すでに何度も書いているとおり、我が家には分不相応なバイクがある。
BMW R1150R ROCKSTER
通称「岩星号」だ。
ガンで亡くなった友人の形見だ。
ボクの手元にきてから、まる3年になる。
非常にかっちょいいバイクだ。オトナのバイクって感じ。
アーバンクルーザー。
しかし、金食い虫だ。
ちょっとした部品ひとつでもびっくりするような値段をぼったくられる。
形見としてボクが引き取って以降、このバイクにかかった費用はかなりの金額になる。
そもそもハンドルポジションがまるで日本人にはあわないのでロードスターのものに変更してなんとか乗れるレベルになった。
亡くなった友人はよくノーマルのままで乗っていたと思う。
しかし、独特のサスのバネ下重量はいかんともしがたく、とてもじゃないがコーナーを攻める気にはなれないバイクだ。
ジェントルに乗る分にはすばらしく効くブレーキなど、オトナのバイクとしての完成度は高い。やはりボクのようにいつまでも小僧を卒業できない庶民が乗るバイクではないのかもしれない。(笑)
引き取ってすぐに初めての車検の時期になった。
それまでの整備経歴がよくわからなかったこともあり、車検はBMWの正規ディーラーに出したら、車よりもお金がかかった。(>_<)
当然、2度目の車検はだからユーザー車検にした。(爆)
この3年の間に、弱っていたバッテリーを交換し、ETCもつけた。
長距離を走るには快適だ。
だが、普段乗るにはやはり大きくて重い。
とは言え、友人の形見だ。おいそれとは手放すことは出来ない。
ところが、別の友人が引き取ると言いだした。
正直、BMWというブランドを所有することにたいする未練はごくわずかにあったのだが、それよりも大型バイクを2台所有する経済的負担の方が大きいので、これ幸いと持っていってもらった。
もちろん、無くなった友人とは共通の仲間だ。大事にしてくれるだろう。
その昔、亡くなった友人が大好きだったバイクを処分するのは可哀想なので、乗らせて欲しいとお願いして、ご両親から岩星号を預かる時に時価相当の金額を支払おうとしたのだが、受け取ってもらえなった。
だから今回ももちろん、金銭のやりとりは無しだ。
ボクが3年の間に投資した金額はレンタル料だった言うことになる。(笑)
まあ、ざっくり10万円/年という感じなので、高級バイクのレンタル料としては高くはないだろう。
大型のONロードバイク。
BMWともなれば所有欲や自己顕示欲はくすぐってくれる。
同じBMWでもR1200GSあたりは乗り味も好みなので欲しい気持ちはあるが、所詮、そんなお金があるわけもなく・・・・
BMWなんて、やはりボクには似合わないバイクだ。(自虐)
ボクはオフ好きだ。
R1200GSも悪くないが、今持っているアフリカツインに乗っている方が遥かに楽しい。バイク用のナビもつけてある。
連休が近づくと今年はどこに行こうかと考えるとわくわくする。
やはり庶民には庶民なりのバイクがあるということらしい。(苦笑)
今後はアフリカ象一筋に愛情を注いでやるとしよう。(爆)
そのアフリカ象。7月には車検となる。
特にこれといって手を入れる必要はないが、念のためにエアクリーナーは買ってきた。
ブレーキ周りの掃除とフルード交換。
エンジンオイル交換。
エアクリーナー交換。
この程度をしたら、灯火器のチェックさえ問題なければ準備万端だ。