中の)ズーミングはおこなわず、いかにブラしたい部分はきれいにブラし、止めたい部分はきっちり止めるか・・・・という点にしか考えが及ばなかった。



撮影シチュエーションにもよるのだろうが、ボクの所有レンズである程度「ズーム流し」をトライするのに使えそうな焦点距離のレンズはこの2本だ。


100-400mm
70-200mm


24-70mmも持ってはいるが、よほど近づける、あるいは引きのショットを狙う場合以外にはちょっと厳しいだろう。


このうち、100-400ズームは直動式のズームなので自宅で「素振り」をするまでもなく、まともに「止まり」そうな気がしない。(^^;)

その点、70-200はリングを回すタイプ。しかも全長は変わらないのでレンズの持ち位置も変化しない。



頑張れば何とかなるかもしれない・・・・




・・・・・ってことで週末の菅生で試してみた。

(まあ、撮れるかも知れないと思ったのは幻想に過ぎないことをおもいしらされるのだが・・・・・)



立ち読みでは作例写真をチラ見しただけなので、


シャッター速度はどのくらい?
ズーミング速度は?
ズームはUP?それともDown?


など、いざ試す段になって何も読んでいなかったことに気づいた。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!



どっちにしても自分で体験してみるしかないので、いろいろやってみた。

先週末に鈴鹿でトライした友人の話ではたとえ軽量レンズであっても一脚を使用した方が良いということだったが、今回は

70-200mmF2.8+x2テレコン

という組み合わせでトライしたので結局手持ちのままで撮影した。



しかし、予想できたこととは言え、いざ、試してみるとこれがまたとてつもなく難しい。
通常のスローシャッターで被写体を「止める」のにも相当苦労するし、その打率だってかなり低い。
そこへ持ってきてズームの操作をしなければならないのだ。


ズームリングの操作に気持ちが行くと、被写体がフレームアウトしてしまうし、仮にフレーム内に何とか収めたとしてもブレブレで、何を撮っているんだかわからないカットを量産してしまうことになる。




木馬の四方山ばなし-sippai01   1/20

木馬の四方山ばなし-sippai02   1/15

木馬の四方山ばなし-sippai03   1/15

まるで抽象画のようだ。(爆)



試行錯誤の末、今回の装備での撮り方として、行き着いた結果がこうだ。



レンズの三脚座を利用する。
手のひらで三脚座を支え、人差し指はレンズの先端方向に伸ばして、レンズをしたから支える。
そして手のひらと、ボディを握った手、そしてファインダーに押しつけている目(というかおでこ)の3点でカメラを安定させるのだ。

ズームリングの操作は、親指と中指の指先だけを使って、つかむのではなく引っかけるようにして、レンズの重さを支えることなく、ズームリングを軽く回すことだけに専念させる。


これで、何とかズームを動かしながらもそこそこのスローシャッターを切ることが出来るようになってきた。

狙いがずれているが、少しずつましになってきている。

木馬の四方山ばなし-masi??



ワンセッション30分~40分の走行で、はじめの10分と最後の5分程度で、ズーム流しにチャレンジした。

それ以外の時間帯は普通の撮り方。。
だって、うちに帰って画像が全滅じゃ哀しいからさ・・・・(苦笑)


なまじ、難しい撮影のあとだけに・・・・・・
125分の1秒がずいぶん楽に感じる。

500mmとの組み合わせでもフレーミングにさえ気をつければある程度は撮れる。


木馬の四方山ばなし-osae01  400mm 1/125

木馬の四方山ばなし-osae02  500mm 1/125

木馬の四方山ばなし-bunann03  500mm 1/125




菅生から帰宅すると通販で買った本が届いていた。
今更ではあるが、拾い読みをした。(^^;)


くだんの本によると、自分に斜めに向かってくる被写体の方がいい結果が出やすいと言う話だった。



今回の撮影はコーナーのイン側だが、セーフティーゾーンがそこそこあるため、近づいてくる感じ・・・・とはちょっとちがう。

ボクを中心にマシンとライダーがぐるーっと回り込んでいく感じかな。



シャッター速度やズーミングの速度と焦点距離をいろいろ試しながら取ってみた。

とにかく、無難な(速い)シャッター速度では、そこそこ「止まる」が、ズームをイジッテもいじらなくても絵に変化が出ない。


でも、1/20とか1/10とかで撮ろうとすると、まず「ブラさないで撮る」だけでも難しい。


2倍テレコンを入れているので140-400相当のレンズを1.3倍のボディに装着している。
これを手持ちで1/30以下で止めるのは結構大変だ。ボクの腕では普通に撮ってもまだまだかなり打率が低い。
そこに加えてズームリングの操作だ。


なかなか結果が出せないので結構辛い撮影だった。(笑)




取りあえず、それなりに「止まった」カットはこんな感じだ。



木馬の四方山ばなし-sukosi01   1/20

木馬の四方山ばなし-sukosi02   1/40


撮った本人には(結果の善し悪しは別にして)、少しはズーミングによる変化が出ているのはわかるが、知らないひとには絶対にわからない程度の差でしかないようだ。(T_T)




それに雑誌をよく見たら・・・・・・



木馬の四方山ばなし-3/150

何だ、プロの流し撮りスペシャリストでさえ、成功は150カットで3カットだけだ。(セレクトの厳しさがおいらとは何百倍も違うけどね。)


素人が200~300枚程度を見よう見まねで撮っただけではうまくいかなくて当たり前。落ち込む理由はない。(^_^)v


ちょっと安心した。(爆)

次回はコーナーのアウト側で試してみよう。




それにしても・・・・


8耐以来、1ヶ月ぶりの撮影。

しかも土曜日はほとんど手持ち撮影。しかもずぅ~っと脚立の上に立ってた。


握力、肩、背中、腰、股、ふくらはぎとまんべんなく筋肉痛だわ。(T_T)


おまけに脚立を挟んで立っている時に足にあたったところが青タン状態。

どひひひー。


二日経ってだいぶ治まっては来たものの、まだまだ・・・・(^^;)


肘から手首方向に3cm行ったあたりの「腱」に筋肉痛のツボがあって、そこを反対の手の親指で押すと気が狂いそうなくらい、


イタ・気持ちいいぃ~(うふん・・・)



よくマッサージしておこう。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!