ボクは高校生の頃からバイクに乗り続けている。
従って旅行に出かけるというと、電車と言うよりはバイクで・・・という形が当たり前だった。
そして長距離、長期期間の旅行になればなるほど、単独行動が多かった。
ざっと思い出せる若い頃のロングツーリングはこんな感じだ。
18才の夏:和歌山(約8日間)
19才の夏:北海道(約20日間)
22才の夏:富山(約5日間)
23才の夏:長野(約7日間)
24才の夏:宮城(約8日間)
単独行動で行ったツーリングだとやはりいろんなことが記憶に残る。
すばらしい風景や、大雨に降られたこと。
峠で転んだ時のこと。
パンクや故障などハードのトラブル・・・・
いろいろなことが思い出として残っている。
しかし、一番印象に残るのはいろいろな人との出会いや親切にされたことだと思う。
例えば、大学1年の夏休み。
和歌山県までのツーリング
250ccバイクに乗り始めてまだ半年足らずのキャリアだったし、もちろん初めてのソロ・(ロング)ツーリングだった。
当時はカッパなどもろくなものを持っていなかったので雨に降られればパンツまでびっしょりになって走ったものだ。
確か岡崎のあたりのユースホステルで知り合ったバイク乗りがいた。
当時のボクには彼が60才を優に超えているように見えた。
ハーレー乗りだった。
彼とはいろいろ話をしたが、
ボケないためにバイクに乗っているんだよ。
という台詞がウン十年経った今でもボクの頭に残っている。
ボクも少しずつ経験を積んで、あのときのオヤジさんに近づきつつあるのかもしれない。
ならば、若い人にはもっとバイクの楽しさを伝えたい。
安全に楽しむ方法を教えてあげたい。
同年代のオヤジたちには、今はやりのリターンライダーになるように勧めたい。
そんなことを思う今日この頃である。
就職直後こそ、毎年のように夏はロングツーリングに出かけた。
年末年始と5月連休はスキーだった・・・(^^;)
しかし、いつしか単独での遠出はだんだんしなくなっていた。
15年ほど前に後輩に誘われて久しぶりに北海道を訪れた。総勢5台のオフ車でのツーリングだった。
久しぶりの北海道は楽しかったが、今考えるとこのときに行った場所、走ったルートはほとんど憶えていない。
むしろ、何もわからず経験も浅かった19歳の時に訪れた時のことの方が鮮明に覚えている。
やはり自分で行きたい場所を決め、ルートを確認しながら走った道でないと憶えていないようだ。
これは過去に行った日帰りや1泊2日程度のツーリングでも同じだ。
ボクの場合、人について走った道はほとんど記憶に残らない。
だから、昨年、久しぶりにひとりで行った北海道は楽しかったし、刺激も大きかった。
今年も昨年ほどではないにせよ、やはりいろんな刺激を受けた。
来年ももし行くことが出来たなら、
富良野、帯広、阿寒湖、旭川
に囲まれたあたりを集中的にとことんダート走行をしてみたいと思う。
毎日移動して宿を替えるのではなく、2日おきくらいの移動にして、中日は空身でダートに行くのだ。それに道東の旨いものツアーを組み合わせれば、満足度のたかいものになりそうだ。
もう今更、宗谷岬などには用はない。
あ、米倉涼子似の女性にはちょっとだけ未練があるが・・・・
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
空身で走れるんなら、もっと本気で攻められるバイクで行きたいという欲求も出てくる。
アフリカ象も良いバイクだし、楽しいが、所詮重量車。無理は利かない。
その点、軽量の250ccクラスのオフバイクで思い切りダートを攻めたいという欲望がわいてくる。
モトクロスコースのように同じところをぐるぐる回るのも楽しいし、練習にもなるが、公道ダートはそれこそ一発勝負、出たとこ勝負だ。
最小限のリスクで楽しく駆け抜けるために、路面や対向車などあらゆる要素を一瞬で見抜いて先に進んでいく楽しさは、MXコースの走行では得られないものだ。
レースではないので必ずしも限界スピードで走る必要はないのは言うまでもない。あくまでも一般公道を走る上での良識の範疇での話だ。
う~ん、CRF250Xのナンバーつきバイクが欲しくなってきたなぁ。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!