http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090320AT3K2000620032009.html
もちろん、心情的には絶対許せないからこのくらいのことをしても良いと思うのだが、あっという間に法案を可決して過去にさかのぼって適用しようと言うのは、いかにもアメリカ人のやりそうなことである。
歴史の浅い国だけあって、国民が一致団結できるような敵(たとえ、それが実体を伴わない仮想敵であろうとも)さえ、仕立て上げることが出来れば、とことんヒステリックな対応をとれる連中だと言うことだ。
かつてアメリカの自動車産業が没落した頃に日本車たたきが起きた時もそうだし、有害物質に関連した中国製品の締め出しもまさにその典型だろう。
もちろん、理解は出来る。
特に今回のAIGの幹部連中などは許し難いと思う。
奴らは会社がつぶれてもすぐに別の会社に移って高給をもらえるだけのキャリアを持っているのだ。
(裏を返せばそれだけの能力があると言えなくもないが。)
しかし、会社がつぶれたら行く当てのない、もっと下層の社員のことを思えば、事業そのものの先行きをさらに悪化させかねないほどのサラリーを平気でもらって逃げ出していく感覚は許し難い。
もっともこれも別の意味で、いかにもアメリカ的ではあるが。(苦笑)
リーマン・ブラザースの役員だって倒産寸前ですらとてつもない収入だったというしね。
ヽ(´ー`)ノ ハア
アメリカの格差社会を全面否定する気はないが、ある意味エゴイズムと同義と言っていいほどの個人主義には正直、辟易とする。