自律と克己 | 木馬の四方山ばなし

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ちまたでは豚インフルエンザの話題で持ちきりの昨今、ちょ~古新聞ネタで恐縮だが、本日のネタの導入は古新聞から・・・


官房副長官が女性問題でやめた。

(公式には体調の問題と言うことになっているらしいが。)



いくら不倫していようが、プライベートのことだと言えばそれまでだ。
しかし、内閣総理大臣を補佐する官房長官。そのサブをつとめる人物が危機管理体制を強化している時に不倫旅行とは。
しかも、議員特権であるJRパスを使ってタダでJRに乗ったと言うからせこい話だ。


恐らく、こんなのは氷山の一角で当たり前のように「センセイ」たちが繰り広げている、非常識なことがた~くさんあるのだろう。

まさしく、

どうしようもないもの=政治家

という構図をまたまた裏付けただけだ。




もっともある程度以上の権力なり既得権を手中にした時点で人は少なからず変わるものらしい



数年前にボクが職場で少しだけ役職があがった際に上位役職者に言われた言葉がある。


克己と自律

仮にも人を管理する立場たるもの、いついかなる時も「克己」と「自律」を忘れてはいけない。
己に克ち、自らを律する。
常にそうあれ、と教えられた。


なるほど・・・と身が引き締まる思いがしたものだ。


しかし、程なく、そんなことをえらそーに言っていたはずの上司がまるで自らを律していないのをみて、もうこの人の言うことは信用するまいと心に誓った。

人間、楽な方に流されるのは簡単なのだ。
かくいうボクだってえらそうなことは言えない。水は低きに流れるというが、流れに逆らえずにずいぶんもがいている気がする。



しかし、それにしても政治家の非常識は目に余る。


ごたごたが続いていた民主党の党首選び。
報道をみていると面白かった。

民主党内での支持集めでは鳩山が過半数以上を確保しているという報道があった。
かと思えば、世論調査によると、民主党の次期代表にふさわしいのは岡田だという声が6割を超えているという。


政治家として生き残りをかけて選挙を戦うためには、完全に小沢色を消し去ることに不安を感じている議員様たち。
それに反して、「変化」を求めるが故に(取りあえず)岡田に期待を寄せる国民。


好対照である。


もっとも党首選びは民主党議員たちの「内輪」による投票で決まるのでやはり鳩山になるのかもしれない。

そうしてまた、離れたところできゃんきゃん吠えるだけの何も出来ない民主党に時代が続くのだろう


そう思いながら何となく見守っていたら、なんの議論もないままに鳩山に決まった。

これで当分は自民党政権は安泰だな・・・。

けっ。